糖質制限をやめることで痩せた経験を持つ自分からすると、糖質制限でダイエットしようとするのはおすすめしません。
というのも、糖質制限は続けても3か月まで。長期的に健康を保ってダイエットを成功させる方法としては不向きです。
糖質制限をせずにスムーズに痩せるためのコツを押さえれば、自分の体に適した体重、体型におさまります。
今回は、どうして糖質制限をダイエットにおすすめしないのか、その理由とリバウンドしないでスムーズに痩せるコツについてまとめています。
健康的に痩せるためのポイントについても、個人的な体験や実感を交えた意見も紹介しています。
糖質制限でうまく痩せられない人や、無理なくダイエットを緩やかに成功させていきたい人は、一度読んでみてください。
糖質制限をダイエットにおすすめしない理由
糖質制限をダイエットにおすすめしない理由は、長期的に続ける食事法として適していないからです。
極端な糖質制限や断糖は短期的な食事法として3か月ほど続けるなら問題ありません。
ただ、健康的に痩せるためには、長い期間をかけて徐々に体を調整していく方がリバウンドしにくくて理想的です。
わたしのように糖質制限で痩せるどころか太る人もいるわけで、そうなるとさらに長期間ダイエットすることになります。
となると、短期間しか続けられない方法は不向きだということがわかります。
では、なぜ糖質を減らす、あるいは摂らない方法を長期間続けるべきではないのか?
理由は、体だけでなく脳の機能に影響が及ぶからです。
血液を構成する赤血球は「100日前後」で入れ替わると言われています。
肌のターンオーバーは28日、と言われる代謝のことですね。
3か月を目安とする理由は「100日」という数字に基づき、赤血球が完全に入れ替わる前に辞めるという意味になります。
糖質制限の履歴や自分の身に起こった嬉しい変化については、別記事でまとめています。
糖質制限をやめるべき理由
糖質は体のガソリン的存在であり、生きる上で切らすべきではない
摂るべき糖質と避けるべき糖質はきっちり分けて扱う必要がある
糖質制限を数年続けて悪化したものが、糖質を摂り始めると良くなった
糖質制限をして増えた体脂肪は、糖質を摂り初めてすぐ落ちた、体が軽くなった
個人的には腑に落ちている理論がありますが、あくまでも素人による理解です。
エビデンスやら論文やらによる証拠的物質は持ち合わせていません。
そうした証明は、筆者のようなただの健康マニアがやることではないとも思っています。
あくまでも個人的な「経験とその体感と調査」による記録とまとめ、が当サイト内の関連記事の内容です。
糖質制限が体に及ぼすメリットやデメリット、なぜ糖質が悪者扱いされるのか、糖質を断つと健康になるという医師の見解などは、ぜひご自身で調べて納得されてください。
でないと、いつまでたっても目新しい健康情報に振り回されることになるでしょう。
糖質制限というひとつのトピックを通じて、これからの世界を生き抜くのに非常に有益なテクニックである「視点を変える」技を身につける絶好のチャンスです。
大げさかもしれませんが、ぜひ有効活用してほしいと思っています。
糖質制限以外でリバウンドせずに痩せるコツ
糖質制限をしなくてもダイエットする方法は他にあります。
どんな食事法を取り入れるかは自由ですが、気をつけたいポイントは共通しています。
- お腹が空きすぎないうちに食べる
- お腹が空いていないときに食べない
- 3か月以上極端な食事制限を続けない
- 自分に合った「ダイエットの目的」を持つ
低血糖になりすぎると、そのあと食べ物を摂ったときに血糖値が極端上がります。
すると血糖値の数値が不安定になり、食事の量や回数を規則正しくキープするのが難しくなるのです。
お腹が空いていないとき、口寂しいからといって何かつまむのはダイエットの天敵ですよね。
糖質制限に限らず、3か月以上極端な食事制限をすることは体のシステム面からおすすめできません。
3か月続けたら部分的に変えるか、別な方法を取り入れるとリバウンドを避けられます。
それから大切なことが、自分のダイエットの目的を明確に持っているか確認することです。
まわりに流されただけで始めるダイエット、想いが伴わないダイエットは途中で辞めるか結果が出にくくなります。
自分はどうしてダイエットして痩せたいのか、ダイエットに成功してどうしたいのか、端的に説明できるような動機を持ちましょう。
健康的なダイエットに必要なもの
糖質制限を辞めてリバウンドしていないわたしが考える、健康的なダイエットに必要なもの一覧です。
- 良質な糖分
- 飽和脂肪酸の多い良質な脂肪
- 適度な筋力
- 良質な睡眠
- 正しい情報収集
1.良質な糖分
すぐにエネルギーとして消費されやすい果糖を多く含む黒糖やはちみつがおすすめです。
(製造過程に注意して商品を選ぼう。)
自宅からのリモートワークが多くなってきた今日、自宅で好きなおやつを摂りやすくなってきました。
小腹が空いたとき、2時間以上ミーティングなどで脳を使う、などのシチュエーションで少量食べておくと脳の働きや疲労感がぜんぜん違いますよ。
2.飽和脂肪酸の多い良質な脂肪
バター、ココナッツオイル、ギーなど飽和脂肪酸が多い脂質を使いましょう。
それ以外の脂質はなるべく避けることが重要です。油に気をつけるだけで体が変わる人も出てくるかもしれません。
どの油を選ぶかは、それほど重要なポイントです。体感があると納得できるはず。
できるだけ良質なもの、プラスチックフリーなものがおすすめです。
3.適度な筋力
筋力は時間とともに衰えるものですが、なるべく維持できるよう日頃から取り組んでいきましょう。
本格的なトレーニングができなくても、座っている間の姿勢を気にする、足を閉じる、歩くようにする、など意識するだけで違ってきます。
動けるようになってきたら、好きなトレーニングを定期的に取り入れてみてください。
負荷がかかっていて「ちょっときついな」と感じるくらいがちょうど良いです。
4.良質な睡眠
睡眠は本当に大事。日中に良い仕事をして、パフォーマンスを発揮するために睡眠の質は非常に重要です。
寝室にはスマホやタブレットを持ち込まない、くらいの勢いが理想的。
ただ、自分の睡眠スタイルを確立するように、使えそうなものを取り入れてみてください。
バロメーターは寝起きの体調です。
起きたときに疲れが残っていなくてスッキリとした感覚があるか、目がしっかり開くかなどが目安になります。
リラックスのためにCBDアイテムを取り入れるという手もあります。
【関連記事】CBD入りオイル・クリームの使用感と効果
寝室に置くのにぴったりなサイズの空気清浄機もおすすめ。
5.正しい情報収集
これからますます「どこから情報を仕入れてくるか」「どこから来た情報を信用するか」という、情報の仕入先が重要になってきます。
正しい情報収集ができれば、良い悪いという目先の意見に惑わされることなく、自分に必要な行動が取れます。
具体的な方法ではありませんが、自分が信じる情報によって思考、行動が左右されることを考えると重要性がわかるでしょう。
Google以外の検索エンジンを使うことも有効ですし、反対の意見を検索することも大切です。
いよいよもって国際情勢、政治、健康医療、スキャンダルなどに関するキーワードでの検索結果表示で、顕著に違いが見られるようになってきました。
試しにGoogleとそれ以外のサーチエンジンで「糖質制限 やめなさい」といったキーワードで検索してみてください。
上位表示されるページの内容や傾向の違いが一目瞭然です。
また、英語が使える人は英語検索もおすすめします。
糖質制限をやめて摂るべき糖質の種類
糖質制限をやめた後に摂るべき糖質は「フルーツ、はちみつ、黒糖、イモ類」あたりです。
1.フルーツ
フルーツに豊富に含まれる単糖類(フルクトース)は、体内でエネルギーとして利用されやすい糖質です。
単糖類は分解され、消化吸収されるのに必要なエネルギーが少ないため、効率的に体内で使用されます。
脳や臓器のガソリンとしてすぐに消費されるルートに入っていきます。
なるべく熟した果実がおすすめです。
2.はちみつ
はちみつも単糖類が豊富なため、エネルギー源として優秀です。
ただし、市販されているはちみつの多くが、純粋なものではなくなっている可能性が高く、品定めが難しいのが悲しい点。
なかなか良質なはちみつが見つからない、どれを購入していいかわからないよ、という場合は、黒糖などを利用しましょう。
3.黒糖
黒糖にも種類があるので、好きなものを見つけるためにいろいろ試してみてください。
ミネラル含有量や加工方法などで見た目や味が変わってきます。
筆者も黒糖愛用者のひとりで、仕事の合間にかけらをパクパク食べています。
4.イモ類
米や小麦粉の代わりに、じゃがいもやさつまいもなどのイモ類がおすすめです。
腹持ちもいいので主食としての役割も果たしてくれます。
ちなみに、じゃがいもにはタンパク質もそれなりに含まれているので、必要な栄養も摂取できます。
摂るべき糖質の食べ方
基本的には食べたいときに食べたいだけ
お腹が空きすぎないうちに食べる
糖質制限をやめた直後は、とくに糖質をたくさん食べたくなる、かもしれません。
それでも、食べたいときに食べたいだけ食べましょう。
体が欲しているということですから、素直に欲求に従うべきです。
「食べ続けてしまって止まらないか心配だ」という人もいるかもしれませんが、大量に食べ続けられることはそうそうありません。
1日食べ過ぎたとしても次の日には食べたい欲求は収まっているはず。
先に紹介したおすすめの糖質を食べた場合であって、加工された糖質を食べてしまっては逆に欲求は大きくなって、食べ続けたくなりますから要注意です。
米や小麦粉系は量を調節
米やパスタ、うどん、パンなどの小麦粉類は量を調節できると理想的です。
糖質制限明けだからといって毎日どんぶりにしっかりと白米を盛って食べるのはどうかな、と思います。
我慢することはないですが、お茶碗一膳分くらいにしましょう。
では、避けたい糖質とは何か?
果糖ぶどう糖液糖やコーンシロップなどを使ったお菓子、市販のパン、調味料、お弁当などほぼすべて、です。
フツーに生活していると、こうした避けたい糖質をどうしても避け切れないかもしれません。
ですので、自炊するときくらいは摂るべきでない糖質を徹底的に避ける、くらいの勢いで気をつけてみてください。
最後に:からだへの思い込みや概念を変えることも大事
糖質制限をしなくても、健康的に痩せることは可能です。むしろ、その方がメリットは多いです。
糖質制限を辞めて以降、むくむことはあっても太ることはない筆者は、糖質制限を辞めて本当に良かったと思っています。
急激なダイエットはリバウンドするどころか、体調にも影響しますし、年齢によっては老化しやすくなるためリスクが大きすぎます。
こんなにいろいろな体型のモデルが注目を集め、海外でも渡辺直美ちゃんは大人気な世界。
SELF-ACCEPTANCE(自己受容)やSELF-EFFICACY(自分の価値を認める)がこれからのスタンダードです。
どんなサイズであれ、どんな肌の色であれ、世界にたった一人の自分にしかない魅力を認めてあげること。
あなた自信の体で快適に過ごすことが何より重要です。
どうして糖質制限が良いのか/良くないのか自分で調べ納得した上で、実践し考え改善していってほしい。
これが、あなた自身が本当に自分の体に合った健康方法を見つけられる手段です。
糖質制限をやめた後、どのような糖質を摂るかによって、体の状態は大きく変わっていきます。
摂り方や種類に気をつけることで、糖質制限中に受けた体へのダメージの回復もスムーズです。
(ガソリンである糖質が十分でなかったため、少なからず傷んでいる)
とはいっても、糖質制限をしてきた期間と同じだけ時間は必要だ、と思っておくと良いでしょう。
糖質制限を2年したら、体がプラマイゼロに戻るまでもう2年必要、といった具合です。
体の状態が真の意味で改善していくのはその後の話ですが、じっくり焦らずに取り組んでいきましょう。
体は自分のそばにいつもいてくれる強い相棒ですから、無理やむちゃをしないで付き合っていきたいですね。
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