30歳でフリーランスになった経緯と仕事のホントのところ

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「フリーランスの人ってどうやって仕事取っているの?」

「独立したいけどきちんとやっていけるのか不安でどうしたらいいか、わからない」

日本でも社畜という言葉が浸透してしばらく経ちました。

働き方革命という名前のもと雇用にも多様性が求められるようになり、副業が法的に解禁になったのもひとつの大きな転換点でしょう。

会社員として雇われている状況に不満があるからと、いきなり退社してフリーとして働くのには不安がある方が多いのではないでしょうか。

今回は、私個人のフリーランス経験談として、30歳でフリーランスになった経緯やフリーランスの気になる現状、本音をまとめています。

暴露でもありますが、過激ではない、かなと思います。

フリーランスや独立を考えている人にとって参考になれば幸いです。

目次

30歳でフリーランスになった経緯

6社転職を繰り返した後、30歳で退社することになりました。(転職についてはこちらに詳しく書いています:

もともとはコンサルティング、カウンセリングを本業とするために会社員を辞めた、というのが本来の(?)理由です。

しかし、他にも退社に至った理由があります。もちろん。

  • 毎月同じ業務を繰り返し作業効率が上がると同時に暇な時間が増えて退屈になった
  • 外資系企業なのに社風が日本で合わない(服装や勤務時間について指摘される)
  • このままこの会社にいてもキャリアアップや報酬アップが見込めない

コンサルティングをやりたい。でも、何もすることがないのに会社に拘束されているのが辛すぎたのです。

「なにもしなくてもお給料がもらえるのだから超いいじゃん!?」

当時よく言われました。

私には耐えられなかった。それだけのことです。

超個人的ver.フリーランスのメリットとデメリット

筆者個人、現役フリーランスで、フリーランス歴はちょうど5年になりました。

現在感じるフリーランス活動のメリットとデメリットをご紹介します。

メリット(スケジュール自由、働く人を選べる、税金を知れる、好きな食事ができる)

・スケジュール自由

一番大きなメリットでしょう。

好きなときに働いて好きなときに旅行に行けて、好きに休める。

体調が悪いときには休めて、天気が悪い日には誰の許可もなしに引きこもっていられる、満員電車に乗らなくて済む(当方乗り物酔いがひどいタイプ)。

本当に幸せですよ。

逆にスケジュールの自己管理が苦手な人にとっては、苦痛かもしれませんね。

・働く人を選べる

クライアントや、希望条件の業務を選べるのもひとつのメリットでしょう。

会社では自分を自分でコントロールすることは、管理職でもない限り難しいと思います。

フリーランスになってからいろーんなクライアントを見てきました。

フリーランスで選べる、というのは本当に有り難いなと感じています。

・税金を知れる

会社員時代から確定申告をしていたので、毎年2月に資料を作成して提出すること自体慣れっこです。

クライアントへの請求書内のしくみや、青色申告の詳細などは知らなかったことなので、一通り学べたことはメリットです。

嫌がられることが多い確定申告まわりですが、個人フリーランスで年収2,000万円以下くらいなら恐れることはあまりないのでは?と感じています。

入力間違いがあれば税務署の方から教えてくれるのも、親切で助かるなーと思いますね(言われたことはありませんが。)

・好きな食事ができる

自炊ができるというのも個人的には大きなメリット。

食事が制限されないことは、働く上で健康を維持するための重要な要素です。

集中力を高めるためには、適切な糖分を適度なタイミングで摂取する必要があり、オフィスなどでは食べられないはちみつや、黒糖が自由に食べられるのは本当に助かります。

外食だとどうしても植物オイルが多くなるので、さらに糖分が適切に取れないとなるとパフォーマンス下がりますからね。

健康管理や食事についてはこちら

デメリット(収入が安定しない、営業が続く、引っ越しが難しい?、確定拠出年金)

・収入が安定しない

フリーランスになりたいと考えている人の一番のネックは、不安定な部分ではないでしょうか。

毎月決まった金額がお給料日に振り込まれる会社員とは異なり、フリーランスの報酬は決まっていません。

今月は仕事があっても、来月もあるとは限らない。継続案件であっても、来月も続くかわからないからです。

個人的には、新卒で入った会社が1年ちょっとで民事再生法適用となったので、会社員でも安定はないということは身を持って体験しています。

だからこそ、フリーランスで不安定でもなんとかなる、という根拠のない自信があるのかもしれません。

・営業が続く

収入の不安定さとも関係しますが、仕事を得るために営業をし続ける必要もあるでしょう。

クライアントとの関係が築けた後は、仕事を紹介してくれることも増えてきますから、それまでは最低でも営業を続ける(案件に応募しつづける)必要があるでしょう。

自分の専門分野を確立しておけば、ブログやSNSを営業ツールとして仕事が来るようにシステム化すれば良いだけのことです。

営業しないための工夫も、フリーランスなら自分で考えて実行して改善する、というPCDAサイクルを回さなければならないでしょう。

・引っ越しが難しい

フリーランスは会社員に比べて賃貸の契約が難しいと言われています。

物件に寄る、といえばその通りですが、一般的には会社員で勤務先が決まっていると問題なく審査は通るところ、フリーランスだとひっかかるケースが多々見られるので、デメリットとしてピックアップしています。

確定申告の書類や銀行口座の残高証明などで、収入や経済的な状況を証明できれば審査に通りやすいという話もあります。

フリーランスでも契約できる物件が増えることを望むばかりです。

(現実的な解決策として、フリーランスでも稼いで法人化する、フリーランス用の賃貸マンションなんかがありますかね)

・確定拠出年金

会社員時代にあった福利厚生の中で、確定拠出年金はひとつありがたかったかもと思っています。

年金がどうのこうのというよりも、確定拠出年金は手取りに影響しないお金だったので、使って投資信託ができていたことが経験になったというだけです。

フリーランスになる時に2年半ほど預けていた投資信託で30万円強の利益を出していたので、その利益分は退職時に支払ってもらえたのも助かった。

フリーランスQ&A・ホントのところ

Q.報酬は相場に比べて低い?

ライター業務に関していうなら、媒体次第で報酬金額や相場は変わってきます。

Webでも出版社や大手企業などWeb以外に歴とした業務を持っているサイトへの寄稿は報酬高めです。

しかし、クラウドソーシングなどでは相場は低いまま。

さらに昨今のGoogleのアルゴリズム云々で相場は上がりそうにありません。

だからといってライティング業務はオワコンなのか、というとそれは違うというのが個人的な意見です。

Web自体はまだしばらくはなくならないし、情報をネットで探す人がいる限りは全うな情報発信をすることは社会貢献になり、経済活動の一貫を担えるはずです。

Q.契約金額を支払わないクライアントはいる?(いた?)

いましたー。

初回分テストライティングを提出しても、一向に連絡してこないクライアントいましたね。

数えられるくらいだけですし、金額も100円前後だったのでマシですが。

クライアントがちゃんとしているかどうか、事前に見分けることも大切ですが、どういう条件なら自分が引き受けたいか、という点を明確にしていれば闇雲に応募してブラック案件に時間を費やすこともなくなるのではと思います。

Q.確定申告は大変?

慣れではないでしょうか。

個人としては書類記入や経理計算自体が苦手ではないので、大変と思ったことはありません。

そもそも、確定申告書類の説明に書かれているとおりに記入して提出、間違っていたら返してくれるから修正して再度提出する、それだけのこと。

税金が高額だと感じたら、私は稼ぐモチベーションにしています。

貯金は絶対崩したくないから、稼ぐ!どうするか工夫する!稼いでいる人を見に行って真似する!など。

「難しそう」「私は収入が少ないから関係ないだろう」と思う前に、一度どういうものなのか知っておくことと、不安や恐れがなくなりますし、適切な対応ができます。

自治体の税務署でも説明会などがありますし、税理士さんに相談する方法もあるので、怖がらずにまずは知ってみましょう。

Q.会社員に戻ろうと思う?

思わないですね。

経営者になって雇う側になろうかとは考えますが、雇われる立場になることは考えないです。

ときどきネットで珍しい職業を見つけると、そういう仕事もあるのか!と刺激にはなりますが、いかんせんこのライフスタイルに慣れてしまったので、もう電車通勤、オフィス勤務は無理ですね。

まとめ:30歳でフリーランスになったのは良い決断であった

良い決断でした。

私個人に合った働き方を確立していくために、フリーランスという選択をして良かったと思っています。

デメリットもありますが、すべてのものごとにメリットとデメリットの両面がありますし、何を優先するかが大事でしょう。

今後どんな働き方をしていくのか未知の世界ですが、世界で活躍していきたいですね。

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