スキルシェアサイトでの出品は、英語ができる人の副業としても有効な選択肢です。
ただ、副業初心者や未経験の場合、何をどう出品したらいいのか、はじめはわかりませんよね。
自由に値段を決められるシステムだと「いくらに設定すべきか」基準も曖昧で、出品するハードルが高く感じられて、結局始められない人もいるでしょう。
そこで今回は、英語副業出品メニュー例とともに、出品メニューの考え方や決め方について紹介します。
翻訳や通訳といったよくあるメニューとは少し特徴が異なっていながらも、需要があって購入実績が多いメニューを中心にまとめました。
出品時に必要となる知識やポイントを知ることができるので、せっかくの英語のスキルを活かすチャンスを潰さないためにもぜひ読んでみてください。
英語副業出品メニュー例7選と必要なスキル
では早速、英語副業向け出品メニュー例を一挙紹介していきます。
(実際に出品されている例を参考にして、正式なメニュー名は使わずに解説しています。)
1.英語付きのメニュー表作成
レストランやカフェなどのメニュー表を日本語だけでなく英語付きで制作するメニューです。
主なスキル
- 英語力
- ポスターやメニュー表の制作・デザイン・出力
日本語メニューに対応する英語の語彙力は必須ですが、日常英会話レベルでもほとんど対応できるでしょう。
翻訳だけでなく、メニュー表をデザインして制作する場合は、制作ツールやソフトを使いこなす技術が必要です。
ワイヤーフレーム(下書き)を制作して、購入者に了解いただいてから、正式に制作して納品するやり方がスムーズでしょう。
PDFやイラレ用aiファイルなど、納品する様式も相手の要望やニーズによって異なります。
理想としては、選べるように準備することですが、最初から納品ファイル形式を限定しておいても問題ありません。(後々トラブルになる心配がなくなる)
見た人がイメージしやすいよう、出品メニューの詳細に全体の流れや目安制作期間、具体的な制作例などを提示しておくことも大切です。
2.海外コスメ成分表の日本語表記作成
海外化粧品の成分表の日本語バージョンを作る、という翻訳メニューです。
主なスキル
- 英語力
- 化粧品成分や化学成分の知識・語彙力
化粧品の成分や化学物質についての知識や理解、ボキャブラリーがあると受注しやすいでしょう。
あとは、専門的な表現や法的な事項なども必要になる場面が出てくるかもしれません。
本業で携わったことがある人の方が安心ですね。
物質名などは翻訳すればでてくるので、化粧品が好きで海外ブランドにも詳しい人もできなくはないかも。
ただ、やはり副業として成立させるためには、専門分野があって知識が豊富な方が始めやすいでしょう。
3.英語を使った海外情報リサーチ
日本語だけでは得られない情報を、英語を使った検索リサーチで集めてくるメニューです。
主なスキル
- 英語力
- ウェブ検索・リサーチ力
ほとんどの人がウェブ検索を1日1回は使うようになったと思いますが、検索を使いこなせている人は少ないのでは。
本当に求めている情報に効率よくたどり着くためには、検索のコツを押さえた実践が必要です。
英語で調べる能力や英語理解力があることが大前提。
特定の分野のウェブ情報に詳しい人やウェブ検索に精通している人、データ分析・資料にまとめる技術などを持っている人に適しています。
4.英語プロのナレーション
声を使った仕事を得意としていて英語を使える人は、英語ナレーションはいかがでしょう?
主なスキル
- 英語力
- ナレーション能力・声
- 録音・編集・保存技術
ラジオDJやナレーターを本業としている人の副業はもちろん、声に自信がある人(少ないかもしれませんが)も取り組みやすいメニューです。
「聞き取りやすい」「いい声だね」と言われたことが過去に何度もある、といった人ですかね。
英語の発音は、ネイティブレベルを要求されることもあります。
ただ、ナレーションの使い道によっては、日本人特有のアクセントがあった方が好まれるので、ケースバイケースでしょう。
あった方がいろいろな選択肢が増えるので、良いに越したことはないですが。
動画コンテンツや動画広告の需要拡大とともに、ナレーターや音響のニーズも高まってきており、注目すべきジャンルといえるでしょう。
5.Shopify海外販売用のストア作成
ネットショップ構築システムShopifyでの、海外販売用ストアの制作です。
Shopifyは、日本でいうBaseのようなサイト。
独自のデザインやレイアウトにカスタマイズして、店舗の質を高められます。
主なスキル
- 英語力
- Shopifyの知識
- Shopifyサイト作成技術
Shopifyの基本的な使い方や規約から、デザイン・レイアウトの変更などサイト作成技術が求められます。
現在、Shopify上でのサイト制作は、動画制作会社が事業として請け負っているケースが多く見られます。
そのため、個人が比較的安く仕上げられるメニューを出品すれば、購入につながる確率は高いでしょう。
国内だけでなく海外のシェアも見越したECビジネスを考えている企業なんかも、取引先候補に入りそうです。
調べてみたらShopify、2020年に日本向けのサイトやアプリもリリースしていますね。
サブスクやPOSシステム、デリバリーなんかにも対応してきているようで、加速度がすごい。
6.ゲームのリーク情報・アップデート情報の翻訳・分析
海外で人気のオンラインゲームに関する最新情報やネタを探してくるメニューです。
主なスキル
- 英語力(ゲーム用語や翻訳力)
- ゲームの知識・技術
- リサーチ力
あらゆる世代と地域で人気の高いオンラインゲームは、ネット上のさまざまなサイトで情報が飛び交っています。
専用の掲示板や最新情報が集まる場所を押さえることができれば、日本で知りたい人に情報を提供することが可能です。
ある程度リサーチ力が求められます。
ゲーム好きな人なら喜んで受けたい仕事のひとつかもしれませんね。
英語とゲームができる人はチャレンジする価値ありです。
7.英語を使った採用広報の取材・記事執筆
英語を使ったインタビュー記事執筆のメニューです。
主なスキル
- 英語力(聞く・書く・話す)
- インタビュースキル
- 取材記事のライティング力
取材ライターは、一般的なWebライターとは違ったスキルが必要になります。
そのため、インタビューができて記事にまとめられるライターはかなり限られているのが現状です。
「英語で取材ができる、内容を日本語の記事としてまとめられる」となると、それはもう本業に値する立派なスキルといえるでしょう。
インタビュー記事というのはまとめサイトなどと異なり、一次情報なので情報としての価値も高く、さまざまな企業やメディアで求められています。
英語でのインタビュー経験がある人や、取材ライターとしての活動を視野に入れているライターなどにおすすめです。
スキルシェアサイト出品メニューの考え方のコツ
スキルシェアサイトに出品するメニューの事例を紹介してきましたが、どれも基本的には英語力+αで構成されていることがわかります。
基本的な出品メニューの考え方をここで解説していきます。
- 英語スキル+αの技術を組み合わせる
- ニーズのあるサービスを出品する
1.英語スキル+αの技術を組み合わせる
「英語力+α」のメニューを考えるのが、基本中の基本です。
英語ができること自体立派なスキルですが、他の技術を組み合わせることで、出品できるメニューが完成します。
- 英語力+Web制作技術
- 英語力+ライティング
- 英語力+イラスト制作
などなど。
翻訳や通訳の出品でも同じで、単に「TOEICスコア950で翻訳できます」というメニューよりも、「飲食関連の翻訳します(英語力+飲食関連の知識と情報)」と打ち出した方が、何をしてくれるサービスなのかが明確なので、必要な人に届きやすく売れていきます。
まずは、自分が自信を持って仕事にできるスキルや、経験の多い作業を英語と組み合わせてみましょう。
そして、自分がどんなものを購入者に納品しているかがイメージできれば、出品メニュー候補として考慮できます。
2.ニーズのあるサービスを出品する
ただ、納品物のイメージだけでは出品するには不十分です。
必ずニーズがあるかどうかを調べた上で、正式に出品メニューを決定しましょう!
市場でニーズがなければ、出品したところで購入されずに終わってしまいます。
自分が得意とすることと、マーケットで求められているものが重なった部分に、出品すべきメニューがあると考えます。
「自分史上最高の商品を作ったのに、ちっとも売れない」という悩みをよくみかけるのは、ニーズに合っていないからです。
(ターゲット層や売る場所が間違っているなどもろもろ可能性はあるものの、基本的にはそういうこと)
需要があるかを調べるために、ウェブマーケティングと呼ばれる専門的なやり方も存在しますが、個人が副業をメニューを考える際は、もっと手軽な方法から始めましょう!
需要があるかを判断する方法
- 売れているサービスやメニュー ◎
- 求人サイトで募集されている案件 ◯
- 過去に人に頼まれたことのある経験 ◎
- 自分で頼みたいと思うメニュー △
実際にスキルシェアサイトで出品されていて、購入実績が多いサービスやメニューは確実にニーズがあります。
まるパクリはNGですが、参考にして自分のメニューを考えることをおすすめします。
というか、出品初心者は必ずここをチェックすべきです。
副業メニューを出品して「買ってもらって」実績を上げるためにも、買ってもらえるものを提供することから始めましょう。
ニーズがある、という意味でいうと、求人サイトで募集されている案件も参考にはなるでしょう。
自分が過去に人に頼まれたことのある作業は、仕事ではなくても「実績」としてあるとみなせます。
自分がメニューを頼みたいと思えるかどうかは、メニューの軸や大まかな内容が決まった後のタイミングにも役立ちます。
自分のメニューがわからないときは相談するのも◎
「自分にはどんなメニューが出品できるのかわからない」という場合は、他人に相談する方法もありです。
他人といっても、出品経験がある人やプロの視点で手伝ってくれる人に、ですね。
ココナラなんかでも「出品 相談」といったメニューでコンサルしてくれる人が見つかります。
英語副業におすすめのスキルシェアサービス
ここまでの話を踏まえた上で、自分で出品できるおすすめのサイトを紹介します。
特にココナラは大手サイトで、出品数や購入数も莫大なので、無料登録して覗いてみるだけでも参考になるはずです。
最後に:ニーズのある出品メニューで英語副業を続けよう
英語ができる人は、英語を使った副業にスキルを有効活用しましょう。
スキルシェアサービスでの出品メニューにはさまざまなものがありますが、自分の強みだけで判断せず需要があるかどうかを必ずチェックしましょう。
ニーズがあるメニューを出品することで購入されて、副業収入が確立できます。
翻訳や通訳はそもそもニーズのある業務なので、そこに自分の強みや得意とする分野を掛け合わせることで、求めている人に届きやすくなります。
記事内で紹介してきた出品メニュー例を参考に、自分の出品メニューを作って副業活動を進めましょう。
Comment