スピリチュアルな話などで「グラウンディングが大事」と聞いたことがありませんか?
現実とメンタルのバランスを取るためにも、グラウンディングは確かに重要です。
ただし、必要でない人はやらなくていいですし、グラウンディングをする目的を間違えないように気をつけましょう。
今回は、グラウンディングが運動や呼吸によってできる理由と、お手軽なグラウンディング方法を紹介します。
スピリチュアル好きな方、精神世界に興味がある方、グラウンディングが気になっている方はぜひ最後まで読んでみてください。
グラウンディングとは
そもそもグラウンディングとは、肉体を持って他人のいる社会の中で、さまざまな体験をしながら、問題には冷静に適切な対処ができる状態という意味です。
いつの間にか別のことを考えていてぼーっとしている、いわゆる「心ここにあらず」のような状態を指します。
集中できずにいろいろを頭の中を考えがめぐるようなときのは、意識自体が肉体から離れています。
私たちは、肉体という器に入って時間や物理的な制約のある地球で生活しています。
肉体を意識することは、命をまっとうするために重要なことなのです。
浄化を適切に行うためにも、肉体を意識する必要があります。
意識が思考を作り、思考が言葉をつくり、言葉が行動を作り、現実となっていくからです。
これは思考の現実化そのままですね。
グラウンディングした方がいい人・状態
グラウンディングが必要だと思われる人や状態を挙げます。
- 極端に夢見がちな人
- 幻想や幻聴がよくある人
- 妄想好きな人
- 瞑想を長時間続けられる人(※)
冒頭に「極端に」とつけておきました。
というのも、妄想や夢見心地になるような時間も悪いことではないと思っています。
イメージングや想像によって、思考→言葉→行動という流れで現実に影響を及ぼす可能性は十分にあるし、人生全体におけるQOLを考えるとそうした習慣はあって良いという意見です。
ただ、わたしたちは重力のある地球で人生を生きている最中で、今は現実と見えない世界のバランスを学ぶ時期に入っています。
極端に偏ったスピリチュアルな考えを持っている人なんかには、現実的な行動を起こさなくても良いと思い込んでいる人も大勢います。
現実的な変化を受け取るためには、現実的なアプローチも少なからず必要ではあります。
ネット収入を得るために、しかけをしておく必要があるのと同じです。
そう考えると、現実かそれ以外かどちらかに偏るスタンスはリスクが高すぎます。
(偏っていると、強制的にバランスを取る場所まで戻らされるから、結局は問題なしですがね。)
※瞑想はメソッドなどによってはしっかりとグラウンディングの役割も果たしており、一概には言えません。
現実から意識が遠ざかっている人のことで、そうした状態が長く続くとどうしてもフワフワ浮きがちです。
西洋占星術を知っている方なら、海王星や魚座、12ハウスが強めのネイタルチャートをお持ちの方、ってとこでしょうか。
魚座や12ハウス重めの人は、単純にグラウンディングした方が良いタイプとは言えない(Paradox的要素強め)ので、なんとも難しいですが。
グラウンディングしたくない?しない方がいいのかも
上記の逆の条件、現実にどっぷり浸かって生きている人なんかはグラウンディングしない方がいいです。
むしろ、目に見えない精神世界や、魔法にも思える意識の使い方とかを少しでも体験してみた方が、今後のためになるかもしれません。
お祓いCDなんかお手軽でいいですね。音なしで流しておくだけでいいし、誰でも取り入れやすいでしょう。
体を動かすこと=グラウンディング
運動や呼吸といった体を動かすこと自体が、グラウンディングになります。
体を動かす(運動)
→感覚を感じられる
→現実での実感が得られる
=グラウンディング
肉体を動かしていることを実感することが大切です。
好きな運動方法を定期的に続ける
体を動かすことは、そのままグラウンディングです。
肉体を使うことで体内外の感覚が刺激されて、意識が現実的になります。
- 音楽を聞きながら全身を使うダンス
- 呼吸と連動するヨガ
- 自然を感じるジョギングや登山
- 他人とのやりとりを楽しめる試合系スポーツ
- 体型や筋力維持のトレーニング
などなど、方法にとらわれず、好きなものを定期的に行うことが大切です。
自宅でおすすめのトレーニングは、今日から気軽に始められます。
まだあるお手軽グラウンディング5選
「自分はグラウンディングが必要かも」と感じた人向けに、お手軽グラウンディング方法を5つピックアップしました。
- 呼吸法
- いつもと違うことをする
- 土の上を裸足で歩く
- 数字で考える
1. 呼吸法
呼吸法は、体内にありながら外気と触れることができる珍しい臓器「肺」を通して体を活性化するもの。
気が頭に上っており、呼吸が浅くなりやすいグラウンディングできていない状態には、特にぴったりです。
おすすめはお腹をしっかり使った腹式の深呼吸。
鎖骨が折れるんじゃないか、と思うくらいまで本気で思い切りやってみてください。
大丈夫です、折れないから。もしかすると、あまりの呼吸の浅さに驚くかもしれません。。
筆者自身は、マスクをつけることが多くなってから寝る前の深呼吸を習慣化しています。
最初は4秒くらいしか吸えないポンコツでしたが、続けているうちにだんだん長くなってきました。
眠りが深くなった気もしているので、睡眠に悩む人にも呼吸法はおすすめです。
2. いつもと違うことをする
いつもと違うことをするだけで、意識が現実と肉体に戻ってきます。
いつもと違う出口を通る、いつもと違うメニューを頼む、などちょっとしたことでOK。
やった後、いつもと違う感覚が残ります。
3. 土の上を裸足で歩く
裸足で土の上を歩くだけでも十分グラウンディングに役立ちます。
アーシングとも呼ばれるこの方法は、近くに土がある人や自宅に庭がある人にとっては最も手軽な方法です。
気が上っているときは、物理的に足の裏が地面についていたとしても、それだけでは不十分です。
裸足で歩くときの感覚を、じんわりと丁寧に感じながら過ごしてみてください。
4. 数字で考える
上記の4つの方法とは多少毛色が違いますが、数字で考えることもおすすめです。
数字は現実的であり、ふわふわした状態から抜け出す手がかりになります。
スピリチュアルや精神世界に傾倒しがちな人が苦手とすることでもあるので、優先的に取り組むと良いでしょう。
お金や成績、身長や体重、人数、ものの量はたいがい数字が関わります。
体重を減らしたいと思っても、1kgなのか8kgなのかでは、本人の意識や取るべき行動、痩せた後のまわりの印象な痩せるまでの時間などがまったく異なります。
お金についてはメンタル面が深く関係するものでもあるので、数字だけとは言い切れませんが、数字なしでは考えられないのも事実です。
目標期限を具体的に定めることも、数字が含まれているのでおすすめです。
数字を決める、数字で分析することで、グラウンディングができ、幻想や妄想の世界から現実に戻してくれます。
5. 香りを使う
香りを嗅ぐことで、今ここに意識を戻すことができます。時間も手間もかからず、一瞬です。
好きな香りグッズを活用しましょう。
まとめ
グラウンディングについて調べている人の多くは、スピリチュアルに詳しい人や興味がある人だと思います。
スピリチュアル的なスキルや能力がある人の意見を聞き入れやすい状態かもしれません。
が、それはグラウンディングが必要な証拠でもあります。
現実とそれ以外の適切なバランスは、自分がもともと知っていることであり、本来の自分を生きていればそんなことは意識しなくて済むものでしょう。
いわゆる「頭でっかち」な状態こそ、運動や深呼吸が必要です!
自分にとってのちょうどいいバランスを保つための、ひとつの方法としてグラウンディングをおすすめします。
体の感覚や筋力を存分に使って、現実世界を存分に満喫できればメンタル面もより充実するはずです。
あなたのグラウンディングの参考にしてみてください。
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