「プラスチック削減のためにステンレスストローにしたいけど、どこで買える?」
「ステンレスストローでタピオカは飲めなさそうだけど、サイズ違いはある?」
プラスチックが海洋汚染や環境破壊の要因として広く認知されている今、一般的なストローの代替品としてステンレスストローが注目を集めています。
スターバックスや外資系企業、世界展開する高級ホテルなど、プラスチックを使わない表明を掲げ始めており、日本でも少しずつステンレスストローが浸透してきました。
今回は、筆者も愛用しているステンレスストローについて、購入場所や大切な洗い方などをまとめました。
プラスチック対策を取り入れて、みなが生きる地球環境へ貢献していきましょう。
ステンレスストローを使うメリット
私たちにとって最大のメリットは、プラスチック削減と環境配慮もあるのですが、何より
環境ホルモンに触れる機会を減らせる
という点。
環境ホルモンが体内のホルモンバランスやホルモンの働きに、影響を与えることはすでに多数の研究論文によって証明されています。(そのひとつがこちら、英語です)
エストロゲンに似た作用を働く物質です。
ストローの他にも、ペットボトルやコンビニ弁当の容器、ホットコーヒーの蓋など、いまやプラスチックは身の回りにあふれています。
今の日本で普通に生活していると、体内にはエストロゲンに近い働きをする環境ホルモンが多く存在していることになります。
つまり、体にとってエストロゲン過多な状況を作ってしまっている訳です。
エストロゲン過多がさまざまな炎症や慢性疾患の要因になっていることは、あまり知られていません。
現に、更年期障害はエストロゲンが不足しているから大豆イソフラボンが必要、といった謳い文句はまだまだ充満していますし、実際に女性はエストロゲンが足りないと思っている人も少なくないでしょう。
でも考えてみてください。
環境ホルモンは過去最高レベルで増えていて、エストロゲンのような働きをしてくれているのに、体内ではエストロゲンは不足している。
矛盾していませんか?辻褄があわないように見えるのですが、私だけでしょうか。
プラスチック対策を行おうとする際、代替品として取り入れるものは、環境ホルモン対策になっているかどうかを考えるべきでしょう。
ステンレスストローは環境ホルモン対策としても有効です。
その他にも、ステンレスストローを使うメリットはまだあります。
- プラスチック削減をサポート
- ストロー代を節約できて経済的
- 丈夫で簡単にへたらない
- 見た目がおしゃれ
1.プラスチック削減をサポート
ステンレスストローを取り入れれば、プラスチックストローを用意する必要がなくなり、プラスチック削減をサポートできます。
SNSや幅広いサイト上で、海岸沿いを埋め尽くしたプラスチックごみの映像や画像を見ませんでしたか?
ポイ捨てなどで正しく収集されなかったプラスチックごみは、海を侵食し、そこで生きる動物や植物たちをも脅かしています。
プラスチックは今やあらゆる商品や食品に使われおり、私たちの身近な物質となりました。
しかし、1日でごみ箱に溜まるプラスチックの量を見てみると、思っている以上に量が多いことに気付かされるはずです。(体験談)
回収されずに放置されてしまったら。自然に戻るまでには相当な時間がかかることは容易に想像できます。
2.ストロー代を節約できて経済的
プラスチックストローを購入しなくて済むので、お金を節約することができます。
安価ですから100本で100円といった商品も見かけるので、家計への打撃は少ないと思っているかもしれません。
しかし、永久的に使うことができるので、長い目で見れば立派なコストカットになります。
3.丈夫で簡単にへたらない
プラスチックストローは簡単に曲がってしまいますが、ステンレスストローは頑丈です。
自分ひとりの指の力で曲げることは、まず不可能。
どんな持ち方をしても曲がらないので、安心して使うことができます。非常に頼りになりますね。
4.見た目がおしゃれ
ステンレスはシルバーで色気のないデザインだと思っていませんか?
氷の入った長いグラスに、コーヒーやカフェラテを入れてステンレスストローをさしてみてください。
かっこ良く決まりますよ!
ストレートの形状だけでなく、飲みやすいようにカーブしたものもあります。
色付きが良いという場合は、カラーのついたものも登場しているので、色違いで揃えてみるのも良いでしょう。
ちなみに、紙製のストローだとカラフルでかわいいもの好きの女子に人気です。
カフェなどでも取り入れられ、インスタ映えするものが多く出回っています。
ステンレスストローのデメリット
- 比較的値段が高い
- 金属の味がするかもしれない
- 慣れるまで洗うのが大変
- 携帯するのが面倒・かばんを選ぶ
1.比較的値段が高い
プラスチックのストローと比較すると、どうしても価格が高くなってしまいます。
目先の金額だけを考えると、明らかにステンレスストローは高額でしょう。
ただ、洗って何度も使い続けられるので、長い目で見ると購入頻度が激減してコスパが高くなります。
金額をどのスパンで考えるか、次第ですね。
2.金属の味がするかもしれない
これは個人的な体験ですが、ステンレスストローにしてから歯をつけると金属の味がする場合があります。
ドリンクの種類によって、とかそういうことではないようです。
筆者、歯に金属が詰まっているので、理由がそこにあるかもしれません。
3.洗うのが大変
食器やグラスと違って、細いストローを洗うのは難しくて面倒と感じる人もいるでしょう。
慣れればどうってことないので、繰り返し使って慣れてしまえば良いだけのこと。
個人的には大変と思ったことはありません。
4.携帯するのが面倒・かばんを選ぶ
いちいち携帯するのが面倒という意見もあるかもしれません。
また、かばんの大きさによっては入らない、ストローを入れるスペースがないといった問題も生じるかもしれません。
折りたたみできる携帯用ステンレスストローはその点理想的です。
マイ箸やマイフォーク&スプーンと一緒に入れておけば、マイストローも携帯しやすいでしょう。
割り箸や使い捨てのプラスチックカトラリー削減にも貢献できて、一石二鳥。
ステンレスストローの購入場所
ステンレスストローは、Amazonや楽天をはじめ、キッチン用品を扱うお店など幅広いところで購入できます。
私は楽天で購入しました。
ステンレスストローの使い方のコツは洗い方にあり!
ステンレスストローは洗って繰り返し使える点が魅力なので、適切な洗い方をして衛生的にキープする必要があります。
ストローには洗うためのブラシが付属しているものも多いので、ぜひ活用して洗うようにしましょう。
基本の洗い方は次のとおりです。
【ステンレスストローの基本の洗い方】
- 食器洗い洗剤をブラシに少量つける
- ストロー内部をブラシで上下しながら全体的にブラッシングする
- よく水ですすいで、乾燥させておく
ドリンクの種類問わず、使った後は洗うよう徹底しましょう。食器と同じ認識です。
日本でも徐々にプラスチックストロー排除へ
アメリカ、イギリスをはじめ世界中でプラスチック対策が取り上げられる中、日本にもその流れが来ています。
プラスチック削減を掲げている企業、団体、国や地域の一例です。
マクドナルド、スターバックス・コーヒー、米ウォルト・ディズニー社、ヒルトン、バヌアツ共和国、台湾、イギリス、シアトル市、すかいらーくホールディングス、北海道の外食チェーン・アイックス、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル
中には、ストローだけでなくプラスチック製のもの全体を削減する脱プラスチックを掲げているところもあります。
さらには、プラスチック代替用の新しい素材を研究開発している企業も複数あるようです。
日本国内でも、プラスチックを減らす動きが公的に見られるのは良いことだと感じています。
ステンレスストローは立派な対策のひとつと言えるでしょう。
まとめ:ステンレスストローは携帯用マイストローにも最適!
ステンレスストローは自分自身のためになるアイテムであり、エコかつ環境配慮にもなります。
頑丈で使いやすい実力派アイテムですので、取り入れて快適な毎日を送っていきましょう。
ステンレスストローで水分補給すれば、日々の仕事や作業もはかどるはず。
脱プラスチックの参考になれば幸いです。
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