英語ができる人向けの副業として、最も一般的なのが英語を教える講師業です。
オンライン上で完結できるレッスンもあれば、家庭教師やスクール型、カフェタイプなどさまざまな形態があります。
いざ講師業を始めようと思っても、イメージが沸かず、どこで何をすればいいかいまいちわからない人もいるかもしれません。
そこで今回は、英語講師の副業を始める具体的な方法を詳しく紹介します。
副業として報酬を確立させるために必要なことや、日本人が英語講師活動をすることについても解説しています。
英語力を使った副業を始めたい方や、英語を教える仕事に興味がある方に役立つ情報なので、ぜひ読んでみてください。
英語講師を副業として始める方法
早速、副業としての英語講師業の具体的な始め方を見てきましょう。
- 英語講師・家庭教師の求人に応募
- 英語学習マッチングサイトに登録
- クラウドソーシングサイトで案件に応募
- スキルシェアサービスで生徒を募集
- 自分のサイトを作成して集客
- 知人・友人からの依頼
選択肢は多数あることがおわかりいただけたかと思います。それぞれ詳しく紹介していきます。
1. 英語講師・家庭教師の求人に応募
英語講師の求人に直接応募する方法は、本業・副業問わず一般的です。
英会話スクールの講師や家庭教師の他、今では、オンライン上で英語を教える講師や、派遣講師の求人も増えています。
企業やサイトによって募集条件が異なり、最低限必要なTOEICスコアがあるケースも少なくないので、応募時によくチェックしましょう。
アルバイトの求人サイトから英語特化型の求人サイトまで、さまざまな場所で求人が公開されています。
可能性を限定せず、探してみると意外なところで希望に合った案件が見つかるかもしれません。
2. 英語学習マッチングサイトに登録
英会話を学びたい人と教えられる人とを結ぶマッチングサイト上で、講師として登録する方法です。
サイト上で希望条件に合った講師に応募して、カフェなどでレッスンを受けることになります。
気軽に利用できる点が魅力で、代表的なマッチングサイトには次のようなものがあります。
「英語講師 マッチングサイト」など検索すると、講師を募集しているサイトを見つけられます。
3. クラウドソーシングサイトで講師案件に応募
クラウドソーシングサイト上で、英語を教えられる人を募集する案件に応募する方法です。
英語講師を募集している企業や個人と、英語を教えられる人を結ぶという意味では、マッチングサイトと似たシステムといえます。
オンライン上のみで完結できて便利ですが、英語講師募集の際は案件応募から実際に講師活動をするまでに多少時間を要する可能性があります。
4. スキルシェアサービスで生徒を募集
ココナラやスキルクラウドなどのスキルシェアサービスで、英語を教えるメニューを出品する方法です。
価格やメニュー内容に制限はなく、サイト利用手数料のみで販売できるため自由度が高いという魅力があります。
教えることに特化したサービスと言えば、ストアカもおすすめです。
5. 自分のサイトを作成して集客
自分のサイトやSNSアカウント上で英語を教わりたい人を募集する、というのもひとつの方法です。
自由なメニューと価格を設定でき、スキルシェアサービスのようなマージンもないので、完全報酬制で取り組めます。
ただ、報酬を確立させるためには、英語講師としての実績や集客技術が必要になるので、副業の最初のステップとしてはやや難易度高めです。
上記の方法や、次に紹介する知人友人からの紹介で経験を積んで、実績としてアピールできるようになると、よりスムーズに始められます。
6. 知人・友人からの依頼・紹介
知人や友人から「英語を教えてほしい」という依頼に答えるのも十分副業として成立させることが可能です。
あるいは、友人の企業での英語講師の仕事を紹介してもらうという手もあります。
副業としての英語講師業のポイント
副業として英語講師業を行っていく上で、押さえておきたい大切なポイントもあります。
- 基本は時給×レッスン数で考える
- 集客するための工夫を取り入れる
- 登録サイト上の規約やルールに注意する
1. 基本は時給×レッスン数で考える
基本的に、時給×レッスン(コマ)数の計算式で報酬が決まります。
報酬を上げたいなら時給を上げるか、レッスン数を増やすかという選択肢に絞られます。
英語講師業を始めたばかりなどで時給を上げることが難しいとなると、レッスン数を増やす必要があります。
土日や週末など活動可能な時間帯は、レッスンを入れられるようにスタンバイしておくと、急な講師のキャンセルの穴埋めやレッスンの依頼にも応えられます。
一方、時給を上げるためには、英語力を高める、時給設定が高い場所で活動する(最低時給が高めの登録サイトを利用する)などのオプションがあります。
英語講師の平均時給は1,500〜2,500円前後で、登録企業やシステムなどによって決まります。
経験を積みながら時給アップを狙うのが、一般的なやり方です。
2. 集客するための工夫を取り入れる
時給という面を考えると、スキルシェアサイトや自分のメディアだけでは自由に価格を決められます。
ただ、レッスン数を増やすために、自分で集客する必要があります。
SNSやブログなどでの発信も有効です。発信に含めたいアピールポイントも考えてみましょう。
- 他の講師にはない自分だけの特徴は何か?
- 自分のレッスンを受けると得られる具体的な変化は?
以上の点をまとめておくと、魅力を伝えられます。
3. 登録サイト上の規約やルールに注意する
実際に講師活動をする上で利用するサイトのシステムや規約を確認して登録するようにしましょう。
企業に登録して活動する場合は、仲介手数料が取られる場合が多いです。
また、指定教材の購入が必要な場合、経費がかかってしまい報酬が減ってしまいます。
必要な費用やキャンセル料、禁止事項となっていることなどは把握しておきましょう。
日本人が英語講師をする上で有利なこと
英語講師は、英語ネイティブの外国人がやるべきもの、というイメージがあるかもしれませんが、英語ができる日本人が英語を教えるメリットも、実は大きいのです。
生徒は英語初心者が多く、英語を身につけるプロセスは日本語で教えてもらいたいと思う人が多いでしょう。
日本語が話せない外国人講師の場合、わからない部分の説明やレッスン日程の調整なども英語を使う必要がでてきます。
一方、日本語講師なら行き詰まったときには日本語が使えるという安心感があり、気負わずにレッスンに励めます。
良い意味で英語を学ぶハードルが低いというのが、日本人講師が持つ強みのひとつといえます。
最後に:副業から始める英語講師の可能性は広い
英語ができる人にとって、副業としての英語講師活動は魅力的です。
対面型だけでなく、オンライン完結型やスクール型など、やり方によっては幅広いスタイルを確立できます。
副業としてスタートして経験を積んでいけば、やがて本業にすることも可能です。
無限大の可能性秘めている英語講師業に、ぜひトライしましょう。
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