フリーランスライターとして稼ぎ続けるには【未経験からのライター業】
- 2019.11.19
- 2021.02.19
- ライティング

未経験からライターとしてライティング業務を始めるハードルは現在非常に低く、誰でも参入しやすい環境が整っているように見受けられます。
ただし、参入したは良いものの、未経験からすぐにスイスイと稼げようになるとは決して言えず、文字単価3円で3,000文字の記事を月に5件など受けるなど、稀。
稼ぎ続けるために作業量を増やさなければならない、そして本業との両立が長引き、結果体力も気力もどんどん消耗してしまう、そんな状況に陥ってしまうかもしれません。
文字単価が自動的に上がるようなシステムや、研究期間が終わって文字単価が3円以上に上がって記事数もこなせるような案件は少ないので、ライターとして稼げる状態を自分で作っていく必要があります。
今回は、実際に未経験からライター業を始めてしばらく経った後の、ライター活動を続けながら稼ぎ続けるにはどうすればいいのか、というトピックについてまとめていきます。
継続的に仕事を受け続けるためにはライティング力が高いだけでは不十分なので、何を増やす意識が必要か考える際の参考になれば幸いです。
未経験からライターとしての実績を重ねた後の流れ
ゼロからライターとして実績を重ねるためには、まずは「量」をこなします。
個人的な体験を通しての結論として、Webライティング自体が未経験という場合には「感覚的にWebライティングのやり方を身につけることも大切」だからです。
副業的に始めるのが無難でしょう。しかし、3年ほど前よりも現在は案件の二極化傾向が見られ、きちんと稼げる案件を見つけられれば単価は1文字あたり1円を切ることもないように見受けられます。(印象ですが)
ただし、ライティング自体が未経験である場合には、まともな案件で稼げる条件(ライティングを受け入れる体制が整っていて、記事数もある程度確保できるプロジェクトかつ企業など怪しくないクライアント。。。)を受けられにくいです。
そういった場合は、クラウドソーシングなどで量をこなして経験値を上げる方法があります。
フリーランスライターとして稼ぎ続けるには
フリーランスのライターとして稼ぎ続けるためには、何が必要なのでしょうか。
ライティング力+αが必須
ライティング力が高いのは、ライターとして当たり前です。
文章を書くのが好き、日本語が得意だといった理由だけでライティング業務が継続できるかというと、そうではないといえばわかりやすいでしょう。
ライターとして稼ぎ続ける=仕事を受注し続けられるためには、ライティング力にプラスして他のスキルや能力が必須です。
「こうしたらもっと記事やサイトが良くなるのでは」というアイディアを謙虚に提案するとか、迅速に修正対応するとか、前回よりも短時間で質の高い記事を仕上げてくるとか、修正指示がないように毎回セルフチェックを細かく繰り返して納品するとか(修正指示はないのが理想です)。
思いつくだけでもたくさんあります。気づいたことからどんどん実践していきましょう。
クライアントとのコミュニケーション力も継続を左右する
フリーランスであれば当然必要なコミュニケーション力も欠かせません。
言うまでもありませんが、マナーや礼儀、納品期日に遅れない、遅れそうなら事前に連絡しておく、わからないことは質問し確認しておくといった対応力は必須です。
また、相手がどういう人と一緒にプロジェクトを進めたい、と思っているかを的確に読み取れるようになると、ぐんと仕事しやすくなります。
人なしでは仕事を受注することができないので、将来的に仕事の幅も広がっていくはずです。
フリーランスライターとして成長を続けるために
「クライアントがどういう人材を求めているか」とともに「自分がどういうライターを目指しているか」を念頭に置きながら日々のライティングに取り組むことが、成長のキーと言えます。
文字単価が上がれば良い、といった目の前のゴールだけを追っていると、達成した後は成長が止まり、すぐに衰退する日々が待っています。
そもそも、Webライティングを受けるライターにとっては文字単価が高いからといった、サイト自体を閉じるなどの自分以外の要因によって継続的に受注できなくなることも日常茶飯です。
自分の力だけではどうにもならない要因によって、仕事がなくなってしまう状況を予防するために、リスクヘッジとして請け負う案件を複数にするなどの対策が必要でしょう。
それから、専門分野や自分の売りとなるライティング特技があれば、PRしやすいのでぜひ専門力を磨いておいてください。
専門分野なんかないわ、なんでもやってやる、という(筆者と同じ状態からスタートする)人であれば、はじめは量からスタートしましょう。
ライティング業務をこなしつつ経験値を積む過程で、専門にしたい分野が出てくるでしょうし、たくさんこなして専門になってしまう分野が決まってくるものです。
幸い筆者は実績のあるクライアントに恵まれて、専門分野がなかった期間にはジャンル問わずにライティング業務を振ってもらうことが多々ありました。
ライティング力を上げつつ、クライアントの求めるものに答えつつ、丁寧かつ迅速な対応は忘れずに業務を行うことが大切です。
別記事でもまとめていますので、参考にしてください。
フリーランス歴5年のライターが仕事を受け続けるためのコツは「提案力」
PS.フリーランスであることのリスクヘッジを計画しておく
案件は突然打ち切りになることが多いのがWebライティングの辛い点でもあります。
突然といっても今月いっぱいまで、など少し前倒しでは周知してくれるはずなので、必ず1ヶ月前までに教えてくれるような丁寧なしくみにはなっていません。
案件がなくなると報酬も減りますので、営業する必要が出てきます。
ひとつの案件だけに頼っていると案件がポシャったときにダメージが大きくなりますので、複数の案件を掛け持ちしておくことをおすすめします。
それぞれの案件ごとに異なるマニュアルや納品方式などがあり、対応していくのは大変に感じるかもしれませんがリスクヘッジとしては有効な方法ではあると思います。
ポシャることのない案件に携わっておく(大手企業運営サイトや大手メディアでの記名ライティングなど)、案件を複数かかえるクライアント(ライターとクライアントとの仲介役的なポジションの方)と仕事をする、といった方法なら安定感はあります。
しかし、フリーランスである以上安定を求める姿勢は極限まで減らしておく必要があるでしょう。
フリーランスには安定という言葉はついてこない、そう思って活動しておく方が柔軟対応ができるからです。
実際、安定を最優先するならアルバイトなり会社員なりで給料を確保すればいいのですから。
どんな有名大企業に努めていても、リストラがやってくる時代ですから、雇われている=安定という方式時代が怪しくなってきています。
だからこそ、フリーランスとしてリスク管理できる人間は、どんな時代になっても強い対応力と、自分だけの武器を仕込むことができるのです。
フリーランスならではのメリットを生かして、しなやかに時代を渡っていける仕事術を身に着けておきましょう。