フリーランスライターが業務を通じて身につけたライティング術
- 2019.10.28
- 2021.02.19
- ライティング

Webライティングを続けていくうちに、否が応でも身につけられたライティング術は数しれず。
今回は、ライティング術についてまとめていきます。
すべて業務を通じて、実際にクライアントや校正者から学ぶことができた技術です。
副業ライター、フリーランスライター、ブロガー問わず参考になる情報だと思うので、無料で公開します。
今後ライティング業務をやってみたいと考えている方、迷っている方も一度目を通してみてください。
言葉遣い・文体に関するまとめ
「ですます」調で書くときに「です」「ます」は交互にする
文体を揃えたら、語尾を変えてみます。
「〜です。」の次には「です。」を続けず、「〜ます。」や「〜でしょう。」など違う語尾を使うのです。
これだけで、文面の印象がハイレベルに感じられます。(胡散臭い言い方ですが、そう感じませんか)
実際にこのサイトの記事を書く際にも意識しているので、読んでみて下さい。
読みやすい文章に「です。」あるいは「ます。」が何度も連続していることは少ないはずです。
ただ、どうしても致し方ないときは「ます。」が2、3つ続くときもあります。
読んでいて違和感が感じられない程度に抑えられればOKでしょう。
構成やリサーチに関するまとめ
SEOの本当の使い方?
SEOは検索エンジンでどのキーワードを入れれば記事が上位に表示されるかを、逆算して記事を作り込むことを指して使われることが多い単語です。
ライティングの際には、SEO経験(SEOを意識したライティング、構成作成)について尋ねられることも増えてきています。
見出しに検索キーワードを入れることで、ページへ訪れる人(アクセス数)が増えるでしょう。
しかし、見出しだけではなく本文にも自然な流れで見出しに沿った内容が書かれていないと、SEO対策の効果が薄くなってしまうので注意です。
導入も大事!
これ、最近始まった傾向ですが、決まった型にはめただけのような導入文は、読まれません。
訪れた人が知りたい情報が入っていること、読み終われば悩みが解決すること、有益な情報が詰まっていることなど、伝えたいことを網羅している必要があります。
多少長くなっても良いので、導入文には必要な情報を盛り込んであげましょう。
見出しの次の一行目に結論を
「結局何が言いたいの?」という答えを見出しの次の文にします。
見出しに「補正下着選びのただひとつのポイント」とあれば、すぐ下の文で「補正下着選びのただひとつのポイント、それは正しいサイズ選びです。」というように答えを書きます。
答えがかかれていることで、読み進めやすくなりませんか?
答えが最後の方に書いてあるページや文章の方が、読まれるんじゃないかと考える人も少なくないかもしれませんが、実際に読んでみると、
- 結論が最初にあると次の文章が頭に入りやすい
- 結論まで飛ばして読んでしまって、それまでに書かれていた関連事項が頭に入ってこない
- 結論にたどりつく間に、そのページを開いた理由を忘れてしまい、結局時間の無駄
などの気づきがありました。
見出し→結論→理由や具体的な例→もう一度大切な結論を繰り返す
という流れも親切だと感じます。
仕事を受けることに関する余談
できることとできないことの境目を持つ
要するに、自分がどこまでできるのかの境界線を把握する必要があるということです。
構成作成はできないけれど、ライティングは経験豊富で自信がある。
構成からライティングまで一貫して担当できるが、少し時間がかかる。
納期は3日以内は難しいが、2記事まとめて1週間以内なら納品できる。
できないことを受注してしまっては、自分が辛くなるだけでなくクライアントのプロジェクト全体が遅れる原因になるなど、迷惑をかけてしまいます。
その後の継続受注にも影響するので、最初の段階でお互いに明確にしておくことが大切です。
不明な点はクライアントに質問して、確認してから業務に取り掛かること。
当たり前ですが、最も重要なので改めて書き残しておきます。
質問をして嫌な顔をするクライアントはほとんどいません。むしろ、そういうコミュニケーションが取れないクライアントとは良い仕事をするのは難しいでしょう。。
質が高くコミュニケーション能力が優れたクライアント様に感謝しています。
ライティング業務は「文章を書くのが得意な人」だけのものではない
事実、筆者はライター歴5年ではありますが、小学校から大学卒業、プラスその後3年は国語が嫌い、読書が嫌いでした。
いま実際に文章を書いて仕事をしているというのは、とても奇妙な流れであり、縁であると感じています。
国語嫌いの自分がライターになれたことによって、自分の中で人の才能についてのある結論が出ました。
「大好きなことだけでなく大嫌いなことのまわりにも、その人の才能があるのかもしれない」
自分の才能や天職について考えることが、人生の中で一度はあることでしょう。
そんなときには考えながらも日々の生活を大切にし、一通り考えた後は目の前の仕事に精を出してみて下さい。
縁はひょんなところからやってくるものです。そして、努力する人、悩みながらも諦めない人のことは、どこかで必ず誰か(天)が見ています。