人生の中で、誰しも自分の才能について一度は考えたことがあるでしょう。
学校での検査や就職・転職活動における適性診断、占いや診断ツールなど、才能について確認したくなるタイミングや方法はさまざまです。
すべての人に必ず何かしらの才能が備わっているといわれますが、自分自身の才能は気づきにくいもの。
才能を見つけて活かせる仕事に就くことで、自分らしい人生の実現や収入・キャリアの向上につながります。
そこで今回は、気づいていない自分のスキルを見つけるための才能発掘と、仕事に才能を活かす方法ついて紹介します。
- 自分の才能を見つけたい
- 自分に合った業種や職種で働きたい
- 自分が持っている能力の活かし方を知りたい
- 転職先は決まっていないが仕事を辞めたい
- 今の仕事が自分に合っていない気がする
以上のような人に役立つ情報となっていますので、ぜひ読んでみてください。
才能を見つけて仕事に活かすことのメリット
才能とは、自分が生きる上での目的や意味のありかを指しています。
才能に沿った仕事をする方が成果も出やすく、自分の成長も効率的になるので、さらに発展していきます。
もっというと、才能を見つけて仕事に活かすことは、自分らしい人生づくりに必須だということです。
また、才能を活かした仕事をすることによって以下のようなメリットも得られます。
【才能を活かして仕事をすることによる精神面でのメリット】
- 才能を活かして仕事をする
- →得意なので行動の量と質による成果が出る
- →満足感が得られ、心に余裕が生まれる
- →やりたいことや大切な人に時間とエネルギーを費やせる
- →人生が豊かになる
精神面に加えて、経済面、つまりお金に関するメリットももちろんあります。
【才能を活かして仕事をすることによる経済面でのメリット】
- 才能を活かして仕事をする
- →十分な報酬が得られる
- →お金のための苦手な業務や嫌な環境での労働から開放される
- →関わる人に喜ばれる
- →社会や世の中の役に立っている充実感が得られる
- →工夫や努力が続けられ、さらに発展していく
隠れている自分のスキルに気づく!才能の見つけ方の基本
隠れている自分のスキルに気づくための、才能の見つけ方の基本として、以下のポイントが挙げられます。
- 激しく感情が動くこと
- 寝食を忘れて取り組めること
- 長年続いていること
- 人に褒められること・指摘されること
- 喜ばれたこと
- 助かったといわれたこと
- 目の前のタスク
自分の上記ポイントを、ノートやメモに書き出してみてください。
持っている才能はひとつではないので、思いついたものをどんどん書き出していきましょう。
好きなことを仕事にする風潮が流行っていますが、才能の意味を考えると通じていることがわかります。
ただ、好きなことだけが才能の種ではありません。
「自分の才能がわからない」「好きなことが見つからない」と思っている人も、他の観点に注目することで才能発見につながります。
例えば、好きの反対にある「嫌い」も重大なヒントになります。
好きや嫌いという反応がある=自分の中にその種があることを意味しています。
本当に自分に必要のないものには無関心でいられることが多いので、大きく気持ちが揺さぶられるのは才能のサインといえます。
また、時間が経つのを忘れて熱中できることは、才能を見つける大きなヒントです。
長年続いている趣味や特技のまわりにも、才能が転がっていることが多いので、よく観察・分析してみましょう。
自分自身での分析と並行して、他の人に聞いてみると新たな発見があるはず。
友人や家族から指摘されたことや、褒められる、喜ばれるなどの反応があったものなどは、よく言われる才能のありかです。
最後の「目の前のタスク」というのも実は大きな才能のひとつです。
今の仕事、今の生活環境、今の人間関係、にも才能が大きく関わっています。
ライティング業務は文章を書くのが得意な人だけのものではない
一例として、筆者の経歴を挙げます。
現在、筆者はライター業もしていますが、小学校から大学卒業、プラスその後3年ほどは国語や読書が嫌いでした。
ひょんなきっかけからクラウドソーシングでライティング業を始めることとなり、年月が経っていきました。
昔は作文も読書も嫌いでしかたなかった自分が、日本語の文章を書くことを仕事にしているという不思議。
当然ながら、最初は量を徹底してこなしましたし、専門書を読む、文章が上手な人の言葉や言い回しをメモる、検索上位の文章を読む、などスキルアップに必要なことは積極的に取り組みました。
ただ、途中で辞めようと思ったことが一度もないことも不思議です。
文章を書いて仕事をしているというのはまさに奇妙な流れであり、同時に縁だとも感じています。
勉強が苦痛でしかたがなかった嫌いな教科には、才能が潜んでいる可能性があります。
勉強が嫌い=勉強が必要ないほど関係する能力を持っている、と解釈できる、と身を持って証明しています。
仕事に才能を活かす方法
仕事に才能を活かす方法は、大きく2つに分けられます。
1.才能を活かした仕事につく
2.目の前の仕事で才能を活かす
1.才能を活かした仕事につく
才能を活かした仕事を探して、転職する方法です。
才能を仕事に活かす、というと転職や独立起業をイメージする人が多いでしょう。
先に紹介した自己分析を通して、自分の才能を発見したら、その才能を活かせる仕事や職種、企業を探します。
企業に転職する場合は、適職診断や性格検査なども有効です。
実際に多くの転職エージェントが求人探しのために実施しており、エージェントに登録して利用することもできます。
フリーランスや個人事業主、会社設立など独立起業もひとつの選択肢です。
才能を活かした仕事をするために、組織から離れる場合、独立してやっていくためのスキルが必要ですが、やりながら身につけられます。
「今の仕事がつまらない」「もっと楽しめる仕事がしたい」という場合は、才能を活かせる仕事への転職も検討しましょう。
2.目の前の仕事で才能を活かす
もうひとつは、目の前の仕事の中で才能を活かすことです。
ただし、副業やサイドビジネスで才能を使うのではなく「目の前の仕事に対していかに自分の立場を変えるか」を考えます。
先ほどの話とはちょっと視点を変える必要があります。
前提として、今いる場所や持っているお金、仕事、人間関係などすべてのものがすでに自分の使命だと捉えるのですね。
今やっている仕事はすでに自分の使命であり、自分らしい人生を歩むための要素である、とします。
とすると、仕事を変えずとも、目の前の仕事で達成感やお金、成長を得られれば良い訳ですね。
「今の仕事で活かせるような才能を自分は持っていない」と思われるかもしれません。
それでも大丈夫です。目の前の仕事に真剣に向き合うことから始めましょう。
給料や業務内容、オフィスの人間関係など不満を感じていることに対して、どうなったらいいのかを具体的にします。
理想の状態になったとき、どんな風に感じるか「こうなっているだろう」という感覚を想像してみます。
その状態を自分の中に中心としてキープしながら、目の前の仕事に取り組みます。
一見効果がなさそうに思えるかもしれませんが、転職や独立よりも実は効率が良かったりします。
目の前の仕事に対する自分の内側が変わることで、外側が影響を受け、仕事全体が変わっていきます。
そして結果的に、自分の才能を活かす方向へと道がつながっていくのです。
最後に:才能がないからと諦める必要はない
国語嫌いの自分がライターになれたことによって、自分の中で「大好きなことだけでなく、大嫌いなことにも人の才能がある」という才能についての結論が出ました。
人にはたくさんの才能が備わっており、才能を認めて活かすことが人生の使命につながっています。
才能を活かす方法には「仕事を変える」方法以外に、「今の仕事への取り組み方を変える」方法があります。
目の前の仕事に取り組むことが、長いスパンで見たときに自分らしい人生の重要な要素になっていきます。
自分の才能や天職について考えることが、人生の中で一度はあることでしょう。
そんなときは、才能を活かす仕事について考えながらも毎日の生活を大切にし目の前の仕事に精を出してみてください。
縁はひょんなところからやってくるものです。
努力する人、悩みながらも諦めない人のことは、どこかで必ず誰か(天)が見ています。
目の前の現実に対する自分の中を変えることこそ、自分の才能を活かす道へとつながっています。
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