在宅時間にオンラインで英語を学びたい、上達させたいという人にぴったりなオンライン講座(MOOCS)をご紹介します。
MOOCS=Massive open online courseの略で「誰でも受講できるオンライン上の大規模に開かれた講義」という意味です。
Ivy League(アイビーリーグ)など海外の有名大学の講義まで、無料でオンラインから受講でき、中には受講証明書を発行しているところもあります。
今回は、海外の無料オンライン講座(MOOCS)の中から、特に英語を学ぶのにおすすめのプラットフォームやクラスを厳選しました。
- 自宅での自由時間を学習にあてたい
- 海外の有名大学の講義を聴いてみたい
- 英語力を独学で上げたい
- 本場の生きた英語を習得したい
- 英語の授業を受けてみたい
- オンライン講義・MOOCSに興味がある
こんな人におすすめの内容です。
海外のオンライン講義おすすめ【英語学習編】
1.Future Learn
Future Learnは、Open Universityという40年以上の実績を持つイギリスの通信教育が開発。
23もの海外のトップ大学やBritish Councilをはじめ、大英博物館や大英図書館とも連携し、多彩な講義を公開しています。
トップページの上にあるメニューからSubjectをクリックすると、学習分野が表示されるので、Language(言語)をクリックします。
Learn English(英語を学ぶ)のコースから
English for the Workplace
職場で英語を使いたい人のための英語クラスです。
Job InterviewからMeetingまで、英語ベースの職場環境で働く人に必須の英語が学べます。
仕事に関するスキルをアピールする、引き継ぐ相手の理解を確認する、など具体的なシミュレーションができて実践的です。
Basic English 2: Pre-Intermediate
住んでいる街や日々の活動についての説明など、日常的な英会話を学べるクラスです。
大学進学に向けての英語の基礎力を身につけられるレベル、と説明があります。
1週間あたりの授業時間が4時間と長いのですが、英語のベースがある人ならスムーズに進められるでしょう。
参加してみて難しいと感じたら、ひとつ前のレッスン(Basic English: Elementary)から受講することをおすすめします。
2.coursera
2012年の設立以来、約2,500万人に利用されている世界最大級のオンライン学習プラットフォーム、cousera。
イリノイ大学やインペリアルカレッジロンドンなど、学位がもらえるコースも充実しています。
courseraは日本語表記に対応しているので、英語がわからない人でも使いやすいでしょう。
トップページの「検索」から言語学習>英語学習と進むと英語のクラスが表示されます。
Grammar and Punctuation
英文法と発音に特化した英語クラスです。
動詞の活用形やコンマの正しい使い方、異なる構文の書き方のマスターを目標としています。
短い動画を見てノートを取り、自分で書く、話すといったアクションを起こして学んでいくようにとアドバイスがあります。
次のレベルでは、エッセイや論文の書き方を学ぶので、その前段階として押さえておきたい内容です。
English Composition I
大学で求められるレベルの英作文スキルを身につける講義がこちら。
論文やエッセイを書く際の、適切な引用の仕方や問題提起、効果的な文章構成やライティング過程の効率化など充実した内容で。
英語で文章を書くことによって、ブログやSNSなどでの発信、翻訳などに役立ちます。
English for Business and Entrepreneurship
英語圏、世界でのビジネスをする上で必須の英語力を身につけるコースです。
マーケティングやビジネス英語を学びたい方にぴったりな内容となっています。
Speak English Professionally: In Person, Online & On the Phone
プロフェッショナルな英語力を身につけるための講義です。
営業時の電話でのやりとりをロールプレイしたり、文化的な要素を理解したりと、英語でコミュニケーションを取る際に避けては通れない要素を網羅しています。
話しながら使うジェスチャーについて、文化的な背景を配慮した柔軟対応ができるように教えてくれます。
英語のボキャブラリーを増やすことはもちろん、ビジネスや日常生活における英語のスピーキングやコミュニケーション全般のレベルアップにおすすめです。
各コースの使い方
プラットフォームごとに若干の表示は異なっているかもしれませんが、受講までのステップはほぼほぼ同じです。
- コースのURLへ移動する
- 「コースに参加する(Join Today)」をクリックする
- 個人情報を入力して会員登録
- ログイン状態になったら授業スタート
数分で済むので、すぐに講義に参加できるでしょう。
MOOCSを使う上での3つのポイント
MOOCSを使って英語を学ぶ際には、次の3つのポイントを押さえておきましょう。
1.やさしいコースから始める
やさしいと感じるクラスからはじめることをおすすめします。
MOOCS自体を感覚で慣らしていく方が長く続けられて上達しやすいでしょう。
4時間などの長い講義は時間が取られるため、仕事や学業と両立させるとなると難しいかもしれません。
1〜2時間の講義も多数公開されていますので、集中しやすい短いクラスからスタートさせるのも有効です。
2.わからない英語は飛ばさない
海外のMOOCSは学習内容や説明すべてが英語です。
わからない単語や言い回しが出てきたら、飛ばさずにメモっておいて後で調べることを徹底しましょう。
いちいちわからない箇所で詰まってしまうと、なかなか進まなくなる可能性がありますが、一旦流れに沿って終わりまで受けてから、わからないところに戻っても問題ありません。
ただ、わからないままにしないようにすること。
説明の流れや講義の内容からある程度はイメージや予測ができるかもしれませんが、間違って覚えてしまうと後々修正しなければならず二度手間になります。
ひとつずつ丁寧に学習することをこころがけましょう。英語の勉強に近道はありません。上達しても、です。。
3.できるだけ続けること
続かなくても自分を責めないこと。
「英語の勉強が続かない」という人がよくいますが、始めはみんなそんなものです。
自力だけで続かないのは仕方ないので、どうしたら継続して勉強できるかを考えて、大作を実践してみましょう。
「やる気」ではなく「習慣的」に勉強ができるように工夫することをおすすめします。
やる気がなくても勉強を続ければ身についていきます。
机の前に座ってテキストを開くだけはする、動画だけみる体勢になる、といったステップを踏むことです。
楽しく勉強を続けられる方法を探す人もいますが、そうなってしまうと楽しくなくなった時に勉強が止まってしまいます。
英語上達の鍵は継続にあり。感情に左右されないで勉強を続けることを意識してみてください。
独学が苦手な英語初心者におすすめのプログラム
MOOCSは自分でパソコンやタブレットの前で受講しながら学習する方法で、独学です。
「自分ひとりでは勉強が続かない」という人は独学よりも先生やコーチが教えてくれるレッスン形式の方が、継続的に学習できます。
まとめ
MOOCSを活用することで、海外の有名大学の講義をオンライン上で受けることができます。
自宅での時間を有効活用しながら英語力をアップさせるのに役立つ、絶好のツールです。
言語学習以外にも、アートや経済、医療、運動などさまざまなジャンルの講義が公開されているので、興味のあるものから自由に取り組むのも良いでしょう。
オンライン講義を活用してみてください。
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