英語学習を無理なく継続するコツ!独学でも進み続けるために
- 2020.11.13
- 英語学習法

英語学習をはじめ、物事の上達には継続が不可欠です。
ただ、どうしても継続できないと挫折してしまうのが、人間というもの。
特に独学の場合は自分のペースで自由に進められる分、成果が感じられないと途中で辞めやすくなります。
そこで今回は、英語学習を無理なく継続するコツとともに、独学でも英語学習を続けて成長し続けるためのポイントについて解説します。
英会話スクールやオンラインレッスンなどに参加していれば、嫌でも定期的に英語を学ぶことになるから安心、と思われるでしょう。
ただ、無理して続けても成果が感じられない、楽しくないなどの理由で途中で辞める可能性も大いにあります。
独学で英語にチャレンジしている人、英語学習が続かなくて悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
英語学習を無理なく継続するコツ4つ
独学でもそうでなくても、英語学習を無理なく継続するために役立つ4つのコツを挙げます。
- 自分ができることの棚卸しをする
- できないことにチャレンジしない
- 飛び級を狙わない
- すでに知っていることと新しい知識をつなげる
1.自分ができることの棚卸しをする
まずは、自分ができることの棚卸しをしてみましょう。
どこまでわかっていて、どこからわからないか、境界線を知ることで勉強のスタート地点が明確になります。
自分がどこまで知っているか、できるかがわからない場合、かつて使った教材や本などを読み返してみましょう。
それから、わかることと知っていると思われることを書き出してみるのです。
解けないレベルの問題や文章、単語でも、完全にわからないもの、部分的にわかるものなどが混在していることに気づくでしょう。
100%わかるorわからない、という白黒思考、完璧主義思考の人は特にこの「わかること」に気付くことが重要です。
できることを棚卸しすることで、学習に対するメンタルを保守しながら、今後の学習に前向きになれます。
わかることをつなげて広げていくマインドマップを使って書いてみることもおすすめです。
後で参考書で調べたり、問題集の解答を読んで分かったことを追記しやすいので。
2.できないことにチャレンジしない
多くの場合、できないことをできるようになろうという気持ちが、自分を追い込みます。
成長のためにプレッシャーが必要なときも少なくありませんが、人は弱い生き物。ずっとプレッシャーがかかっていると、体力が持たず潰れてしまう人がほとんどです。
プレッシャーを利用しなくても学習継続は可能なので、不要なメンタルへの負担は避けましょう。
自分ができないことをできるようにすること=学習ではない、という考えを取り入れてみてください。
行動によって嫌なことがほぼ必ず起こる、となればその行動は続けられなくなるので、余計なプレッシャーは外しておきましょう。
3.飛び級を狙わない
つまりは「急にあまりにもかけ離れたレベルを狙わない」ことです。
英語の学習も他の勉強と同じように、「自分ができること」を増やすゲームと同じ。
前回のTOEICが450だった人が飛び級的に1か月先のテストで800点超えを狙う、となると難易度が一気にあがります。
学習していてもわからないことに囲まれることになり、今までやってきた勉強が意味をなさないようにも感じられるでしょう。
手が届きそうだけど、やらないと手が届かないくらいが目指すべきちょうどいいレベルです。
目指すレベルがわからない場合は、遠くよりも近いところのゴールを選ぶように意識しましょう。
4.すでに知っていることと新しい知識をつなげる
1の「できることを確認」したところから、新しく学んだ知識を点のようにつなげていく方法がおすすめです。
点と点をつなげていくことで、一気に難易度を上げることなく確実に成長できます。
何より、すでに自分の知っていることに結びつけた方がより定着して、応用や活用もしやすくなります。
いきなり難しいことを学んで、たとえ理解できたとしても、すぐに忘れたり実際に使えなかったりするともったいないですよね。
知っている領域を広げていくように、新しい知識を取り込んでみてください。
独学でも英語学習で進み続けるために意識したいこと
「自分は勉強をした、やってきた」としっかりと認めてあげることを意識しましょう。
英語学習のやり方には、向き不向きがあるので、自分が続けやすくて、かつ上達していけるやり方であればOKです。
人に教わっていても、独学であっても、勉強をすることで1歩あるいは半歩ずつ進歩しています。
「こんなことやっても意味がない」と投げ出してしまう人がいる中で、少しでも成長したいと頑張っている自分を認めてあげることは、
目標に向かって走っているのに、なかなかその間の距離が縮まらないと、どれだけ離れているかばかり意識してしまいがちです。
それまで走ってきた道のりを改めて確認することで、さらに前進するためのエネルギーを補給できます。
毎回自分を褒めなくてもいいですが、定期的に振り返って自分の頑張りをチェックするといいですね。
簡単にでも記録をつけていると、振り返りしやすくて便利ですよ。
独学者におすすめのツール
筆者も独学派なので、英語を独学する人におすすめのツールも紹介しておきます。
お気に入りのノートとペン
勉強の一番の相棒といっても過言ではないのが、ノートとペン(シャーペン)でしょう。
アナログと言われるかもしれませんが、書くという方法が最もオーソドックスで効率的です。
単語帳、文法の解説メモ、問題集の解説、勉強の記録など自由に使えます。
全体を見返すのにもデジタルよりアナログが適しています。
ぜひ「お気に入りのノートとペン」を見つけてください。
見つけたら少量ストックしておくと、万が一ノートを使い切ってしまっても途切れることなく勉強できます。
無印のノートとペンが良質かつリーズナブルで、がんがん使うのに適していると思っていますが、同じくらいお気に入りなのがLeuchtturm1917(ロイヒトトゥルム)です。
シンプルに書きやすくてハードカバーでよれにくい、ページ数もしっかり入っているので長期間使い続けられる、などメリット多数。
(手帳もロイヒトトゥルムのものを使っていて2021年も色違いにするつもりです。)
辞書
いうまでもなく、辞書は必ず持ってください。紙の辞書です。
高校生のとき使っていたものでも最初は問題ありません。
ジーニアスとか有名どころの英和・和英など定番のものは多数あり、大概の大手書店においてあります。
暇なときに辞書を読んでいれば、英語学習にもなりますよ笑。
文法書
英語中級〜上級者でもひとつ持っておきたいのが、文法書です。
もし持っていない英語学習者の人がいたら、辞書と同じように多くの人が使っている定番のものをひとつ用意しておきましょう。
英語の肝となる前置詞の使い方を含め、意外となぁなぁにしてしまっている文法をチェックして覚え直すのにぴったりです。
細かく説明してあって、網羅的なものが良いですね。
おすすめはロイヤル英文法か下記のもの。両方使っていますが、どちらもおすすめです。
メモ帳アプリやエクセル
ここからはデジタルバージョンのおすすめ。
メモ帳アプリ、エクセルなどをノート代わりに使う方法もあります。
スマホやパソコンを使って勉強したい人、デジタル・ネイティブにはこちらの方が作業が捗るかもしれませんね。
Kindle(電子書籍)
本の教材は大きくて重くて大変、という人は電子書籍を活用しましょう。
スマホの他にタブレットがあった方が、使い分けができるので便利です。
学習アプリ
- タイマー:勉強時間を決めて取り組む
- スケジュール管理:勉強計画の記入や記録
15分だけは単語を覚える、30分だけ問題集を解く、など時間を決めて勉強する方法は非常に有効なのでおすすめです。
英語学習アプリ
- 英会話:自分で発音を練習する音声認識タイプ
- 英単語:レベル別(キクタンタイプ)
- 英和・和英辞書:勇気を出して有料ものをゲットしよう
アプリを使えば、英会話の練習もできます。
レベル別の単語用アプリを使えば、通勤中や通学中のながら学習にも役立ちますね。
辞書アプリを手に入れるなら、中途半端な無料ものよりも有料ものです。
まとめ
英語学習を無理なく継続するための4つのコツを紹介しました。
- 自分ができることの棚卸しをする
- できないことにチャレンジしない
- 飛び級を狙わない
- すでに知っていることと新しい知識をつなげる
コツコツ継続する方が遠くにいける、というのは昔ながらの言い伝えであり事実です。
独学は自分なりのペースとやり方で続けられる素晴らしい勉強法ですので、途中で投げ出さず長期の成長を目指しましょう。
あなたの英語学習のお役に立てば幸いです。
【今日の英単語】
独学:self-education、self-taught
飛び級:grade skipping
飛び級する:skip grade(s)