「海外で身につけた英語、副業に活かす方法ないかな?」
「英語使って仕事しているけど、フリーランスで翻訳業務ってできるのだろうか」
外国語ができる人にとって、翻訳や通訳でお金を稼ぐことができます。
翻訳や通訳業務は、外国語ができれば日本語と外国語の行き来で意味を伝えることができます。
未経験であっても空いた時間に取り組みながら、月にまとまったお金をもらえるでしょう。
今回は、未経験から外国語翻訳・通訳でフリーランスとして活動し、報酬を得る方法について解説していきます。
本業の他で小遣い稼ぎをしたい人や、副業を探している人にも有益な情報ですので、最後まで読んでみてください。
外国語ができる人は未経験でも翻訳で稼げる
「未経験でも」というところが地味にミソです。
経験がなくても、翻訳や通訳業務で稼ぐことはできます。
立派なプロの通訳や翻訳者であっても、最初は経験ゼロから始めている訳ですし、誰もが通るチェックポイントです。
具体的な金額や本業にできるかどうか、具体的な仕事の仕方などによって方向性ややり方が異なるだけのことです。
中途半端な外国語しかできない、と思って自分の能力を隠してしまうのはもったいないので、ぜひ未経験でも自信を持ってスタートしましょう。
未経験からフリーランスで翻訳を始める方法
未経験からフリーランス的に翻訳業務を受ける具体的な方法には、いくつかの選択肢があります。
最初のステップになるのは下記のような方法です。
- 翻訳コンテストに参加する
- フリーランス翻訳者としてサイトに登録する
- クラウドソーシングサイトを活用する
翻訳コンテストで受賞することで、翻訳能力をアピールできます。
1.翻訳企業におけるトライアルを受ける
翻訳会社が募集する翻訳・通訳テストを受けて、見事合格すると登録者となり、仕事を紹介してもらうという流れです。
テストは1次、2次試験くらいまでが多く、翻訳企業によって異なります。
未経験でもOKと記載がある企業に片っ端から連絡して、登録してもらえるように応募してみましょう。
今後も本格的に翻訳、通訳業務を続けていきたい、本業にすることを考えている人向けの方法でもあり、条件も仕事内容も本格的になってきます。
【翻訳試験を受ける】試験に受かると、翻訳企業に応募する際にも有利です。
などで試験を実施しています。
RCCT翻訳者評価登録センターでも、資格保持者が対象になっているので、持っておいて損はありません。
2.フリーランス翻訳者としてサイトや企業に登録する
フリーランス翻訳者を募集しているサイトに登録して、募集要項に応募していく方法です。
TOEICをはじめ、何かしらの資格やスコアが必要な場合もあります。
代表的なサイトは以下のとおりです。
特にアメリアは、他で紹介されていないような案件や、急募案件も多数公開されているようです。
すぐにでも仕事を探しているという人にもおすすめします。
詳しい登録方法やコンテストの参加方法については別記事で:
3.クラウドソーシングサイトで募集を探す
未経験OKかつ条件がゆるいのが、クラウドソーシングサイトでの翻訳案件です。
翻訳業務の経験を積むなら、クラウドソーシングサイトを活用するのもひとつの手です。
専門分野があると、その分野における翻訳案件なら採用されやすいというメリットもあるのですが、何にせよ案件数自体が少ない。
そして、相場が上記2つの方法よりもかなり低めです。(報酬が出せないからクラウドソーシングサイトで募集しているとも読んで取れる)
英語が好きな人や英語が得意な人の中には、翻訳家や翻訳者になることを考える人もいるでしょう。
今では働き方が多様化していることもあり、未経験から翻訳業務を受注することも可能です。
ただ、翻訳と一言でいってもジャンルや雇用形態などの選択肢が分かれており、どのような翻訳家になるかを決めておくことをおすすめします。
今回は、未経験からでも翻訳家として活動する方法と、翻訳の仕事に必要なポイントについて紹介します。
経験がなくても翻訳家・翻訳者として仕事をしたい人に役立つ記事となっていますので、ぜひご覧ください。
未経験から翻訳家になる番外編:未経験OKの社内翻訳
未経験向けの求人の中には、翻訳会社で翻訳を行う社内翻訳者もあります。
フリーランスとして活動を目指している人が、未経験から経験を積んで独立するステップとしても、社内翻訳者は有効です。
未経験から翻訳家になるために必要なもの
未経験から翻訳家になるためには、どんなモノが必要でしょうか。
- 日本語の言い回しのセンス・スキル
- 英語×αのスキル
- めげない意志
- 仕事を取るアイデアと工夫
1.日本語の言い回しのセンス・スキル
翻訳では、英語力だけでなく、日本語両方における語学力が求められます。
意味が通じるかだけではなく、言葉のニュアンスやシーンに合った言い回しなど、表現のセンスが必要です。
ただの直訳では不十分で、専門的なジャンルの翻訳では専門用語を知っていて使えるスキルも欠かせません。
それぞれの言語における「ニュアンス」「必要十分な言い回し」といった、表現のセンスが必要になります。
ただの直訳では不十分ですし、医療やITなど専門的な分野においては専門用語などを知っていて、使えるというスキルも欠かせません。
日本語、そして外国語で意味が通じるかだけではなく、言い回しが自然であることや、必要な意味を十分に乗せた表現になっているか、が翻訳者・通訳者が問われるポイントです。
外国語のスキルがあって、専門分野がある場合、翻訳業務に強いとされるのは、その分野で通じる表現を知っているという背景が大きいでしょう。
表現力自体は、経験を通して磨いていくことができるスキルでもありますが、非常に重要なポイントなので業務を受ける際には常に意識しておくべきですね。
それぞれの言語で「適切な言い回し」であるかどうかは、訳せる能力とはまた別です。
2. 英語×αのスキル
プラスαのスキルがあると、そのジャンルやテーマの翻訳家として仕事を受注しやすくなります。
翻訳業務を行っている人の多くは、専門知識があって英語と日本語が流暢です。
英語とスキルの組み合わせ例を挙げると、こんな感じ。
英語×日本語理解力×プログラミング=海外勤務エンジニア/IT企業の社内翻訳
英語×日本語作成スキル×医療=医療翻訳
英語訳文作成能力×日本語×契約書の法的知識=実務翻訳(輸出分野の和文英訳家)
今はまだ専門分野が決まっていないという人も、自分が興味のある
3. めげない意志
未経験もOKの求人に応募して受からなかったとしても、めげずにチャレンジできる精神は必須です。
最初の1回がうまくいかなくても、チャレンジし続けることでチャンスを掴めます。
4. 仕事を取るアイデアと工夫
仕事に応募したが非採用だった、その後で「どうしてだろう?次は何を改善して応募すべきか?何が足りなかったのか?」と考え工夫することが大切です。
アイデアと工夫をこらして、改善していくことで、徐々に自分に合った仕事の受け方が実現していきます。
翻訳家として活動している先輩に聞いてみる、フォーラムなどで質問してみるなども有効です。
ただ、まず自分自身で考えてみて、行動することから始めましょう。
将来、仕事をもらった際に業務の中で同じような状況になったとき、誰も助けてはくれません。
自分で考えて行動する力がいずれ必要になります。
おまけ:残念な通訳者のはなし
とある講演会での通訳者がとても残念だったので、ここで反面教師的存在として記しておきたいと思います。
世界を舞台に活躍するある有名外国人デザイナーを招いての講演会でした。
彼は日本も関係する大きな国際イベントや日本の国際空港における意匠デザインを手掛けている実績のある方で、英語で喋ってくださるので、通訳さんが日本語に訳すというもの。
彼は自身のスピーチよりも、観客とのコミュニケーションを優先したい方で、Q&Aタイムを多く取るために自分のスライドと話は少しで、質疑応答の時間を長く設けてくださいました。
スピーチ部分は通訳さんが日本語に訳してくださって、途中あれ、噛み合ってないなとか、ジョークなんだけど普通に訳されている?と思う部分もありましたが、スムーズに進んでいきました。
しかし、質疑応答に入ると噛み合わなくなっていきます。というのも、通訳者の臨機応変さゼロ。
ずっと舞台の袖か彼の近くにいて、発言のすべてを型にはまった日本語に訳すだけ。
途中から彼本人もさすがに「もう訳さなくて大丈夫だから」と言ってしまったくらいでした。
もちろん、通訳者さんは下がりません。下がろうとすらしない、まるで「私の仕事ですから口出ししないで」と言ってるかのようです。
英語がわからない人たち、主催者たちも聞いている観客も、全員がおかしいということに気づいている。
にも関わらず、通訳者本人だけが気づいていない状態だったのです。
会場の空気も良くないまま、時間がきたところで講演会は終了。まぁ、全員悶々として退場していきました。
通訳者は言葉の境界をならしてつなげる役割があるのに、自らを障害としてしまったのでした。
これではプロの通訳としての業務を果たせているとは言えません。
最後に:フリーランス翻訳は狭き門でもやる価値あり
翻訳家は、いわば日本と世界とつなぐ架け橋的な存在として、やりがいが感じられる業種です。
英語が堪能なだけでは不十分で、日本語力やプラスαの専門技術なども重要になってきます。
また、フリーランス通訳として未経験からスタートして報酬をもらうことは容易ではありません。
山程の登録者の中から案件担当者として選んでもらうのは狭き門です。
しかし、持っている外国語の知識やスキルをどう活かすかは、あなた次第。せっかく持っている能力を宝の持ち腐れにしては本当にもったいないです。
すでにプロが多数存在する業種ではありますが、誰でもはじめは未経験ですから、焦らずにできることを積み上げていきましょう。
世の中にはさまざまな翻訳業務が転がっています。
ぜひ翻訳業務にチャレンジしてみてください。
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