英語上達に大切な要素のひとつが、効果的な学習計画づくりです。
ただ、勉強計画が必要と聞いても、何から手をつけていいのかわからないという人もいるでしょう。
今回は、無理なく続けられる英語学習の計画づくりについて紹介します。
プランを立てることで、ブレずに勉強を続けられ、集中力がキープでき結果的に上達の効率も上がります。
英語学習を続けていても、思うような成果が実感できていない場合、もしかするとプラン自体に問題があるかもしれません。
無理なく勉強を続けて英語力を身に着けるために、ぜひ読んでみてください。
英語の学習計画の立て方
英語学習の計画をどうやって立てるのか、手順を追って見ていきましょう。
もしかすると計画を作りながら「本当に自分はやれるのか」などと不安になってしまう人もいるかもしれません。
とりあえず計画を立ててそのとおりやってみて、うまくいかなかったら調整すればいいだけのことですので、焦らずにまずは計画を作ってみましょう!
1.英語学習計画の基本
英語学習の計画を立てる基本の考え方としては、次の3つのステップです。
- 目標を決める
- 現在地を確認する
- 目標地にたどり着く方法を決める
目標というのは、TOEICスコア880、英検1級合格といった基準から、「英語でビジネスのプレゼンを卒なくこなす」「アメリカ旅行で現地の人と会話を交わせる」といったイメージ像までさまざま。
どうなるために英語を学ぶか、ということを考えて目標を決めると良いでしょう。
2.現在地と目標が明確になった後の計画の決め方
目標と現在地が決まったら、2点を直線で結べば道が見える!のですが、実際の勉強はそう単純ではありません。
計画を立てる上での骨組みとなる考え方に具体的な肉付けをしていきます。
- やるべきことをリストアップする
- 必要な時間や教材を決める
- 時間軸とやるべきことを組み合わせる
- 日々勉強に取れる時間に3を組み込んでいく
- 実行する!(+検証・改善)
目標達成のためにやるべきことを、調べてリストアップします。
次に、やるべきことをこなすために、どのくらいの時間が必要か、教材は何を使うかを決めていきます。
例えば、英語必須の業種に就職するためにTOEIC850を目指すとします。
直近のスコアが700の人は、TOEIC850や900を目指す人が使う教材や勉強法が有効です。
しかし、直近で500の人の場合、まず650〜700を取るための教材や学習を行い、その後で850向けの教材を使った方が無理がありません。
このように同じ目標を目指すとしても、現在地が異なるとやることが違ってきます。
そして、やるべきことを時系列に並べて、大まかな計画表を作成します。
最後に、毎日のスケジュールの中で勉強に費やせる時間を割り出し、やるべきことを組み入れていきます。
朝家を出る前の20分はライティング、通勤・帰宅時間はリスニング、自宅で30分の単語帳といった具合です。
これで学習計画表は完成。あとは実行するだけとなります。
伸ばしたい英語技能に特化した学習計画
「特に目標がないが英語力を伸ばしたい」という人にも学習計画は有効です。
話す・聞く・書く・読むの4技能のうち、ひとつに絞って集中的に勉強する計画づくりも有効です。
学習したい特定の内容があるが、目標が決まっていない場合にも使えます。
- 伸ばしたい英語技能や学習内容を決める
- 1日のうち英語学習に使える時間をリストアップする
- いつ何をやるかを当てはめる
英語学習を習慣化させるためにも役立つ方法です。
英語をマスターするのにかかる時間
英語を身につけるためにかかる時間の目安としては、一般的には
- 初心者から脱するまでに100時間
- 日本語ネイティブが日常英語をマスターするまで3,000時間
- 翻訳や通訳など英語を仕事にするために必要なスキルを身につけるまでに10,000時間
という数値が出ています。
ただ、これらはあくまでも目安というだけで、必ずしも必要なわけはありませんし、人によってはさらに時間がかかります。
いずれにせよ、ある程度の勉強時間と勉強量を要するということです。
50冊の書籍を読むと、その分野の専門家レベルの知識が得られるというのと同じですね。
英語の学習計画を続ける4つのコツ
無理のない英語の学習計画を立てて、勉強を続けるための4つのコツを紹介します。
- 無意識に取り組める習慣にしてしまう
- 細切れにして積み上げる
- どこに向かっているかを思い出す
- 計画に縛られすぎない
計画の実行には、習慣化が一番です。
歯磨きやスキンケアのように習慣化して無意識レベルで毎日の生活に組み込んでしまえば、英語学習を頑張る必要がなく、継続が可能です。
頑張るにはやる気やモチベーションが必要となり、やる気が出ないときやモチベーションが下がったときは勉強できなくなってしまいます。
しかし、習慣となれば頑張らなくても自然とできてしまいます。
アンカリングと呼ばれる決まったアクションと結びつける方法も有効です。
一度に長時間の勉強を取り入れるよりも、細切れにして積み上げる意識で取り組む方が続けやすいでしょう。
1時間よりも20分、30分よりも10分の方が楽に実践できますし、集中力が切れる心配もありません。
「もう無理かも」と心が折れそうなときは、なんのために勉強をスタートしたか思い出してみてください。
今日の行動は必ず目標地点につながっていて、無駄なことはひとつもありません。
結局はやるかやらないかがすべてであり、やったらやっただけ結果がでます。
とはいえ、体調を崩してまでガチガチに計画に縛られる必要はありません。
無理のない計画を立てたはずでも、実行できない日も出てくるかもしれません。
大事なことは、冷静に自分ができたことを認め、できていないことも平常心で向き合って今日も学習していくだけです。
英語学習の計画に役立つツール・アプリ
英語学習計画を実行する上で取り入れたいおすすめのツールやアプリを紹介します。
1.勉強手帳
勉強用の手帳は、計画と進捗両方の記録が一冊で行える便利アイテムです。
一般的な手帳や日記帳を勉強用にアレンジするもよし、勉強記録用の日記を購入するもよし、
1日、1週間、1ヶ月、1年とそれぞれの計画と振り返りが記録できるタイプがおすすめです。
2. aTimeLogger
英語勉強時間だけでなく、毎日の時間管理をまとめて行えるアプリがこちら。
1日のスケジュールのどこに英語学習を組み込むか、客観的に計画しやすい表示になっています。
3. Studyplus
勉強記録用アプリの定番的存在がこちら。
使うことで勉強の習慣化や楽しさが感じられるようになった!という人も多い、高評価アプリです。
記録のシェアなどSNS的な要素も付いているので、勉強仲間がほしい人にも適しています。
自分で英語学習の計画を立てるのが難しい場合は?
とはいっても、「英語の勉強は何から始めていいか分からない」「過去に計画を立てて挫折した」という人には、自分に最適なプランを立ててくれる英語レッスンがおすすめです。
BSS英会話では、自分の英語レベルに合わせてカリキュラムを修正、更新してくれる制度のあるオンライン英語コーチングプログラムです。
初回レッスン前のカウンセリング時に、オーダーメイドカリキュラムを作成。
自宅学習の指導も受けられ、英語学習に関して自己管理する領域が少なく、プロの指導によって効率の良い英語上達が見込めます。
「英語学習を続けても、なかなか上達を実感できない」人も、壁を突破できるはずです。
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