三次元に時間が流れる物質世界を生きている人間である私たちが、自分の人生を生きていくためには現実的なアプローチが必要です。
物質以外のこと=マインド・スピリット=見えないものを適切に捉えられると、現実へのアプローチを変えることもできます。
結果として現実的な変化が起こることも少なくない、ということです。
ただし、現実とスピリチュアル的要素の関係について本当の意味で知っていないと、どちらかに偏りバランスを崩します。
しくみを理解した上で、両者のバランスの支点をどこに見出し配置するのか、がポイントです。
今回は、現実とスピリチュアルとの関係について、実体験をとおしてわかったことをまとめます。
いわゆるスピリチュアル系、スピ系が怪しまれる理由も、現実との関係性を見ていくことで少しは理解できるかもしれません。
現実とスピリチュアルの関係
スピリチュアル的なものは、目に見える物質のように他人と共有することが難しく、どうしても怪しまれます。
これを書いている本人は霊感なんて自覚していませんし、スピリチュアルなども読んだり聞いたりして、少しの体感があるくらいのものです。
ただ、スピリチュアルなものを完全にないものとして扱いながら、現実のしくみをまとめようとしても無駄だということは「知っています」。
現実とスピリチュアルの関係はさまざまな言い方で捉えられていますが、端的にいうと逆説(パラドックス)です。
【パラドックス(PARADOX)】
力を抜いて物事から手を引くほど、物事が進んでいく。
逆に、問題を解決しようとするほど沼に足を取られ、抜け出せなくなる。
このような関係になっています。
今の現実にある変えたいことを変えるためには、行動する前にその分野や現実そのものから手を引くことです。
ジタバタしないことが肝なのです。
問題があるから早く解決しなければ、と焦りや不安から着手し行動すると、必ず手詰まりになります。
「大丈夫だろうか」という気持ちが先にあって、それを元に行動しているから、というのがよくある引き寄せ、スピリチュアルの説明。
じゃあ思いさえ変えれば結果は違うのか、というと、答えはYES寄りのNOで。
結果から逆算して思いを変えることも、有効な場合がありますが、最終的には手詰まってしまいます。
なぜなら、思いの種が自分の中に残っているからです。
筋力をつけるなら腹筋や背筋、腕立てが必要ですし、体脂肪を落とすなら縄跳びやバーピーなどの有酸素運動が効果的です。
逆に、イメージトレーニングや妄想だけでは旅先には到着できませんから、飛行機を予約しタクシーなどの手配をしますよね。
お金が入ってくるイメージがあっても、お金が入ってくるしくみを持っていなければ収入は増えないですし、お金が入ってくる道筋が自分のところに続いていないと現実化はしません。
(現実的に考えるのに数字で考えることは非常に有効です。)
いわゆるふわふわしたスピリチュアル系にハマる人、とレッテルを貼られ、怪しまれたり残念がられる人が見られます。
その多くは、現実的要素と物質以外の要素とのバランスが成立していない、両者に適したアプローチ方法を無視していると思われます。
現実とスピリチュアルのバランスが重要
自分にとってのバランスの支点を見つける必要があります。
現実的な面とそれ以外の面どちらがどれだけ必要なのかは個人で異なっており、それを見つけてください。
自分のバランスの支点、どれだけ現実的な行動をしてメンタル面をどう扱うといいのか、を知りましょう。
他の人のバランスは関係ありません、自分だけのバランスの支点を探してください。
バランスの支点を見つけて、そこを中心にすることで現実のスピードや心地よさ、内面の整い方が急激に変化する可能性が高いでしょう。
スピリチュアル的なことを怪しいと思っていて、納得いっていない状態のまま、スピ的な指針のとおりに現実的な行動をせずに変化を望むのは無茶があります。
逆に、スピリチュアルなことに知見や体感があって、理解もしている人が、成功者のルーティンなどを取り入れても混乱するか、疲れるだけです。
バランスの支点に沿って現実とスピリチュアル(精神面・見えない世界の事柄・霊的なもの)両方に取り組むことこそ、自分を生きることだと断言します。
まとめ
バランスの支点が一般論から大きくずれているかもしれないと気づきました。
いろいろな人が発信するような現実的なアプローチとスピリチュアルな要素のバランスを無視するくらいで、むしろちょうどいいのかもしれない、と実感があったのです。
この記事を読む人の中には、見えない世界のことがわかる人や、霊感を持っている人もいるでしょう。
引き寄せの法則とか、類は友を呼ぶとか、そういったものがサイトを通しても働きます。
筆者には能力的なものはもともとないですし、今もありませんが、まわりの友人はそういった人ばかりです。
そのうち発揮できるのかもしれませんが、今はただのHSPといったところ。
敏感で繊細だからこそ、生きづらさは山ほどありましたが、冷静になって自分にできること、できないことを仕分け、特徴を分析し、準備をしつつ実践してきたからこそ、こうして綴るまでに至っています。
スピリチュアルにまったく興味がない人には怪しいだけの話になってしまいました。
ただ、変化が早く、大きい時代、適応して生きるために視点を変えるタイミングでもあります。
今までと違った働き方、ものの見方を取り入れるために活用してみてもらいたい。
現実的なこと以外のあれこれを疑ってかかることも大事です。怪しいですからね笑。
ただ、理解できないからといって完全に蓋をしない方がいいかもしれません。
もしかするとそうなのかもしれない、くらい仮定して考える余裕があれば十分です。
必要なタイミングで行動は起こせるものですから、焦らなくて大丈夫。
この記事に出会ったからには、そういう前提で仮定してみるのも良いかもしれません。
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