自分のスキルや特技をサービス・商品として出品できるサービスが多数登場しています。
希望する値段や条件で出品できる気軽さや、アプリなどで利用できる便利さに加え、企業が仲介しているという安心感も魅力です。
代表的なサービスとして、スキルのフリマ「ココナラ」もそのひとつです。
この記事では、比較的新しい出品サービス「SKIMA」と「スキルクラウド」について紹介します。
出品手数料やオプションなどについて、ココナラとの比較もまとめました。
ココナラの類似サービスについて詳しく知りたい人や、どのサービスで出品したらいいか迷っている人もぜひ最後までご覧ください。
SKIMAとスキルクラウドとは?
まず、SKIMAとスキルクラウドの特徴について説明します。
SKIMA
- イラストや絵に特化した出品サービス
- クリエイター系に多いお金のトラブルを予防できる
- 初心者でも利用しやすい
- 宣伝やPR効果も期待できる
- 作品出品・プロジェクト方式・コンペ方式の3タイプから選べる
SKIMAは、イラスト系メニューがメインの出品サービスです。
絵やイラストを作成してほしい人と絵を描きたい人、イラスト制作でお金を稼ぎたい人をマッチングします。
海外でメジャーなコミッション(Commission)の風土を取り入れ、イラストを個人のクリエイターに依頼できる仕組みです。
絵を描くのが好きな人やイラストレーターを目指す人、副業として制作に取り組みたい人などにおすすめです。
なお、特化型マーケットサイトではありますが、出品ジャンルには、文章作成や音楽制作などもあります。
小説やシナリオなど、クリエイティブな文章制作を担いたい物書きさんも活躍しやすいでしょう。
- 販売手数料:個別販売総額により11〜22%
- 売り上げ振込手数料:262円
- 主なユーザー:ロゴやアイコンなど自分だけのオリジナルイラストをできるだけ安く依頼したい人
スキルクラウド
- スキルや特技、時間を自由に販売可能
- 専用ルーム、対面型、教室型の3方式から選択できる
- カテゴリにないサービスもリクエストできる
- 「お試し価格0円」設定ができる業界唯一のサービス
- 100円から追加支払いができる「投げ銭機能」
- すべてのサービスを完全無料で利用可能
スキルクラウドでは、自分のスキルや特技、時間を出品できるマーケットです。
仕事で得た知識や生活の知恵、得意分野などをオンライン、オフラインを問わず販売でき、スキマ時間や週末副業などとして報酬を得られます。
出品タイプは、よくある専用ルームタイプの他、場所と日時をどこにするか相談して決められる「対面型」、あらかじめ指定した場所と日時のサービスを利用する「教室型」の3つです。
他のサービスにはない機能としては、新規会員登録後1ヶ月間のみ無料でサービスを提供できる「お試し0円」メニューがあります。
購入側にリスクがない分、多くの人に試してもらえることで、注目度がアップします。
出品自体が初めてで不安な場合にも、金銭のやりとりなくサービスを実際に出品できる点もメリットです。
また、購入後にも追加で100円単位から支払いができる「投げ銭機能」が利用可能。
購入者に気に入ってもらえるよう、高品質なサービスを提供する意識にもつながるでしょう。
- 販売手数料:一律20%
- 売り上げ振込手数料:160円
- 主なユーザー:占いやビジネスの相談に興味がある、サービスを無料で試してみたい
SKIMA・スキルクラウドとココナラの比較
SKIMAとスキルクラウドについて知ったところで、業界の大手サイト「ココナラ」と各項目について比較してみます。
どのサービスで出品したら良いか迷っている人は、ぜひチェックしてください。
販売手数料の比較
サービス名 | 販売総額 | 手数料の割合 |
SKIMA(※1) | 1,000~20,000円 | 22% |
20,001~50,000円 | 16% | |
50,001円以上 | 11% | |
スキルクラウド | (一律) | 20% |
ココナラ | (一律) | 22%(※2) |
※1:販売総額=出品金額+オプション料金
※2:2021/4/12 0am以降にオープンしたトークルームに適用
手数料率が25%と高い点が、ココナラのデメリットのひとつでした。
クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサイトよりも高い数値です。
しかし最近改定され、SKIMA同様に段階的に手数料率が変わるしくみでした。
そして2021年4月12日以降オープンのトークルーム(サイト上での正式購入)より一律22%へと更新。
差は3%ですが、1万円なら300円、10万円なら3,000円と馬鹿になりません。
高額取引をメインに使っているユーザーにはありがたい変更ですね。
ただ、SKIMAであれば販売総額が高いほど手数料は安く、最高で11%まで抑えられます。
また、スキルクラウドは総額によらず一律20%です。
手数料を抑えたい場合は、20,000円以下の商品ならスキルクラウドが、20,000円以上の商品をメインに扱うならSKIMAが最適でしょう。
出品ジャンルの比較
サービス名 | 出品ジャンル |
SKIMA |
イラスト作成・デザイン・キャラクター販売・文章作成(小説・シナリオ・翻訳など)・その他(占い・音楽・お悩み相談など)etc
|
スキルクラウド |
占い・恋愛・結婚・ダイエット美容・ボディメイク・ヨガ・フィットネス・スポーツ・アウトドア・お手伝い・育児・子育て・家事・家政婦・介護・心・気持ちの相談・ビジネス総合・WEB広告・アクセスアップ・資格・就活・HP作成・動画作成・画像・イラスト・似顔絵・キャッチコピー・翻訳・英会話・資金運用・サイドビジネス・ハンドメイド・趣味・娯楽etc
|
ココナラ |
占い・悩み相談・カウンセリング・似顔絵・イラスト・漫画・ライフスタイル・エンタメ・デザイン・恋愛結婚・音楽ナレーション・キャリア・就職・資格・学習・美容・ファッション・動画・写真・画像・翻訳・語学・マネー・副業・アフィリエイト・ライティング・ネーミング・Webサイト制作・Webデザイン・ビジネス相談・ビジネス代行・集客・Webマーケティング・IT・プログラミング・士業(弁護士・税理士・行政書士etc.)・オンラインレッスンetc
|
3サイトとも、幅広い出品ジャンルが用意されています。
イラスト制作や絵を描く人ならイラスト系特化型SKIMAを利用しておきたいところです。
スキルクラウドは、ジャンルがないサービスもリクエストができます。
オプションメニュー・出品方式の比較
サービス名 | オプションメニュー | 出品方式 |
SKIMA | チップ | 作品出品・プロジェクト方式・コンペ方式 |
スキルクラウド | ・投げ銭 ・お試し価格0円 |
個人専用ルーム・対面型・教室型 |
ココナラ | 有料ブログ | 通常・電話相談・ビデオチャット |
SKIMAのチップ、スキルクラウドの投げ銭は、購入金額とは別に出品者に対して支払うことができるシステムです。
納品物や受けたサービスに対して満足度が高い場合、購入者が追加でお金を支払えます。
クリエイター系商品や対面サービスなどで有効活用できる制度となっています。
また、スキルクラウドでは新規会員登録後1ヶ月間限定でメニューを無料出品できる「お試し価格0円」が可能です。
新規購入が不安な出品者に対する支援策として儲けられており、購入者にとってもメリットが大きいでしょう。
無料でも満足度が高いとなるとジャンルにおけるランキング上位に入るなど、アピールポイントとして役立てられます。
なお、ココナラではブログ機能があり、値段を付けて販売できる有料ブログシステムを搭載しています。
価格は1記事100円から設定できるため、少額な記事が多く見られます。
ただ、有料ブログは記事を一度作成した後、値段をつけて置いておくだけで売れ、自動的に収入が発生します。
出品サービスに関する有益な情報をブログにして公開し、営業ツール的に活用することも可能。
他のサービスよりも圧倒的にユーザーが多いココナラで活躍するメニューとなっています。
登録会員数の比較
サービス名 | 会員数 |
SKIMA | 10万人以上 |
スキルクラウド | 非公開 |
ココナラ | 130万人以上 |
※記事公開時点での情報
スキルクラウドのデータは非公開ですが、運営歴や出品数からSKIMAとココナラの間と予測できます。
ココナラはSKIMAとは桁違いの登録会員数を誇る人気サイトだとわかりますね。
ユーザー数が多い分、購入される確率は高くなるかもしれませんが、ライバル多数の環境に出品することになります。
一方で、ユーザー数がまだ少ないSKIMAやスキルクラウドなどは、ライバルが少ない分見つけてもらいやすく、検索からの流入も見込めます。
利用者数が少ない分、ニッチなサービスでも目に止まりやすいでしょう。
上記3つのサービスはどれも無料で出品できるので、出品ジャンルやメニューがあるサイトに登録して、反応を見ていくのもひとつの手です。
まとめ:自分のスキルや商品を販売するサイトを便利に活用しよう
SKIMA、スキルクラウドはともに個人でサービスや商品を出品できる便利さと手軽さが魅力です。
販売手数料や出品ジャンルなど違いを比較して、出品するサービスを決めると良いでしょう。
迷ったら、すべてのサービスに出品してみて様子を見ることもおすすめです。
出品メニューを設定した後は、TwitterやInstagramといった<SNS、ブログを通してシェアすることで、効率的に宣伝できます。
自分のスキルや特技を商品として販売できるサイトを活用して、仕事を獲得していきましょう。
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