誤字脱字をなくす文章校正ツールのおすすめと使い方・チェック方法
- 2019.08.16
- 2021.04.08
- ライター業

Webライターとして仕事を受けるためには、文章力・ライティング力は必須です。
ただ「仕事」としてライティングに取り組むにあたり、文章作成以上に最優先すべきポイントといえるのが「誤字脱字をなくすこと」。
誤字脱字がないだけで、少し長い文章や堅い文章でもスムーズに読み進められます。
逆に、どんなに素晴らしい文章でも誤字脱字があるだけで記事の印象が下がり、せっかくの良い内容も台無しになってしまいます。
記事執筆後は必ず誤字脱字を修正しましょう。
今回は、Webライター的仕事術として誤字脱字を効率的になくすための方法と、使うべきおすすめの便利ツールを紹介します。
未経験からライターとして仕事を続けてきた筆者がまとめていきますので、ライティングに使えるツールを探している方はぜひ最後までご覧ください。
- 誤字脱字の修正にかける時間を短縮したい
- 誤字脱字をせずに記事を仕上げたい
- 「校閲や推敲」を短時間で行いたい
- 日本語のライティングスキルを上げたい
- 毎日ビジネスでのメールのやりとりが多い
- SNSなど多くの人に向けた文章を書くことが多い
上記のような人に役立つ内容となっています。
駆け出しライターこそ誤字脱字をなくすべき
Webライティング業務では、指定のテーマやKW、文字数、納品方法などに沿ってライティング物をクライアントに提出します。
クラウドワークスやLancersなどでは、案件ごとに異なるマニュアルや応募条件が設けられており、納品物が条件に当てはまっていないと、どんなに文章がうまくても戻されます。
修正指示が入り、修正して再提出し、再度チェックを待って、また修正が必要だとまた戻されて、の繰り返しで、完全に納品できるまで時間を要します。
クライアント提示の条件がルールですから、事前に確認して当てはまるものを作成するのは当たり前。
同時に「誤字脱字ゼロ」も非常に大切です。
「仕事をする上での大前提」「基本中の基本だろう」と思われるかもしれません。
実際完璧に実行できているライターは多くはない、可能性だってあります。
早い提出よりも誤字脱字ゼロが信頼される
誤字脱字があるまま納品物を提出するよりは、締め切りを多少過ぎたとしても誤字脱字ゼロの納品物の方が、印象が高くなります。
つまり信頼度が上がり、継続的な仕事の受注につながっていきます。
文章力や構成の仕方、SEOライティングといったライティングスキルは、経験を積んでいくうちにある程度は高くなっていくものです。
ただ、誤字脱字がない状態で納品できるかどうかは、自分の心がけ次第。
文章が完成したあとに、読み返してチェックするためにちょっとの時間と手間をかけられるかにかかっています。
そして、未経験や初心者など駆け出しの時点こそ、誤字脱字ゼロを意識して習慣的に身につけるべきです。
個人ライターこそ、誤字脱字完全ゼロの当たり前を愚直に続けていくことにより、大手サイトの印象すら脅かす力を持てる可能性を秘めています。
ライティング業務中には、さまざまな情報を検索するためにWebサイトを巡ることも増えます。
検索でトップに出てくるような大手企業のオフィシャルサイトでさえ、誤字脱字をみかけることが時折あります。
企業内の人間ではなく外注ライターに依頼しているケースも少なくありませんが、企業内の人が書いていたとしても、いかがなものかと思います。
たくさんの人が関わっているサイトこそ、誤字脱字を修正しやすい(投稿前の段階的なチェックが増え、読む人、チェックする人が多い)のではと思うのですが、そうとも言い切れないのかもしれません。
文章校正のための便利ツール(無料&有料)
筆者が普段使っているツールを紹介します。
無料で使えるものから有料のものまでチェックしてみてください。
1.日本語の文章のタイポ/変換ミス/誤字脱字エラーをチェック/校正
- 使いやすさ★★★★☆
- 正確さ★★★☆☆
非常に使いやすくて便利です。筆者も頻繁に使わせてもらっています。
右側の空欄にチェックしたい文章をコピーペーストして、下の青い「チェックする」をクリックするだけでチェックしてくれます。
エラーや不要なスペースなどは黄色で、疑いのある場所は緑色で判別してくれます。
「つながります」がエラー表記になるなど、うまく機能しない部分もありますが、おおむね役立っています。
2.日本語校正サポート
- 使いやすさ★★★★☆
- 正確さ★★★★☆
最大1万字までチェックしてくれるので、文字数がかなり多い記事でも一発チェックが可能です。
そしてチェックがかなり細かい。日本人らしいですね、苦笑。
漢字にすべきかどうか、といった部分もカバーしているので、全部チェックすれば見逃しはほぼない、と言えそうです。
3.オンライン日本語公正補助ツール
- 使いやすさ★★★★☆
- 正確さ★★★☆☆
こちらはコピペをメインにチェックするサイトで、文章や言い回しや被っているサイトを検出してくれます。
50,000文字まで入力可能となっているので、文字数が多くても楽勝です。
記号なんかもひろってくれますが、全体を見て必要な指摘だけ拾っていけばOK。
4.プレスリリース校正ツール
- 使いやすさ★★★☆☆
- 正確さ★★★☆☆
日本語のミス、読みにくさなど3タイプの指摘をあげてくれるツールです。
色分けしてくれるので、どう間違っているのかがわかりやすいですし、何よりシンプルなページ表示が見やすいのもメリット。
5.文賢
- 使いやすさ★★★★★
- 正確さ★★★★☆
ライティング業界でも人気の高い有料文章チェックツール「文賢」。
名前からしてツワモノな印象ですが、実際に使い勝手もかなり優れています。
誤字脱字に関しては、ほぼ抜け落ちや見逃しなし。
より読みやすい言い回しやハイレベルで的確な表現に仕上げるためのサジェストも幅広く用意されています。
自分では思いつかないような表現の提案も少なくありません。
文章を頻繁に書く人なら買って損なし、お金を出して買って正解、おすすめのツールです。
一度使うとハマりますよ。
詳しい文賢の使い方はこちらにまとめています。
誤字脱字をなくすチェック方法
実際に誤字脱字をなくすためのチェック方法を紹介していきます。
筆者がライティング業務に当たって実際に実践していることでもあります。
- 自分で読み返す
- 誰かに読んでもらう
- 日本語チェックツールを使う
- 上記方法のハイブリッド
1. 自分で読み返す
一度書いて、修正し終わったら、完成物を自分で読み返します。
最もオーソドックスで、ライターなど文章を扱う多くの人が取り入れている王道のやり方なので、間違いありません。
1回とは言わずに、2回でも3回でも不安がなくなるまで読み返しましょう。
締切まで時間がある限りは、何度でも読み返して修正してOKです。
納得できるまで丁寧にチェックする癖を身につけることで、1回目に書く文章の完成度も時間とともに上がっていくでしょう。
2. 誰かに読んでもらう
自分が書いた後、頼める人がいるなら、クライアントに納品する前に読んでもらいましょう。
家族や友人など近くにいる人が理想的ですね。
誤字脱字の他にも、不自然な言い回しや読みにくい箇所なども見つけてくれる可能性があります。
時間がある場合に限って有効な方法かもしれません。
3. 日本語チェックツールを使う
日本語チェックツールを使えば、誤字脱字や文法、言い回しなどのチェックが効率的に行えます。
便利なツールがたくさんあり、無料で使えるものもネット上に多数見つかります。
マシンチェックなので、人間による見落としがないというメリットもありますが、間違っていないところもピックアップすることがあります。
また、確実におかしいところをスルーされることもあるというデメリットもあるので、最後はやはりマンパワーといえるかもしれませんね。
4. 上記方法のハイブリッド
筆者の場合、方法1と方法3を併用しています。
自分で読んでチェックしつつ、マシンのツールも活用するタイプです。
自分のチェックだけでは不安で、マシンだけだと見落としもある、ということで両方行っています。
経験上、これが最も効率が良く成功率の高い方法だと思っています。
まとめ:誤字脱字がないだけで立派なライター
「誤字脱字がないだけで立派なライターである。」
というと、言い過ぎのようで、そうとも言い切れないと思っています。
ライターでれ他の業種であれ、誤字脱字があるだけで仕事の質が落ちてしまいます。
記事だけでなくサイト全体の印象が下がってしまい、誤字脱字だけで契約終了になる、受注させてもらえない、などの可能性もあります。
企業のHP、大手メディアのサイト、自分のブログやSNS、どれも同じことです。
便利なツールもどんどん活用して誤字脱字発生率0%を維持しましょう。
文章力を上げるためのおすすめ書籍も参考にしてください。