ライティングという仕事で文章を書く場合、コツさえ掴んでおけば「読みやすくわかりやすい」文章は誰でも作成できます。
今回は、ライティングでチェックすべき事項だけをまとめました。
誰でも手軽にクラウドソーシングでライティング業務に参入できる昨今、ある程度レベルがないと継続的に仕事を得ることは難しくなります。
始めたばかりの方でも、今のライティング業務からすぐに取り入れられるポイントをまとめていますので、最後まで読んでください。
ライティング業務の必須ポイント
ライティング業務の必須ポイントです。
- 語尾を揃える(ですます調またはである系)
- 自然に読み進められるか
- NGなことは言い切る
- 表記のゆれ(漢字やひらがな、送り仮名)に注意
- 見出しの下は結論から書く
- 文のねじれに注意(文を細切れにして成り立つか)
- ペルソナや潜在ニーズを盛り込む
超基礎レベルから少し難易度が高い上級向けまで順に並べています。それぞれについて補足していきます。
「ですます」調か他の語尾か
語尾だけでも統一しましょう。
当サイトのように「です」「ます」の語尾なのか、「である」「なのか」といった語尾なのは、文体を統一することは基本中の基本です。
ライティング業務の場合は、マニュアル等で文体や語尾が指定されているはずなので、したがって作成すればOK。
自然に読み進められるか
読んだときに自然に読めるか、ひっかからないかチェックしましょう。
仕事の場合は納品前に読み返して誤字脱字等々チェックするのは当たり前ですから、自然に読める文章に仕上げましょう。
不自然な言い回しなどは修正指示に繋がります。
修正作業と再チェックというのは、クライアント様と自分両方の時間を浪費することになるので、できる限り避けたいところです。
自然に読める文章に普段から触れておくことも大切なので、読書やWebサイトの文章を読む習慣を身につけると良いですね。
NGなことは言い切る
厳禁、NGなことは言い切り系にするのが望ましいです。
よくないことを「よくないかもしれません」と書いていては、記事全体の印象がぼんやりしてしまいます。
ケースバイケースでクライアント様やサイトによって異なる項目ではありますが、おすすめすることと避けるべきことのバランスを記事内で取れると理想的です。
「良いことやおすすめをゴリ押しする」<「避けるべきことを禁止する」方がバランスの取れた文章になります。
表記のゆれ(漢字やひらがな、送り仮名)をなくす
「時」と「とき」、「出来る」と「できる」など同じ意味の言葉の表示が異なることを「表記のゆれ」と呼びます。
マニュアルなどで指示がある場合は、その通りに使う必要がありますが、指定がない場合は記事内で統一しておきましょう。
ゆれがないだけでライティング物の印象がぐっと違います。
見出しの下は結論を書く
記事内にはいくつか見出しを作りますが、一文目には結論を持ってきます。
実際に当記事も見出しの下の文は結論を入れています。(ほとんど)
特殊なケースを除き、Webライティングの規則として一般的ですので覚えておくと良いでしょう。
文を細切れにして成り立つか(文のねじれ)
ここからは少しずつハイレベルになります。
ライティングで修正がかかりやすいポイントのひとつに「文のねじれ」があります。
一文の中で主語と述語がつながらず、まるでねじれてしまっているかのように、意味が通じなくなってしまった状態です。
例)
X 糖質制限ダイエットは、リバウンドしやすいと言われているからやりにくいけど、私は実践して見てよかったと思っています。
◯ 糖質制限ダイエットは、リバウンドしやすいと言われています。そのため、やりにくいですが、私は実践してよかったと思っています。
ねじれを防ぐ対策として、文を分けてしまう方法があります。
一文が長くなりやすい人は特にねじれを作りやすいので、文の長さとともにチェックしてください。
ペルソナや潜在ニーズを記事内に盛り込む
記事作成時に必須となる「ペルソナ設定」「顕在ニーズ・潜在ニーズ」といった情報を記事内にすべて盛り込みましょう。
誰に向けて書いているのか=誰が読む記事なのか(ペルソナ設定)
何を求めて記事を読んでいるのか=KWを検索してきたのか(顕在ニーズ)
どうして顕在ニーズを満たしたいのか、ペルソナが抱える悩み(潜在ニーズ)
これらをすべて満たせる記事が、読み手の満足度の高い充実した記事と言えます。
まとめ:ライティング時は最低限のポイントを盛り込もう
ライティング業務を行う人は、クライアントごとのマニュアルに対応するのが大変と感じるかもしれません。
ただし、基本的なライティングルールはどのメディア、サイトであっても大差ないことがわかります。
基本的な文章作成スキルが身についていると、作業効率自体が上がり、結果時給、そして報酬を上げることにも繋がるのです。
文章力は一晩で身につくようなものではありません。
ぜひ覚えて現場で質の高いライティングを実践していきましょう!
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