余計な出費を削って節約することは、手元に残るお金を増やすために有効で、将来の資産づくりや投資の火種も含めた貯金にも欠かせません。
節約しなければ、と漠然と考えるより、固定費や細かな出費を節約する方法を考えるとスムーズに始められます。
この記事では、今日からできる4つの節約方法を詳しく紹介するとともに、貯金と家計の見直しの重要性について説明します。
最後まで読むことで、節約しながら貯金を続けることが大切な理由がわかり、すぐに節約をスタートできます。
手元に残るお金を増やしたい人や、資産づくりや貯金のための節約方法を知りたい人に役立つ情報をまとめていますので、ぜひご覧ください。
今日からできる節約方法4つ
今日からできる4つのおすすめ節約方法を紹介します。
- 固定費を見直す
- 毎日の小さな出費をなくす
- 家計簿をつける
- お金を使わずにできる遊びやストレス解消法
1.固定費を見直す
毎月の固定費を見直してみましょう。代表的なものを挙げます。
通信料(Wifi、インターネット光など)
スマホ使用料
光熱費(電気・水道・ガス)
家賃
各種ローン
ネット通信は、月額が安いWifiサービスや光通信への変更を検討してみましょう。
データ通信量を余らせている場合、少ないデータ量のプランに変更できれば月額を下げられます。
また、特典やキャンペーンが利用することで、月額割引やキャッシュバックが受けられてお得です。
特別携帯会社にこだわりがなければ、スマホを格安SIMに変更するだけで数千円浮きます。
光熱費は季節によって変動があるものの、暖房・冷房や水道、ガスを無駄遣いしていないか、改めて見直してみましょう。
契約している電気のアンペア数(基本料金)を下げる選択肢もありますが、無闇に減らすとブレーカーが落ちやすくなるので要注意です。
各種ローンはケースバイケースですが、ボーナス払いなどで金額を増やせるタイミングがあれば、月額の支払い額を下げて負担を減らす選択肢を考えても良いでしょう。
その他、食費や日用品、ペットの費用、移動に必要な燃料費などは、削るよりも「ポイントを貯める」方が健康的といえます。
快適に暮らすために必要な経費は確保しつつ、削れる部分だけを減らしましょう。
2.毎日の小さな出費をなくす
毎日立ち寄るコンビニやコーヒーショップ、スーパー、ドラッグストアなどでの細かな買い物も見直してみてください。
コンビニのお菓子
カフェでのコーヒー
日用品の過剰なストック買い
1日あたりの金額は500円でも、1ヶ月30日分にすると15,000円、結構な額になります。
おすすめの対策法としては、次のとおりです。
コンビニのお菓子→スーパーの大袋などまとめ買いしておく
カフェでのコーヒー→インスタントやマシンの導入
日用品のストック買い→なくなるまで買わない
コーヒーについて、自宅やオフィスで使うマシンは、初期投資額がかかりますが、一度購入してしまえば後は豆・フィルターなどを買い足すだけで済みます。
専門店の豆を購入したとしても、1カップあたり100〜200円前後ですから、かなりの節約が可能です。
ペーパー類や洗剤系はなくなったら買いに行く、くらいの気持ちの余裕を持ちましょう。
3.家計簿をつける
家計簿、つまりは自分の収入と支出を目に見える形で記録することです。
「家計簿を始めるだけで収入が増える」という摩訶不思議な現象もあるほど、お金の管理に効果的な方法とされています。
家計簿はお金の流れや行き先を把握し、自分が何にどれだけお金を使っているのかを客観的に理解する方法です。
デジタル派はアプリなどで、アナログ派は家計簿やノートなどで、今日から記録をつけてみましょう。
家計簿を忘れずに続けるためには、慣れるまでは次のことを取り入れてみてください。
お金を払ったらレシートをもらう
通販の購入メールの内容を記録しておく
週末などにまとめてレシート・通販の記録を整理
分類や形式よりも「習慣にする」ことを優先する
「この出費は何に分類されるのか?」と悩んでしまう人もいるかもしれませんが、分類や家計簿の形式はぶっちゃけさほど重要ではありません。
家計簿を通してお金の使い道を把握することが目的なので、家計簿が習慣、当たり前になる状態にしましょう。
家計簿を続けることで、必要な出費か削れる費用か判別する力も自然と身について、さらに節約が楽になります。
筆者の場合、楽天カードをメインに使っていることもあり、楽天カード明細アプリ「楽天e-Navi」の家計簿機能を利用しています。
フリーランスや事業主の方は、freeeなどの経費管理サービスを使うと毎月の資金管理や確定申告に便利でおすすめです。
4.お金を使わずにできる遊びやストレス解消法
自分のご褒美やストレス解消に、お金を使わずとも楽しめる方法も探してみてください。
ちょっと厳しく聞こえるかもしれませんが、実はご褒美やストレス解消を欲する背景には、それらが必要になる要素が生活の中にあります。
仕事や人間関係などどこかに自分で我慢していて、ストレスを解消するためにお金を使わざるを得ない。
働いた分お金は手元に回ってきますが、同時にストレス解消でお金を使っていては本末転倒です。
とはいえ、今日すぐに仕事を辞めたり転職先を見つけたり、人間関係を断ち切ったり、というのは現実的ではありません。
むしろ、節約や貯金を続けるためには、今の環境をすぐに変えることはしない方が良いでしょう。
話を戻しますが、お金を使わなくてもできるストレス解消方法や楽しめる遊びの例を挙げてみます。
気分転換の散歩やエクササイズ
映画鑑賞や図書館で借りてきて読書
片付けや大掃除、断捨離
料理やお菓子づくり
ネットサーフィン など
要は、お金を使って新しいものを取り入れる前に、手元にあるものを使って気分転換をしようという提案です。
余計な出費をなくすために取り入れてみてください。
節約や家計見直しが重要な理由
節約や家計の見直しをおすすめする理由について触れていきます。
お金の流れを把握することは貯金の第1歩
家計の見直しを含め、節約によって貯金額を増やせるからです。
手元に残すお金を増やす方法は「収入を増やす」か「支出を減らす」か、究極的には2つのどちらかに分けられます。
収入を増やすよりも、すぐに始められて即効性が高いのが「支出を減らす」こと。
出ていくお金を減らすために、節約が有効です。
家計を振り返り見直すことで、余計な出費を削減して支出を抑えられます。
貯金が続かなくて悩んでいる状態でも、節約して浮いた分を貯金に回せれば、毎月数千円〜2万円ほど貯められ、1年経つころにはまとまった金額になるでしょう。
貯蓄は資産づくりや自分らしい人生の土台
節約をして浮いた分のお金は、貯金や貯蓄分に回す、投資の火種など資産づくりに使う、といったさまざまな使い道があります。
いずれにせよ、節約や家計の見直しが重要な理由は「経済管理が自律に必須だから」。
経済管理は、自分らしい人生の土台ともいえるキーファクターです。
土台がしっかりしていないと、上の建物は床が傾く、躯体から歪むなどで長持ちしません。
安定した土台を築くことで、建物が活きてくるのです。
それから、節約は貯金がある程度できた後の使い道にも影響します。
貯金はもちろん重要ですが、自律や節制ができないと、いずれ貯蓄を使い果たしてしまうでしょう。
不要な出費をせず自制できるかどうかは、土台ができた後も引き続き重要になってきます。
日々の節約を通じて、お金の管理だけでなく自己実現や人生を積み上げるための意識も身につけられるのです。
まとめ:節約から貯金を増やして資産づくりにつなげよう
資産づくりの一端として重要な貯金のために、節約は有効な手段のひとつです。
必要な経費まで削らずとも、減らせる固定費や細々とした支払いがないか見直してみてください。
携帯代や通信費を減らすだけで、毎月数千円から数万円の節約になります。
貯金を続けたい人も、将来のために資産づくりを目指す人も、今日からできる節約方法を実践して貯金額を増やしていきましょう。
さらに貯金を効率的に増やしたい人は、家計の見直しによる支出の管理とともに、入ってくる収入額を増やすためのアクションも並行して行うのがおすすめです。
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