日本人は貯金体質と言われ、貯金を積極的に行う人も少なくないでしょう。
資産づくりとして投資を始める前には、生活予備費として最低でも2年分の生活費が現金で確保されている状態が理想的です。
お金持ちの中には「有り金は全部使う」「経験という自己投資に当てる」といった発言をされる方もいます。
考え方は自由ですが、貯金ができていなかった/できていない状態から確実に現状を打開し、経済状況を改善させる方法のひとつが「貯金を続けること」です。
貯金を続けるための指針になる本として「年収200万円からの貯金生活宣言」をおすすめします。
今回の記事では本のレビューを兼ねて、筆者が貯金を続けている経験と交えながら、改めて貯金の価値についてまとめます。
- 貯金をしたいけれど続かない
- 貯金をしたことがないからどうしたらいいかわからない
- 今よりも経済状況を良くしてお金まわりを改善したい
- 理想の生活像がある
以上のような条件にあてはまる方は、最後まで読んでみてください。
「年収200万円からの貯金生活宣言」を簡単にまとめると
簡単に本の内容をざっくりまとめると、次のようになります。
- 貯金ができない原因を明確にする
- 90日間貯金プログラムを続ける
- プログラムをしながら具体的にお金を動かしていく
90日間貯金プログラムとあるように、実際に自分で貯金を続けていくための本でもあります。
サポートしてくれる情報も満載で、具体的にどこに使っているお金をどう変えて、貯金するお金を確保していくか、といった方法が明確になります。
情報量が多いながらもサクサク読める実用書になっていますので、一読してみてください。貯金したくなるはずです、笑。
冗談抜きで気持ちだけでなく、今何をすべきなのか、貯金を続けるためにどこを改善できるのか、が具体的にわかるのがこの本のすごいところです。
読むだけでなく、チェックリストや穴埋めシートがついているので、ノートなどに書き出してみるとさらに効果的です。
貯金を続ける基本の3つのルール
筆者はこの本を読む前から貯金を実践していますが、続けられている理由は本にかかれている内容に同意します。
貯金を続けるためのルールをまとめると、3つだけ。
- 貯金をする目的(メリット)を明確にする
- 節約できるところを節約し、それ自体を楽しむ
- 自分の気持ちにレバレッジをかける
ルールばかり増やしても、貯金体質と呼ばれる貯金が楽に続けられる体質から離れてしまい本末転倒です。
まずは3つだけ意識して、関連する事柄は後で取り入れるくらいの余裕を持ちましょう。
完璧主義、目標達成主義に貯金を長く続けることは難しいのです。
1.貯金をする目的(メリット)を明確にする
まずは、貯金をする目的、あるいはメリットを明確にしましょう。
- 車や一眼レフを買う
- ハワイに旅行に行く
- 1枚100万円のアンティークコインを購入する
- 両親にリゾート旅行をプレゼントする
具体的なお金の使い道を決めるのも有効です。
あるいは、貯金をすることで得られるメリットを明確にしてみてください。
- 引っ越しの際に資金を保証できる
- 海外移住に必要なビザ代金が支払える
- 精神的に余裕ができて快適に過ごせる
- 病気やケガなどにならないか、と余計なストレスを感じなくて済む
- 突然の旅行にも飛び立てる
過去に「貯金があればなぁ」と感じるようなことはありませんでしたか?
そういった状況を思い起こして、貯金があったらどういう対応ができたかを書き出してみましょう。
2.節約できるところを節約し、それ自体を楽しむ
収入金額を変えずに貯金を始めるためには、貯金分を作り出す必要があります。
そのための節約自体を楽しむ意識を持ちましょう。
無駄な固定費(スマホ通信費、ネット通信費、複数加入している保険料、複数入っている動画配信サービス、サブスクサービスなど)をはじめに削ります。
次の節約は日々の細かな作業になりますが、節約自体も楽しめるように工夫することが大切です。
節約がどうしても苦しくて、気持ちが萎えてしまう、あるいは自分を責めているような気持ちになるようでは、貯金を長く続けるのが難しくなります。
節約できるところから節約してみる、自分に必要だと思ったらお金をかけるといった柔軟対応でOKです。
3.自分の気持ちにレバレッジをかける
「自分の気持ちにレバレッジをかける」という言い回し、しびれました、笑。
貯金をして投資してお金にレバレッジ(福利でお金が増えるメカニズム)をかけるのでなく、気持ちにレバレッジをかけるのです。
これは、完璧主義すぎてギスギスしている人には必殺技的な効果があると思います。
貯金を続けて3ヶ月目で思わぬ出費が出て使ってしまった。これじゃ自分はダメなんだ。
と思い込んで貯金から手を引くのではなく、もう一度そこからスタートするのです。
人生は長期戦ですから、生きている限り何度でもチャンスがあります。自分さえ認めれば。
貯金を使ってしまっても、また次の月から貯金を再開すれば問題ありません。
筆者自身、実際に貯金した分を使ってしまった経験がありましたが、続けられているのですから誰にだってできます。
まとめ:貯金生活宣言の本とおりに一度実践してみてほしい
貯金を続けたいという人には、必ず一度は読んでその通りに実践してみてほしい本として紹介いたしました。
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