フリーランスは、仕事のペースや量、やり方など自分で決める要素が多いもの。
スケジュールも自己管理が基本です。
フリーランスは仕事を休めない、というイメージを持っている人もいるようで、そのイメージ通りに暮らしているフリーランスもいるでしょう。
では「フリーランスは休めないの?」というと、そんなことはありません。
中には「休もうとしても仕事が忙しい」「連休をとっても仕事が心配になる」などで、休みにくいと感じている人がいるという話で。
フリーランスだって休みが必要ですし、休むことは仕事を同じくらい重要なのです。
今回は、フリーランスの休み方について「休むべき理由」と併せてまとめました。
仕事とプライベートを両立させるためのポイントも紹介します。
現役フリーランスの方で休みがうまく取れていない人、フリーランスに興味があって休めなさそうと思っている方には、ぜひ読んでほしい内容です。
フリーランスの休みの入れ方
フリーランスの休み方のポイントとして、次の3つを挙げます。
- 1年分の休みを先に決めておく
- チャットやメールをOFFにする
- 休みのための準備をする
1年分の休みを先に決めておく
先に休みを決めておく。休むために非常に有効な方法です。
年末は次の年のスケジュールや抱負を考える人も多いでしょうから、そのタイミングで休みを決めるのです。
新しい手帳を準備する人は、手帳を手にしたらまず1年分の休みを入れる、くらいの勢いで先に決めます。
1年分でなくても、半年先まででもOK。厳しい人は来月の休み、でもOK.
休みを先に確保しておくことで、仕事にも誰にも時間を奪われることなく休めるようになります。
旅行やお出かけの場合は、宿やレストラン、観光施設などの予約まで進めてしまいましょう。
休んだらやることを先に決めて、計画を組んでしまってください。
チャットやメールをOFFにする
実際に休んでいる最中は、ChatworkやSlack、メールなどの通知をオフにします。
「休み」に必要なのは、体とともに脳を仕事から離すこと。
仕事の連絡や通知に気づいてしまうと、休んでいても仕事のことが気になりだします。
通知を開いてしまったら最後、仕事を始めてしまうかもしれません。
休んでいる間は基本的に返信しないのですから、通知はOFFにしておきましょう。
※休み明けに通知をONに戻すことをお忘れなく。
連絡通知をOFFにして休みに集中するためにも「休みの準備」が大切です。
休みのための準備をする
仕事での連絡に気を取られることなく、休むことに集中するためには、準備もきちんと行う必要があります。
基本は1ヶ月前まで(相手にもよる)に休みを伝えておく
代わりに頼む必要がある場合は早めに依頼する
前倒しできることをやっておく
どうしても急な連絡が必要な場合の連絡先を伝えておく
メールの自動返信機能を設定する
チャットの表記などにコメントしておく
休むから連絡が取れない、と伝えておくのは社会人の基本マナーです。
1ヶ月前くらいが早すぎず近すぎずちょうどいいでしょう。
あとは、根回しや前倒しなど実際の業務に加えて、メールの自動返信やチャットの表記変更などもおすすめです。
以上は、あくまでも現役フリーランスのわたしが感じるポイントですが、これだけで、ぐっと休みが身近になります。
ただ、休むことに罪悪感を感じやすい人などは、上記アクションもハードルが高いと感じるかもしれません。
でも、やってみたらそうでもなくて、むしろ簡単なことと思われるくらいでしょう。
そういう人こそ、やってみるべきです。というのも、休みにはそれだけの理由があるからです。
フリーランスが休むべき理由
フリーランスが休むべき最大の理由、それは
休まないとパフォーマンスが低下するから
これに尽きます。
フリーランスに限らず、働く人すべてに言えることですが、定期的な休み
隙間にこそ、アイディアやひらめきが浮かんでくるものです。
ずっと出ずっぱりで仕事しているよりも、後で振り返ると効率的に仕事ができた、ということも少なくありません。
働いている間は、仕事脳が稼働し仕事リズムを刻んでいる状態なので、その方が楽と思われる人もいるでしょう。
ただ、休んでみると作業がさらに捗り、頭もよく回ることに、わたし自身気づいたことがあります。
かつて休みなんて要らなかった自分が、休んで実際に経験しています。
フリーランス的仕事とプライベートの両立のポイント
フリーランス的、仕事とプライベートの両立のポイントについても紹介します。
フリーランスだけでなく仕事を持つ人すべてに言えることです。
仕事以外に熱中できるものを見つけて大切にする
熱中できるもの、好きなこと、などなど。
家族や子ども、趣味やサークルの時間、友人との時間など人によってさまざまです。
仕事以外に自分がはまることに時間を費やすことも、仕事から脳と体を離すのに役立ちます。
ただ、自然の中に身を置く、なにも考えず何もしない、の方が真の意味で「休み」になりますが。
まとめ
漠然とした休みの大切さ、というよりは「より良い仕事をするために」「仕事でのパフォーマンスを上げるために」休むことにフォーカスした内容となりました。
ただ、フリーランスでも休んでいいし、休むべきです。
良い仕事をするために、そして自分の体や大切な人を大切にするために。
フリーランスだからこそ、堂々と自分の都合で連休を入れられるものなのです。
かつては「休みなんて要らない!人が休んでいる間に働かなければ!」と、こんつめて働いていた自分が、休んではじめて実感できたことは数しれず。
休むことで生まれる隙間には、新しいものの誕生を含め、あらゆる可能性が詰まっています。
もうすぐ新しい年を迎えるこのタイミングで、来年の休みの予定を決めてみてください。
不安から仕事を詰め込むよりも、もっと面白い1年が待っているはずです。
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