フリーランスが仕事を受けるのに人脈やコネが必要だ、と考える人は少なくありません。
実際にその考えから「自分にはコネも人脈もないから、フリーランス活動は無理だ」と、やる前から諦めてしまう人もいることでしょう。
今の時代、フリーランスとして仕事を続けるのに最初から人脈やコネが必要ではないと、自分自身の経験上断言できます。
この記事では、フリーランスとコネや人脈の関係について、個人的な経験や見解を含めて述べていきます。
結論はひとつの意見ではありますが、フリーランスで働きたい人にとって役立つ情報として解説していますので、最後まで読んでみてください。
フリーランス業はコネも人脈も要らない
フリーランス業では、仕事によってはコネも人脈も要らない、というのが今の筆者のスタンスです。
実際に筆者がフリーランスライターとして活動しはじめたスタートは、クラウドソーシングサイトでの受注であり、誰かもわからないサイト上のクライアントでした。
会社を辞めた時にはライターとして仕事をすることなど一ミリも予想していなかったですし、フリーランスとして仕事をする上で役立つような人脈はゼロに等しかったです。
そんな筆者でも6年近くフリーランスで活動してこれたのは、自分から営業をかけて仕事を受注することができるプラットフォームを利用したから、に他なりません。
6年前と今では、未経験からライターとしてスタートできるかどうか、チャンスの数や背景はガラリと変わっていますが、それでもチャンスはゼロではないですよね。
コネや人脈は決して悪者・邪魔モノではない
だからといって、コネや人脈は決して悪いもの、邪魔なものではありません。
日本では特に悪いイメージが強く、「あいつはコネ入社だから」「人脈だけはあるからな」などと陰口を言われている感じがするかもしれません。
フリーランスで活動したい人にとっては、コネや人脈で仕事がやってくるのであればそれに越したことはありません。
当たり前です。
それは、コネや人脈をたどってしかやってこない仕事もあるからです。
なぜコネや人脈という言葉が嫌われるのか?
どうして、コネや人脈による実績が嫌われるのか。
それは、実力や人格によらず、その人を知ってさえいればOK、ずるいという見方が強いからでしょう。
筆者もこの考えはゼロではありません。
ただ、コネや人脈が嫌いな理由の一番は、知り合いになっていない人が、どんなに実力や人格があっても蚊帳の外という不平等さです。
実力のある人が、コネが人脈がないというだけでチャンスがやってこない、という事態だけは本当に嫌ですね。
自分も、他人も同じく嫌です。でもそれが人生であり、仕事なのでしょう。。
権力のある人を知っていればいいのか、というとそうではなく、知り合いで、かつ実力がある、的な意味です。
だから、自分の技術やスキルは人の紹介を受ける以前の問題であり、あって当然の大前提のことだといえます。
海外ではコネや人脈がないと転職や就職できないと言われる
海外ではコネや人脈が転職や就職でものを言います。
紹介なら人として信頼性があって、安心して採用できるというスタンスだからです。
日本におけるイメージとかなりかけ離れていますよね。
つまり海外では、信頼できる人であるかどうか、をコネや人脈を使ってチェックしている、という意味になります。
コネや人脈は自分の信頼があってこそ役立つ
コネや人脈は短期的なものではなくて、長期的に積み上げていくものでもあります。
自分の信頼性や仕事でのスキル、スタンスなどの要素があってはじめて役立つもの。
だから、いざ人脈やコネ、紹介でタイミングが回ってきたときに力を発揮できるように日々積み重ねることが重要です。
フリーランスにとっては、どこからやってくるかわからないチャンスのために、今仕事をくれているクライアントや、過去にお世話になったクライアントでもう一度仕事がしたいと思うクライアントに感謝して仕事することが何よりも大切になってきます。
仕事は成果だけがものを言うと思われがちだが、基本のあいさつなどの言葉遣いや礼儀・マナー、納期厳守や滞りなく連絡がつくなどの社会人基礎力は欠かせません。
日々の行動がすべてだということを肝に命じよう
日々の行動=自分の信頼性ということを忘れずに、日々の業務に取り組むことが大切です。
人生どこからチャンスがやってくるかわからないからこそ、毎日チャンスが来ている、という視点を、持てれば随分と人生への姿勢が変わります。
逆に、日々のことがきちんとできていれば、会社内でもフリーランスや個人事業でもどこでもやっていけるといえるでしょう。
まとめ
もう一度大切なことをまとめると、
- コネや人脈がなければフリーランスとして活動ができないというのは嘘
- ただコネや人脈をたどってしかやってこない仕事(一次情報)がある
- 人やチャンスの繋がりはどこからやってくるかわからないものだ
- 日々自分の行動を律していくことが次のチャンスに必ずつながる
筆者自身フリーランスとしての活動が長くなってきましたが、日々上記のことをひしひしと感じています。
Webライティング業務を発注するクライアントの中には、こちらが継続的に関わりたくないと感じてしまう担当者や企業もありました。
しかし、きちんと信頼して発注してくれるクライアントは、少し期間が空いてからでも業務を案内してくれることが多々あります。
コネや人脈というのは、こうして繋がっていくものだと感じています。
自分の信頼性やスキル、仕事に対する姿勢がなければ、コネや人脈は役立たないものです。
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