YouTubeとブログは、どちらも個人で動画を投稿できるプラットフォームで、役立つ情報を発信するツールです。
多くの人にメッセージを届けるには、YouTubeもブログも両方使えるのが理想的でしょう。
どちらかを選ぶとなると、それぞれの特徴を理解する必要があります。
YouTubeの人気が爆発的に高いと思われがちですが、ブログの方が優れている点も当然あり、そこを抑えることで必要性が判別できます。
この記事では、情報発信のプラットフォームとしてブログの方がYouTubeより優れている理由についてまとめます。
多くの人に読まれるブログを書くポイントについても解説しています。
- 個人や企業のメディアを持ちたい人
- ブログとYouTubeどちらにしようか迷っている人
- ブログを始めてみようと思っている人
以上のような人に役立つ記事ですので、最後まで読んでみてください。
YouTubeよりブログが優れている理由
情報発信をする側として使うことを考える際、実際に動画やサイトを訪れるユーザーのメリットを理解する必要があります。
YouTubeよりブログが優れている主な理由は以下のとおりです。
読みたいところだけを読める
読みたい部分を見つけやすい
時間を節約できる
自分の頭での理解を深められる
ブログの一番のメリットは「読みたいところだけをピンポイントで読める」ところ。
また、多くのブログには目次を付けられるため、目次を読んで読みたい部分を見つけやすい点もポイントです。
時にはページ全体を読むことなく満足できるので、時間の節約にもなります。
ブログを読んで知りたいことや学びたいことが満たされなかった場合、すぐに別の行動に移りやすいのもメリット。
自分で調べる行動を促せ、結果的に自分の頭での理解を深められます。
これら4つのポイントは、YouTubeの動画ではカバーできていません。
動画の多くは最後まで見てもらう工夫がされており、最後まで見ないと結論がわからないものがほとんどです。
中には、タイムスタンプ(動画の目次)がついているものや、概要欄に説明がついているものも存在します。
ただ、そうした動画は少ないのが現状です。
また、前フリが長かったり、動画のタイトルがクリックベイト(煽り)だったりして、ただ時間を取られることもあります。
知りたいことがあって動画を見ていると、他の情報で頭がいっぱいになってしまい、知りたかったことや学びたかったことからのフォーカスがだんだん外れていくことも多いでしょう。
ネット検索で調べたいことがあるユーザーにとっては、読みたいところだけをサクッと読めて、満足できるブログの方が優れているといえます。
こうしたブログの利点の背景にあるYouTubeとブログの違いについて、突っ込んで説明していきます。
YouTubeとブログの違い
YouTubeとブログの最も大きな違いは、以下の点です。
YouTubeは受動、ブログは能動
YouTubeは、テレビやラジオ同様、流しているだけで情報が入ってくる受動的な情報源です。
ただ見ているだけで頭の中が満たされるので、広告宣伝効果は高いといえるでしょうが。。
一方、ブログも読めば情報は入ってきますが、読み進めるという能動的な動作が必要になります。
本でいうページをめくる的なものです。
必要であれば、目次から読みたい部分にジャンプして、ほしい情報だけを取ってページを閉じることもできる。
自分で能動的に使える幅がある程度広いのが、ブログの特徴といえます。
ほとんどのYouTubeの動画は、ただ流し続けるだけ。
知りたい情報を見つけるために、流し続ける必要があり、時間がかかる上、非効率的です。
忙しい人や時間がない時など、効率よく使えるブログが求められる場面はまだまだ多いことがわかります。
読まれるブログを書くポイント
ここからは、情報発信する側としてブログを作っていく際のポイントを紹介します。
複数のサイトやブログを運営し、ライターとしても経験がある筆者が思う重要ポイントです。
一次情報について書く
誰に向けて書いているかを意識する
1記事1テーマが基本
一次情報について書く
一次情報とは「自分が見た、聞いた、思ったという体験や感覚」のこと。
その情報を発信している元が自分自身である場合に一次情報といいます。
ネット検索で調べた情報や、誰かに聞いた情報は二次情報となります。
誰でも調べれば見つけられる二次情報よりも、自分オリジナルの情報である一次情報こそが、ブログを書く理由です。
おすすめ記事やまとめサイトは星の数ほどありますが、思ったことや体験したこと、感想といった自分の一次情報は自分だけが持っているもの。
商品の詳しい情報や販売価格は公式サイトやECサイトなどを調べればわかります。
そこに、自分だけが書ける一次情報を少しでもプラスしてまとめることが大切です。
誰に向けて書いているかを意識する
誰に向けて書いているかを意識して書く、というと少し難しく感じるかもしれません。
そこが明確になると、自然とブログの内容や要点が決まってきます。
よりブログが書きやすくなり、伝えたいメッセージも刺さりやすくなります。
性別や年齢層、職業や趣味嗜好、家族構成などをざっくりとでもいいので具体的にしてみましょう。
どんな生活をしている人が興味を持って読んでくれるか、を考えてみてください。
このサイトなら、英語勉強者や海外に興味がある人、フリーランスや個人事業主として活動する人、などです。
1記事1テーマが基本
ひとつの記事に載せるのは、基本的に1テーマにしておきましょう。
一番伝えたい軸を中心にして、理論的な根拠や関連情報を含め2、3個の大きなまとまりで構成するのが理想的です。
あれこれ詰め込んで、大作を仕上げるのもひとつの方法です。
ただ、大きな流れを崩さないように要点をシンプルにまとめる方が、読みやすくまとまります。
溢れたトピックは、別記事にしてまとめることで、記事数が増えてブログ自体が充実します。
他にもブログを書くポイントはさまざまあり、挙げればキリがありませんが、以上のポイントに留意してブログを始めてみてください。
まとめ:読む人の使い勝手を意識してブログを作ろう
YouTubeよりもブログの方が効率的で使いやすい、と感じている人はまだまだ多いのが事実です。
動画コンテンツや音声SNSなど新しいサービスも人気が伸びていますが、ブログも根強い人気を誇っています。
記事に興味を持ってタップしてくれる人のことを考えて、役立つ情報をブログに乗せていきましょう。
訪問者の使い勝手を意識してブログを作っていきましょう。