英語力は高い方が、海外でもコミュニケーションが取れて楽しめますし、ビジネスチャンスも広がります。
国内においては、海外から訪れている観光客に対しても必要な助けができるので、非常に有難がられることでしょう。
英語を勉強している人の中にはネイティブレベルを目指す!と意気込んでいる人もいると思います。
勉強することは悪いことではありませんし、メリットもたくさんありますが、英語を勉強する目的によってはちょっと違う時間の使い方をする方が目的達成に近づくかもしれません。
今回は、英語のネイティブレベルを目指す必要があるのかどうか、実際のレベルや気になる発音事情についてまとめていきます。
ネイティブレベルの英語を身に着けたい人や、英語力のアップを目指している人は、今一度改めて考えてみてください。
英語の「ネイティブレベル」とは
英語のネイティブレベルというと、幅がありますが次のような数値で表されることが多いようです。
語彙力:20,000〜40,000語
英検1級で15,000語レベルと言われますから、さらに上をいくボキャブラリー力ということになります。
英語はネイティブレベルを目指す必要はない
ネイティブレベルにならなくても通じる
アメリカやイギリスで現地のネイティブが日常生活で使用している単語は約2,000〜3,000語と言われています。
3,000語ですよ?!1万もいかないのです。40,000語目指さなくてもいい訳ですよね。
実際にネイティブの人たちが生活する上で使っている単語数が出ているのですから。
これなら少ない語彙力でも、十分に日常生活ができるくらいの英語力が身につけられるイメージが湧いてくるのではないでしょうか。
海外移住をはじめ、
ネイティブレベルにたどり着くのに時間がかかる
英語力が中上級の人であっても、ネイティブレベルにたどり着くには非常に時間がかかります。
日常英会話であれば2,000語前後で十分ですし、ビジネス英語であっても専門用語を含めても5,000語もあれば十分に活用できるでしょう。
実際に英語を使うということを優先すると、英語勉強よりも他に費やすべき時間があると思います。
ネイティブレベルになる前に優先すべきことがある
英語勉強よりも費やすべき時間、それは他の優先事項です。
ビジネス英語で使うなら、専門分野の知識も同時に持っていないと使い物にならないですし、転職のためにTOEIC勉強をするという人なら転職活動のための他のスキルアップでも十分に対応できますよね。
英語は言ってしまえば単なるコミュニケーションツールです。
その他の優先事項が残っていないかどうか、随時チェックしてみてほしいですね。
英語ネイティブの発音を身につける方法
英語ネイティブの発音は、なんといっても英語が通じやすいというメリットがあります。
アクセントがあるのが日本人を含め外国人のチャームポイントではありますが、英語を知っていても通じなければ意味がないので、発音は通じる程度に身に付けておきたいところです。
ネイティブの英語に触れる
シャドーイングや録音で回数を重ねる
英会話の機会を増やす
これらの方法を試してみてください。
英語の発音はアクセント(癖)があるのが普通!
英語の発音の癖を、アクセントと読んでいます。
日本語で言う方言のような、イントネーションの違いのことですね。
海外のいろいろな場所に行くと、人によってアクセントが違うことに気がつくはずです。人というか国や地域などによって、異なるアクセントで話されています。
アクセントがあるのが普通、なのです。アメリカ英語のようなRの発音ができなくても問題ないです!
母国語が英語の国であるアメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでさえ、それぞれまったく違った聞こえ方をします。
ぜひそれぞれの国のYouTube動画を見てみてください。
日本特有の学校のお手本だけが正解、という文化とは真逆で、海外ではアクセント自体が魅力的に聞こえることも少なくありません。
英語を覚えて使いたい、意思を伝えてコミュニケーションを取りたいという気持ちがあれば、本当の意味での英語の使い方ができてくるはずです。
まとめ:英語ネイティブレベルを目指す必要はない
ビジネスで英語を使うとしても、海外移住のためといっても、ネイティブレベルの英語を目指す必要はさほどありません。
ネイティブレベルの語彙力はあると役に立ちますが実際の実用性としては、優先順位は高くないでしょう。
ネイティブレベルの英語を目指すよりも、どんな目的で英語を学ぶかによって勉強範囲を限定して集中的に勉強することをおすすめします。
発音については、通じる発音を習得すればよく、ネイティブのようなきれいで完璧な発音を目指す必要は1ミリもないことは、頭に置いといてくださいね。
日本人特有の「準備先行」型の思考では、英語を身に着けても活かす機会が少なくなってしまいます。
実践ありきで英語勉強の計画を熟考するとともに、計画を立てたら実行するだけ、という状態を作るのがおすすめです。
ネイティブとの差を気にせずに、海外でも堂々と日本人らしく英語を使って楽しんでいきましょう!
Comment