「好きなことを仕事にする」「ワクワクを追いかける」近年流行の自己啓発で見られる文言ではあります。
実際に実践するとなると、これでいいのか?と思う人も少なくないでしょう。
ただ、好きなことを仕事にする、あるいはワクワクすることをやるだけでは、仕事はもとより人生まで躓いてしまいます。
今回は、本当に「自分らしい働き方を実践するためにやるべきこと」についてまとめます。
フリーランス歴6年になる筆者が、フリーランスとして活動を続けていく中で得た知恵や気づいたポイントを考慮し「自分らしい働き方」とは何なのか、考えてみました。
今後の働き方を考えている人や、フリーランスや個人事業主としての独立を検討している人には、特に参考になる内容だと思います。
一個人の意見ではありますが、どんな雇用形態であれ2020年以後社会で働きつつ人生を味わいたいと思う人であれば、避けては通れない道です。
ぜひ最後まで読んでみてください。
自分らしい働き方を実現するための5ステップ
自分らしい働き方を実現するために、今から始められることを順番に3つご紹介します。読むだけでなくぜひノートなどに書き出してみてください。
1.「自分の不満」を認める作業
何が「自分は不満に感じているのか」を明確にして、自分でしっかりと認める作業が最優先です。
「こう思ってはいけない」などと自分の中で消そうとせずに、認めて感じてあげる必要があります。
ノートやメモに書き出す方が、頭の中が整理できるのでおすすめです。
書き出す際には、自分でOK、NGを出さずにどんどん思ったとおりに出すよう心がけてください。
例えば、「雇われる形で働くのが嫌」という場合には、
- 通勤が苦痛なのか
- 固定給料が苦痛なのか
- オフィスで仕事をすることが苦痛なのか
- 仕事関連の人間関係が苦痛なのか
細かく分けることができますよね。
分けることができたら、それぞれのどこが嫌なのか、何を避けたいのかをさらに詳しく書き出してみてください。
例)
- 通勤が嫌
- →乗り換えで待つのが嫌
- →満員電車で息苦しくて苦痛なのが嫌
2.自分の「心地よい」「やる気が出る」をとことん追求する
不快に感じていることや不満を出し切ったら、次は自分がどんなことを「心地よい」「やる気が出る」と感じられるかを探っていきます。
どんな状況が心地良いのか、やる気が出る理想のシチュエーションなどを挙げていきます。
1で挙げたそれぞれの項目について、反対に「こうだったらいいな」ということをリストアップしてみてください。
例えば、
- 通勤が苦痛→自宅勤務あるいは電車以外の通勤方法(自転車、自家用車、徒歩など)
- 給料制が苦痛→歩合制に転職、フリーランスで裁量制になる
- オフィスで仕事をすることが苦痛→リモートワークで自宅から勤務、レンタルオフィスを利用、カフェを利用
- 仕事関連の人間関係が苦痛→上下関係、同僚との関係、クライアント、下請けなど、人と合わない働き方
こうして細分化していくことで「どういった働き方が自分にとっての理想なのか」が鮮明になってきます。
3.理想の働き方のデメリットを見つける
ここからが、よくあるリストアップには出てこない作業で、非常に重要な部分なので飛ばさずに考えてください。
自分らしい理想的な働き方「理想の働き方が手に入ったら、今よりも幸せで満足度の高い生活が待っている」と思っていますよね。
しかし、物事にはポジティブとネガティブの両方が必ず存在しているという法則をここで利用します。
理想の働き方が実現したと仮定すると「今よりもデメリット、マイナスに感じるであろうこと」を見つけてください。
例えば、オフィス勤務ではなく在宅勤務の仕事を選んだら、
- 同僚と話して息抜きする時間、情報交換する時間が減る
- 新しいメンバーと出会うチャンスが減る
- 家から出なくなって不健康になる
などが考えられます。
どの質問にも正解はないので、自分なりに考えてみてください。
4.今の状況におけるポジティブ面を探す
3の質問の逆をやってみます。
ものごとのプラス面、マイナス面両方を考えるために、今不満のある状況のプラス面、メリットを挙げてみましょう。
不満があったとしても今の状況にもプラス面があるはずです。
代表的なものとしては、今の状況を続ける方が新しい働き方を取り入れるよりも体力を使わず楽だ、というもの。
他にも、今の状況でメリットとして感じていることがあるはずです。
必ずあるので、ぜひ見つけきるまで探してください。
5.今できる理想の働き方のエッセンス
3と4を考えることで行ったのは、
- 「今の状況がだめである」という意識を中和し
- 「理想の働き方にはメリットしかない」という幻想を解く
という作業でした。
今がマイナスしかなくて、未来にはプラスしかないというのは幻なのです。
ですから、その気づきを持って本当の意味で「今」に帰ってくることができる。
その意識で改めて「今、自分がやりたいこと、できることはなにか」を考えてみてください。
5つのステップを経た後の注意点
5つのステップはかなり強力な質問です。
もしかすると、最初に考えていた理想の働き方とは違う方向に向かっているかもしれませんが、問題ありません。
それが本来あなたが望む理想の働き方、あるいは人生の歩み方、在り方だともいえます。
不満がある今の状況にもメリットがあり、理想の働き方にもデメリットがある、という「ものごとの両面を見る」考え方は、いろいろなところで使えるメソッドです。
自分らしい理想の働き方
改めて自分らしい理想の働き方が、少しずつでも明らかになったと思います。
もちろん、海外で就職するなど条件によってはすぐには実現できない働き方もあるでしょう。
ただ、何についても未来の可能性はゼロではありません。
ましてや2020年3月現在、世界中が何がどうひっくり返ってももはや驚かないくらいの世情です。
良い風に捉えれば、どんな理想を思い描いたとしても叶う可能性は十分にあるといえます!
いまがチャンスだという確信が私にはあります。
まとめ
今だからこそ、自分の理想の働き方を見つけるために、根底から見つめてみてほしいと思います。
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