ライティング業務は現在非常に参入ハードルが低く、誰でも未経験からライターとして始めやすい環境が整っているように見受けられます。
ただ、参入したは良いものの、未経験からすぐにスイスイと稼げようになる人はまだ少ないかもしれません。
文字単価が自動的に上がるようなシステムや、文字単価3円以上で記事数もこなせる案件は少ないでしょう。
ライターとして稼げる状態は、自分で作っていく必要があります。
今回は、実際に未経験からライター業で稼ぎ続けるために必要な要素と、未経験からライター実績を重ねたあとの流れについてまとめます。
ライター活動で稼ぎ続けるにはどうすればいいのかについても言及しますので最後までご覧ください。
未経験からライター実績を重ねたあとの流れ
ゼロからライターとして実績を重ねるためには、まずは「量」をこなします。
例えば、文字単価3円で3,000文字の記事(1記事9,000円)を月に5件受けるなどは希少です。
稼ぎ続けるためには、作業量を増やさなければならない。
副業の場合は本業との両立が長引き、結果体力も気力もどんどん消耗してしまう状況に陥るでしょう。
個人的な体験を通しての結論として、Webライティング自体が未経験という場合には「感覚的にWebライティングのやり方を身につけることも大切」だからです。
副業的に始めるのが無難でしょう。しかし、3年ほど前よりも現在は案件の二極化傾向が見られ、きちんと稼げる案件を見つけられれば単価は1文字あたり1円を切ることもないように見受けられます。(印象ですが)
ただし、ライティング自体が未経験の場合、まともな稼げる条件(受け入れ体制が整っていて、怪しくないクライアントによる記事数が確保できているプロジェクト)を受けにくいです。
そういった場合は、クラウドソーシングなどで量をこなして経験値を上げる方法があります。
フリーランスライターとして稼ぎ続けるために必要な4つの要素
フリーランスのライターとして稼ぎ続けるために、継続的に仕事を受け続けるためにはライティング力が高いだけでは不十分です。
必要となるのは、次の4つの要素です。
- ライティング力+α
- 専門力を磨く
- クライアントとのコミュニケーション力
- 成長し続けるための努力
ライティング力+αが必須
ライティング力が高いのは、ライターとして当たり前です。
文章を書くのが好き、日本語が得意だといった理由だけでライティング業務が継続できるかというと、そうではないといえばわかりやすいでしょう。
ライターとして稼ぎ続ける=仕事を受注し続けられるためには、ライティング力にプラスして他のスキルや能力が必須です。
「こうしたらもっと記事やサイトが良くなる」というアイディアを提案する
迅速に修正対応する
前回よりも短時間で質の高い記事を仕上げる
修正指示がないように毎回細かくチェックを繰り返す(修正指示はないのが理想)
思いつくだけでもたくさんあります。
気づいたことから、どんどん実践していきましょう。
専門力を磨く
専門分野や自分の売りがあればPRしやすいのでぜひ専門力を磨いておいてください。
専門分野なんかないわ、なんでもやってやるというは、量を受ける時点からスタートしましょう。
ライティング業務をこなしつつ、経験値を積む過程で専門にしたい分野が出てくるでしょう。
たくさんこなして専門になってしまう分野が決まる場合もあります。
筆者は実績のあるクライアントに恵まれて、ジャンル問わずにライティング業務を振ってもらうことが多々ありました。
ライティング力を上げ、クライアントの求めるものに答えつつ、丁寧かつ迅速な対応を忘れずに業務を行うことで、力がついていきます。
クライアントとのコミュニケーション力
フリーランスは、クライアントや業務に関わるすべての人とのコミュニケーションが重要です。
必要なことを伝えるコミュニケーション力は当然欠かせません。
納品期日に遅れない、遅れそうなら事前に連絡しておく、わからないことは確認しておく、といった対応は必須です。
もちろん、マナーや礼儀も含まれます。
大事なのは、相手がどういう人と一緒にプロジェクトを進めたい、と思っているかを的確に読み取ること。
それができれば、ぐんと仕事がしやすくなります。
人なしでは仕事ができないのは皆同じです。将来的に仕事の幅も広がっていくでしょう。
フリーランスライターとして成長し続けるための努力
「どういう人材を求めているか」とともに、「自分がどういうライターを目指しているか」を念頭に置きながら日々業務に取り組むことが、成長のキーです。
文字単価が上がれば良い、という目の前のゴールだけを追っていると、すぐに達成はできるでしょう。
ただ、達成した後は成長が止まり、衰退が始まります。
フリーランスのリスクヘッジも計画しよう
フリーランスに関わらず、ライティングを受けるライターは、サイト自体の終了などにより案件が終わることが日常茶飯です。
ひとつの案件に頼っていると、案件が終わったときに仕事がなくなり、ダメージが大きくなります。
リスクヘッジとして日頃から複数の案件を掛け持つことをおすすめします。
自分の力ではどうにもならない要因によって、仕事がない状況を回避するために複数の案件に携わるなどの対策が必要です。
それぞれの案件ごとに、異なるマニュアルや納品方式があり、大変に感じるかもしれませんが、リスクヘッジとして有効な方法のひとつです。
- ポシャることのない案件に携わっておく(大手企業運営サイトや大手メディアでのライティングなど)
- 案件を複数かかえるクライアント(ライターとクライアントとの仲介役的なポジションの人)と仕事する
なども、安定感はあります。
まとめ:フリーランスは不安定にも慣れておこう
案件がなくなると報酬も減りますので、営業する必要が出てきます。
フリーランスである以上は、安定を求める姿勢は極限まで減らしておきましょう。
フリーランスには安定という言葉はついてこない、そう思って活動しておく方が柔軟対応ができるからです。
実際、安定を最優先するならアルバイトなり会社員なりで給料を確保すればいいのです。
どんな有名大企業に努めていてもリストラがやってくる時代です。
雇われている=安定という方式時代が成り立ちにくくなってきているからこそ、フリーランスとしてリスク管理できる人間は、どんな時代になっても強い対応力と、自分だけの武器を仕込むことができるのです。
フリーランスならではのメリットを生かして、しなやかに時代を渡っていける仕事術を身に着けておきましょう。
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