日焼け止めを年中使っている人も、暖かくなって日焼け止めを探す人も、日焼け止めを使う目的は「紫外線による肌への影響を防ぐため」ですよね?
ただ、使い方や使うものによっては、紫外線対策以上に負担をかけている可能性があります。
今回は、日焼け止めを使うにあたり大切なポイントとして2つ、他にも気をつけてほしい注意点をまとめました。
日焼け止めを買う前に、塗る前に一度読んでみてほしいと思います。
日焼け止めのSPFよりも大事なポイント2つ
日焼け止めに関する大事なポイントは2つ。
・つけた後はきちんと落とす
・時間が経った日焼け止めは使わない
1.つけた後はきちんと落とす
「つけた後きちんと落とすこと」これに尽きます。
1日の終わりにきちんと日焼け止めを落とせているかどうかが紫外線対策をして肌をキレイにしていく上で重要になります。
逆に言えば、SPFが50であっても15であっても、きちんと落とせていないのであれば肌に負担となります。
日焼け止めの効果以前に肌に悪いのです。
普段のスキンケアと同じで、メイクがきちんと落とせていない状態で、どんなに高級な美容液や高性能な美容方法を実践しても、効果は期待できません。
メイクをするときと同じくらいか、それ以上に鏡を真剣に見てメイクを丁寧に落とすくらいの気持ちで取り組みたいところ。
日焼け止めも同じで、きちんと落とせていないと肌にマイナスです。
2.時間が経った日焼け止めは使わない
ワンシーズン使ったら、余っていても処分しましょう。その年用として、1年ごとに新調するのが理想的です。
もったいないのはわかりますが、余った古い日焼け止めは紫外線対策どころか肌に負担をかけます。
1年経っていなくても中身が分離して出てきてしまうようなものは処分して、新しいものを購入してください。
使うものによっては日焼け止め効果よりも肌に悪影響を与え、せっかくの手間も日焼け止めも意味がなくなってしまうので要注意です。
日焼け止めのSPFの考え方
日焼け止めを選ぶ指標として、SPFやPAといった表記があることは多くの人が知るところでしょう。
SPFが大きいほど、PAの+(プラス)マークが多いほど、日焼け止め効果が高くなるという認識、ですよね。
おおよその選び方の指標を、根拠とともに自分なりにまとめます。
SPFとPAの意味は?
ちょっとだけ説明いたします。
- SPF=Sun Protection Fuctorの略
SPFは紫外線防御指数という日本語が割り当てられており、UVB(紫外線B波)による影響を防ぐ役割を果たします。
SPF50だと「紫外線B波によるダメージ(メラニン色素の生成)を50倍遅らせる」という意味です。
SPF1で約20分作用を遅らせることができるので、50だと約1,000分=16.6時間前後になります。
- PA=Protection Grade of UVAの略
PAはUVA(紫外線A波)からの影響を予防する役割を持っており、+から++++まで4段階に分かれています。
UVAとUVBの割合としては、UVA:UVB=95:5くらいとされ、SPFもPAも必要ということになります。
以上のような単語の意味がわかっていると、シーンごとにどのくらいの数値のものを選べば良いか、自分で判断しやすくなるはずです。
ビーチリゾートやアウトドア=SPF50を塗り直す
紫外線の強い国のビーチリゾートやアウトドアロケーションでは、「しっかりSPFが入ったものを塗り直す」ことが非常に重要です。
SPFが高いものほどメラニン生成を遅らせる作用が期待できるため、SPF50など高い数値のものを塗り直すことで効果が得られます。
そして大切なのが、数時間おきに塗り直すこと。
面倒でもこれをしないと、日焼け止めは汗や肌についた水、タオルとの摩擦などによっていつの間にやら肌の上から姿を消しています。
すなわち効果はなくなっており、1日の途中で日焼け止めの効果ゼロ、ということになり兼ねません。
日本での日常的な外出=SPF10〜30
通勤や買い物程度の外出時なら、SPFは低くても紫外線対策には十分です。
紫外線に当たる時間も少ないですし、日本国内だとそこまで強い紫外線は降り注いでいないでしょう。
逆にSPF数値の高いものを使っていると肌に負担になりやすいので、SPF少なめのものを用意しておくと安心です。
それだけで十分に日焼け止め効果でます。
軽いSPFでも塗った日にはきちんと落とすことをお忘れなく。
日焼け止めの種類ごとに適切な落とし方が違う
日焼け止めは何で落とすのか?という疑問を持つ人もいるでしょう。
クレンジングで落ちる?
日焼け止めは基本的にクレンジングで落としましょう。
中には専用のクレンジングが必要なほど強いタイプのものもあるようですが、稀です。
ウォータープルーフタイプのものでもメイク用のクレンジングでたいていは落とせるので、問題ないでしょう。
体用の日焼け止めはボディソープで落とすのが一般的ですが、しっかり塗り込んだ日や落ちにくいタイプならクレンジングを使うのが無難です。
もったいないかもしれませんが、顔用のクレンジングで顔と併用するのが良いでしょう。
ボディ用のクレンジングもあるので、そちらを使ってください。
オーガニックや自然派・ナチュラルアイテムは?
オーガニックやナチュラルコスメ系の日焼け止めには、「せっけんで落ちる」「クレンジング不要」などの表記があります。
アイテムによってはクレンジング不要なものもあり、肌への負担が少ないため肌が弱い敏感肌タイプの人にも使いやすいでしょう。
ただ、洗い上がった後でも塗った感覚が残っている場合は、まだ日焼け止めが肌に残っている可能性が高いです。
メイクが落とせるクレンジングできちんと落とすようにしましょう。
日焼け止めのおすすめ
個人的な日焼け止めのおすすめをご紹介しておきます。
実際に「自分が使ってよかった」「もう一度使いたい」と思えるアイテムですので、ぜひチェックしてみてください。
CAUDALIE(コーダリー)Vinoperfect Radiance Moisturiser Broad Spectrum
日常使いできるSPFとしておすすめなのが、日焼け止め効果ありの保湿クリーム。広げると透明で色づきなまったく無し、毎日の化粧下地としても優秀ですね。
容量は少なめではありますが、日焼け止めは1シーズンで使い終えるのが妥当ですからちょうど良さそう。
わたしはCult Beauty(カルトビューティ)で買いました。
CAUDALIE Vinoperfect Radiance Moisturiser Broad Spectrum
Cult Beauty(カルトビューティ)での買い方はこちらでまとめています。
Supergoop!(スーパーグープ)Sun Screen
結論:日焼け止めは落とし方をセットで考える
日焼け止めはSPFやPAの表記も大切ですが、何よりも使った後に適切に落とすことを忘れないようにしましょう。
また、成分が分離しているような時間が経った日焼け止めを使わないことも重要です。
日本は美白大国ですし、皮膚がん対策(?)で日焼けしたくないという人もいるはず。
帽子や手袋、日傘などでも日焼け効果は得られますが、暑い夏には肌を出したいですよね。
日焼け止めを塗る際にはきちんと落とす、肌のケアを丁寧に行うことまでを「紫外線対策」としてセットで考えましょう。
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