今さら聞けないクルエルティフリー(cruelty-free)マークの化粧品・ビーガン(vegan)との違い

今さら聞けないクルエルティフリー(cruelty-free)マークの化粧品・ビーガン(vegan)との違い

この記事では、クルエルティフリー(cruelty-free)マークとビーガン(vegan)の違いや認証されているコスメ・化粧品の基準についてまとめています。

海外コスメブランドではもはや当たり前のように記載されている「クルエルティフリー(cruelty-free)・ビーガン(vegan)」という表記。

日本でも徐々に浸透してきており、きちんと正しい認識を持っておくことは、消費者としての常識とも言えるでしょう。

※ビーガン主義など、どちらが良い悪いといった議論をテーマとして記事ではありません。あくまでも情報を共有するための記事ですので動物擁護などのご意見はご遠慮ください。※

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クルエルティフリー(cruelty-free)・ビーガン(Vegan)とは?

まずは2つの定義から。

クルエルティフリーとビーガンは混同されやすいのですが全く別の定義です。

クルエルティフリーでなくてもビーガン、ビーガンでなくてクルエルティフリーなども見られます。

クルエルティフリー(cruelty-free)

Wikiを引用しますと、

クルエルティフリー(英語: cruelty-free)とは、動物の権利運動における、商品や活動が動物を傷付けたり殺したりしていない事を示すラベルである。動物主義者達は動物でテストされた製品はクルエルティフリーでないとしている。

(引用元:Wikipedia

つまり、製品に使われる成分や材料などの安全性や効能を確かめる段階において、動物を実験対象として使用していないことを保証する認定マークです。

世界中で実験に使われている動物の数は、化粧品対象だけでも1.2個体近くに上るとか。

そして、実験に使われてしまった動物は、危険性のある成分にさらされたとしても、その後に適切な対処や治療を受けることはなく、そのままモノのように捨てられるか、放置されていくそうです。

人間の化粧品のためだけにひどすぎる扱いをされている動物がいる、という事実は悲しすぎますね。

(動物実験と聴くと、映画Legally Brondを思い出すのは筆者だけでしょうか…)

ビーガン(Vegan)

一方、ビーガンは動物由来の成分や原材料を含まず、植物由来の成分や材料、水だけで作られた化粧品を指しています。

食べ物と同じ定義(純菜食主義者)で、イギリスの菜食主義団体が認証しています。

製品動物実験されたものを使用しないように、まずはクルエルティフリーの定義付けをすることにより、

非動物系という意味で純粋に植物だけ、または植物と水で作られた製品(化粧品や食品など)に厳格なイギリスの菜食主義団体から認定マークを与えています。

要はビーガン(vegan)≠クルエルティフリー(cruelty-free)

ビーガン(vegan)<クルエルティフリー(cruelty-free)マークでありますが、

ビーガン(vegan)≠クルエルティフリー(cruelty-free)マークではない、ということはおわかりになったかと思います。

イメージは混同されやすいようですが、正確な定義は全く別ものですので、今後は注意して見比べてくださいね。

クルエルティフリー(cruelty-free)の偽マークに注目!

アメリカやヨーロッパのコスメ市場では、クルエルティフリーはもはや当たり前。

クルエルティフリーでないブランド、となると冷たい目で見られ、商品が悪い意味で注目されやすくなります。

ただこのクルエルティフリー、気をつけないと本末転倒にもなりかねません。

正式な認証マークはリーピングバニー(Leaping Bunny Certification)

気になる認定マークは、うさぎが左を向いて飛んでいる姿をさらりと描いたイラストの下に、Cruelty Free Internationalという表記がついたものです↓。

(引用元:Crueltyfreeinternational

英国動物実験廃止連盟(BUAV)がLAV(イタリア動物実験廃止協会)など動物保護団体と共に活動を続ける、クルーエルティフリーインターナショナル(CFI・Cruelty Free International)という団体が認証しています。

「人道的化粧品基準」という、厳しいラインを通過したブランドや商品にのみ認証が許可されています。

世界では約600社が認証を受けているとのこと。今後さらに数は増えていくと思われます。

クルエルティフリー(cruelty-free)の偽マーク?!

もう一度Wikiを引用します。

いくつかの企業は、商品に「動物実験はされてない(商品)」「我社は動物事件はしていません」「これまで動物実験は一切行われていません」「動物実験に反対しています」「クルーエリティーフリー」等とラベル付けを行ってきているが、これらの中には、実際には動物実験禁止に関する法律に合致していないにも拘らず紛らわしい言回しをしているケースが存在しており、消費者のミスリーディングを誘発している。

(引用元:Wikipedia

「クルエルティフリーを保証する」マークを自ら製造して、製品に貼り付けているブランドも増えてきているようなのです。

しかも、本家の認証マークに似たうさぎを使ったオリジナルのマークをつけて、CFI認定クルエルティフリーを謳っているとか。

これでは本来のクルエルティフリーの基準が曖昧になり、意味がなくなってしまうのではという懸念があります。

実際に動物実験をしているかどうか、消費者は簡単には知ることができません。

できることとしては、クルエルティフリー認定マークを覚えておくことです。

判断しやすくなりますのでこの機会にぜひ記憶して活用してください。

ビーガン(vegan)の偽マークも?!

ビーガンの認証登録料の支払いを拒否するために、独自のビーガンマークを設けるブランドも存在しているようです。

ビーガンだというマークを付けておいて、マッコウクジラなど動物から作られた成分を使っていてはビーガン商品ではありません。

正式なビーガン認定マークと、他の企業オリジナルのビーガンマークを混同しないことも重要です。

また、グルテンフリーやベジタリアン、ナチュラルコスメ認証マークなど、たくさんの似た認証が存在していますので、注意して見てくださいね。

クルエルティフリー(cruelty-free)なら安全なのか?

消費者にとっては、この疑問の方がブランド自体が動物実験をしているのかよりも意味が深いかもしれません。

クルエルティフリー(cruelty-free)の定義から考えると、製品の安全性には直接関係のない認証だと言えます。

そもそも肌につけて安全とは言えない成分は、化粧品に使わないのがフツーでしょう(普通、ですよね…?)

化粧品の成分自体については、オーガニック認定や100%ナチュラル認定といった他の認証の方が、近い基準となります。

グレーゾーン成分も多い化粧品業界、安全性を追求するのは簡単なことではありませんが、消費者として正しい知識を持つことは大切です。

ひとつひとつ成分を調べるもよし、発信をしている方を通して学ぶもよし、納得のできる化粧品を見つけるために賢くなりましょう。

結論:クルエルティフリー(cruelty-free)とビーガン(Vegan)は別物です

両者は全く異なる基準だということです。

具体的な意味をわかって利用している消費者(提供者)はどのくらいいるのでしょう…。

賢い消費者になって、化粧品も楽しく安心して使っていきたいですね。