毎月生理が近づくと体やメンタルに不調が出る女性は少なくないはず。
冷えやストレスなどが相まって、生理前のPMSとして腹痛やイライラが強まり、普段の生活にも支障が出てしまいます。
この記事では、月経時の不調を少しでも緩和させて、楽に過ごすために取り入れたい方法を詳しく書いています。
実際に筆者が実践して効果があったものだけをまとめました。
生理痛やPMS、生理前後の気分の落ち込みなど不調にできる対策を知りたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
実体験済み!月経を楽に過ごす方法
月経を楽に過ごす方法として、実際に効果を実感できたお墨付きの3つを紹介します。
- よもぎ茶
- 足湯(炭酸)
- よもぎ蒸し
共通点は「体内をあたためる」ことです。
よもぎ茶
Japanese Herbや「ハーブの女王」とも呼ばれるよもぎは、生理や婦人科系の不調に大きな効果が期待できます。
よもぎの持つ代表的な作用は以下のとおり。
- 体を温める作用
- 浄血・増血作用
- 腸内環境の改善
温める効果と血液を増やす作用を持ち合わせている点が特にポイントです。
よもぎを摂取することで、スムーズな生理に必要な「十分な血液」と「循環」が揃います。
また、便秘解消やデトックス、貧血予防、リラックス(安眠)といった効果もあわせて得られるでしょう。
【よもぎ茶を取り入れるコツ】
- 生理前1〜2週間から取り入れる
- カップ1〜2杯を毎日飲む
- 温かい状態がおすすめ
- 生理が終わっても1ヶ月〜1ヶ月半は続けると良い
ある程度継続して飲むことが、効果を得られるコツです。
実際に、筆者も飲み続けて1ヶ月くらい経った頃の生理が一番楽でした。
痛みや違和感もなく、ドロっとした血液の塊もほとんど出なくなりました。
※なお、キク科アレルギーを持つ人や花粉症の人の中には、よもぎ茶で症状が出ることがあります。アレルギー症状が出た場合は、使用を中止して様子を見るようにしましょう。
※含まれる成分・ツヨンには子宮収縮作用があるとされています。過剰摂取は流産・早産につながるリスクが報告されているので、妊婦さんは量に気をつけてください。
足湯(炭酸)
足湯は、足先の冷えを一時的に解消するだけでなく、内蔵に温かい血液を送り込むことで活性化が期待できます。
腸や肝臓の血流を促し、便秘や下痢といった症状にも効果的です。
足湯用のバケツに適温のお湯を溜めて10〜15分ほど浸かるだけで、生理前の体内のサポートができます。
手軽なので、秋冬の寒い朝にもおすすめです。
足湯の効果を長持ちさせるために、炭酸のお湯を作ることをおすすめします。
重曹とクエン酸という2つのアイテムだけで、簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてください。
【炭酸足湯の作り方(足湯バケツサイズ)】
- 重曹(大さじ1強)をお湯に溶かす
- クエン酸(大さじ1)をお湯に加える
- 軽く混ぜてシュワシュワしたら早めに浸かる
※重曹・クエン酸とも食品グレードのもの(添加物用など)を利用しましょう。
重曹をクエン酸よりも少しだけ多めに入れるのがポイント。
炭酸を作ったら、抜けないうちに浸かるように気をつけてください。
なお、足湯を終えたお湯は拭き掃除などには使えますが、飲水としては不適切なので要注意です。
よもぎ蒸し
よもぎ蒸しは、子宮をよもぎのスチームで直接温める民間療法です。
腰まわりの内臓を効率よく温められ、生理時にスムーズに経血が流れるようサポートしてくれます。
定期的に行うことで、血流促進効果が高まり、発汗によるデトックスや代謝アップ効果も期待できるでしょう。
店舗に通うよりも自宅に設備を置いてしまう方が、経済的かつ衛生的です。
よもぎ蒸しの平均価格は3,000〜5,000円。毎週通うと、月4回で12,000〜15,000円です。
自宅でできるよもぎ蒸しセットなら1回あたり400円と経済的。しかも、移動費や予約の手間がかかりません。
国産メーカー製造の座器と壺、抗酸化作用が高いとされる沖縄産のフーチバーを採用しています。
株式会社日本メディカル研究所の「国産よもぎ蒸し座浴器セット」
女性のハーブティ
生理不調に効果的なハーブには、よもぎの他にもいろいろなものがあります。
- ラズベリーリーフ Rasberry Leaf:子宮を刺激して動かすお産のハーブ
- チェストツリー(チェストベリー)Chest Tree:生理対策の代表的なハーブ
- フェンネル Fennel:利尿作用や女性ホルモン活発化作用が期待できる
- レディースマントル Lady’s Mantle:生理前後の体調や気分を丸ごとスムーズに
- マザーワート Motherwort:無月経や月経遅延にも作用
上記のハーブがブレンドされた女性向けのハーブティを、よもぎ茶同様に取り入れることもPMS対策におすすめ。
※ラズベリーリーフは妊娠初期、チェストツリー(チェストベリー)は妊娠中や授乳中に避けた方が良いとされています。
筆者は、iHerbで下記ハーブティを買って飲んでいます。
Traditional Medicinals, オーガニックHealthy Cycle(ヘルシーサイクル)ティーバッグ16袋
生理の不調だけでなく、生理後の貧血による不眠にも効果があったときがありました。
なお、ハーブに関係して女性ホルモンを整える作用があるとされるアロマ・精油もあります。
- ゼラニウム Geranium:女性ホルモンに作用する
- クラリセージ Clary Sage:女性ホルモン系トラブルの解消、鎮痛作用
体を温めることで得られる他のメリット
体を温めることで得られるのは、生理に関する不調の改善だけにとどまりません。
- 花粉症やアレルギーの軽減
- 自律神経の調整
- 不眠の解消・寝付きが良くなる
- 血流・代謝アップ
秋冬の間の冷えが花粉症などのアレルギーに関係しているため、体を温めることで症状が軽減する可能性があります。
花粉症は肺がよく動くようになると軽くなっていくので、肩まわりの凝り解消なども効果的です。
また、自律神経が整い、生理後の不眠症状や寝付きの悪さも改善されていくでしょう。
血流促進による代謝アップももれなく付いてきます。美容や健康に嬉しい効果ですよね。
このように、生理痛やPMS対策として温める方法を取り入れることで全身が整っていくのです。
まとめ:体を温めて月経を楽に過ごそう
線が比較的細く、筋肉がつきにくい日本人女性の生理に関する不調は、血が足りていないことや子宮まわりの動きが悪いことに由来します。
特にダイエットや美容などで特定の食事法を実践している場合、経血を作り出すために必要な栄養が足りていない可能性が高いでしょう。
生理痛やPMS、PMDD、生理後症候群(PostMS)などが辛い場合は、先に紹介した方法を実践してみてください。
同時に、しっかりと栄養を摂取し筋肉を適度にキープする生活習慣の実践も同じくらい重要です。
もちろん、余計なものを食べない(入れない)、下着などで肌に触れさせないことも。。
個人の体質や体調によって細かく状況は異なるため一概には言えませんが、冷えが気になる人には効果的でしょう。
ぜひ試してみてください。
足湯用バケツのおすすめ↓
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