占星術や占いは「当たってなんぼ」と言われますが、果たして実際はどうなのでしょうか。
当たると言われる占い師や鑑定師はやまほどいますが、一方でイマイチ当たっていないと感じる人も大勢います。
その差は、占いの技術だけではなく、他のポイントに由来しています。
この記事では、占星術や占いがなぜ当たるのか、そのメカニズムや心理と的中確率についてまとめていきます。
筆者自身、占いは好きですし占星術は西洋占星術、インド占星術を学んだ経験があります。
その他、四柱推命や九星気学、タロットカードなども詳しくなった方で、だからこそ、占いとの付き合い方の重要性を実感しています。
どうして当たると感じられるのか、その背景や占い結果の捉え方を知ることで健康的に占いを楽しめるものです。
占星術や占いが好きな人はもちろん、占いにのめり込みやすい人、まわりにハマってしまっている人がいる人にも役立つ情報です。
占星術はなぜ当たる?
占星術の鑑定結果が当たると感じられる理由は複数あります。
占い師のヒアリング力、トークによる誘導のしかた、カードやダウジングストーンなどの読み方、占い師の態度や話し方などさまざまな要素が関係しています。
占星術の代表格である西洋占星術、インド占星術、宿曜占星術など占術が違っても同じで、占い全般に言えることです。
占星術=統計学?
占星術は統計学か、というとイコールではありません。
占星術の鑑定結果が当たる確率を数値で表すことはできないからです。
また、占星術の象意や読みはオカルトの領域を出ることはなく、量の計測は不可能なため統計学とは別もの、となります。
長い歴史があり、多くの人間の鑑定の正確さが証明されているというイメージが占星術にはありますが、根本は鑑定師の経験値による法則と神話、オカルトベースです。
そもそも的中確率の数値をどうやって計算して割り出すのか、計算式が必要になるのが統計学ですから、笑。
占いの的中確率とメカニズム・心理
占いの的中確率は、巷では6割から8割とか、高いと70〜80%と言われています。
大きく分けると占いは3つに分けられます。
- 命術(生年月日を使って割り出す)
- 卜術(ぼくじゅつ、偶然を読む)
- 相術(見えるものを使って読む)
高い的中確率を出しているケースで、ひとつ以上、複数の占術を活用しています。
西洋占星術は命術のひとつで、タロットカードやルーンストーンが卜術、手相や人相、顔相などが相術です。
西洋占星術とタロットカードの組み合わせはよく見ますよね。
複数の占術を使うことで、それぞれの得意分野を活かした鑑定ができるため、より的中確率が上がると考えられます。
占い結果が当たっていないとき考えられる原因
占星術をはじめ、占いが当たっていないと感じるとき、次の原因が考えられます。
・鑑定師(占い師)の表現や言葉遣いへの誤解
・そもそも占いに対して疑いが強い
・鑑定(占い)自体が浅く「個人」に対応しきれていない
・精神やスピリット、宇宙の仕組みを含めた全体(Whole)の視点がなく断片的すぎる
イメージや意味が共有できない表現や言葉遣いでは、占われる側の理解が追いつかず当たらない占いに終わります。
単なる占い師との相性だと割り切ることもできますが、せっかく鑑定してもらったのだから理解できるまで質問、確認したいところです。
初めての占い師の場合、こうした点を考えると15分、30分程度の占いは不便ですので、せめて1時間以上、2時間くらいが理想的でしょう。
占い自体に疑いを持っている人が占いをすること自体少ないでしょうが「占いなんてただのオカルト」と思っている人はそもそも当たっていないと感じるでしょう。
当然の結果です。
ただ、絶対に信じないと固く決めつけている人ほど、なにかのきっかけで180度反転して占いにハマる、なんてことがあるのが現実です、笑。
また、鑑定自体が浅く、自分という個人に対応しきれていない占い結果を聞いてもピンときませんね。
星の象意や読み方が教科書通りで、ネットで調べられるような内容の場合も当たっているとは言いにくいでしょう。
無料モニターなどでも見られがちです。
占い師側は経験を積んでより占いの質や精度を高められるでしょうが、占われる側としてはたまったものではありません、笑。
無料だからとモニターに応募することは避けるべきです。どんなものであれ「タダより高いものはない」です。
そして、宇宙の中の個人、体と精神、見えるものと見えない世界についての理解やストーリーがない場合にも、占いは曖昧に終わってしまいます。
全体(ホール)として考える視点が欠けたまま、断片的な占いを行うとどうしても限界にぶち当たります。
占星術は星占いなので宇宙を含めた視点が抜けることは少ない、かもしれません(そう思いたい)。
火星と金星、月と太陽と照らし合わせて相性を出す、といったやり方では不十分です。
それぞれのホロスコープ全体を見て、丁寧に緻密に特徴を拾い出し、方向性を出して総括していくのが占い師の仕事であり、そこにお客はお金を払っています。
- 占い師のブログやSNSなどの発信内容
- 過去の鑑定例やレビュー
以上の情報などを使って、自分に必要な鑑定、自分に合った占いを受けられるかどうかを判断する必要があります。
まとめ:占いは活用することが前提
占星術で出た情報や占いの結果は「自分がどう活用するか」が大前提で、占いにコントロールされてしまわないことが重要です。
占星術で自分の性格や特性、相性の良い人のタイプや天職エリアなど、いろいろなものを占星術で割り出せます。
ただ、占いの結果をどう扱うかは自分次第です。
当たっていると思えば自分のものとして取り扱い、今後の行動やライフスタイル、人間関係に役立てれば良く、ハズレだと感じたなら気にしなくていい。
一番注意しなければならないのが「占いに自分が縛られてしまわないようにすること」です。
お金や他人、過去の出来事同様、占い結果はただの占い結果。
自分の現実の一部ではありますが、それがすべてではなく、自分の一部になることもないのです。
ひとつの情報として自分が扱う側になることは、基本中の基本。必要以上に振り回されることのないように気をつけましょう。
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