「新しい生活様式」を定着させようとする世の中で、フリーランスはどう対応し変化していくのかをテーマにした記事です。
個人的な意見ではありますが、いちフリーランス論として読んでみてください。
フリーランスと新しい生活様式(New Normal)
以前、フリーランスに向いているのはどんな人かという記事を書きました。
フリーランスに向いている人のタイプを検索するような人は、どちらかというと向いていない、という喧嘩を売ったようなまとめになってしまいました。
しかし、あながち間違っていないと、いまの世情を受けて感じています。
今までのフリーランスも、これからのフリーランスも、基本的に適性や活動への姿勢は変わらないでしょう。
今後フリーランスに必要とされるスキル
今までも、これからも、フリーランスに必要とされるスキルはさほど変わりません。
むしろ、これからはフリーランスへの参入が一時的に減る確率が高いものの(経済が不安定なため)、それでも働き方を見直してフリーランスや個人事業主として独立する人は結果的に増えていくと思われます。
つまり、市場における競合は増えるので、さらにスキルを磨き、自分だけの武器を備える時間を増やす必要があります。
ポイントは専門性を増やす、というより軸を少しずらして考えてみてください。
それぞれの分野の重なった部分が、正真正銘自分だけの武器となります。
オンラインで活動してこなかった人であれば、オンラインで活動するよう準備していく、始めていく、慣れていく、といったステップです。
オンラインで活動している人であれば、趣味の延長でもいいし、興味があったことを始めるのでも十分でしょう。
何かを始めて定着させるのに、これほど邪魔が入りにくい静かな時間は見つからないのでは?
フリーランスで培われた能力がより活きる時代へ
フリーランス活動をする中で、培ってきた対応力や柔軟性が、どんどん活かせる時代だと感じています。
「人と同じように行動する必要がない」からこそ、どうするか
特に日本国内では、まだまだフリーランスは少数派であり、フリーランスになるということ自体、一般とは異なる行動です。
自覚があってもなくても、人と同じように行動する必要はないフリーランスだからこそ、「どの選択肢を取るか」が今まで以上に問われています。
気づいている人もいると思いますが、世の中に流れる情報には偏りがあります。
多くの人が見るメディアに流れる情報に違和感を感じるとき、極端に言ってしまえば、信じられるのは自分の感性だけです。
東京など都会に住んでいる人のうち、野生の勘だけに頼るほど感度が研ぎ澄まされている人は少ないと思いますが、最終的には自分を信じざるをえない状態に遅かれ早かれ行き着くでしょう。
横のつながり、コミュニティの重要性が顕著に
クラウドソーシングサービスなどを通じて新しい仕事を受注する方法もあります。
ただし、景気が右肩下がりになる中で、市場拡大は見込めないため、以前からつながりのあった人や企業からの受注などが主流になっていくと予測しています。
グループやチームなど横のつながりや、何かの共通点を持つコミュニティ内でのやりとりが多くなっていくでしょう。
同じ職種の仲間で集まれば、情報交換ができますし、「手が回らないから手伝ってくれないか」などと、仕事を振ってもらえることも出てくるはずです。
逆に異業種の集まりであれば、自分ができることを求めている人と出会えれば、仕事などの関係性へと発展する可能性もあります。
趣味など仕事に関係のないつながりから、思いがけない方向へと進むことだってありえます。
少しの将来さえも読めない今だからこそ、予期せぬ規模の嬉しい出来事だって期待しちゃえるのです。
結論:フリーランスとして活動する意義の再確認を
新しい生活様式が正式に発表され、新しい行動様式、New Normal(ニューノーマル)が徹底される世界が始まっています。
もともとフリーランスで活動している人の中には、動物の勘のようなものが働いて柔軟に動いている人も少なくないでしょう。
それこそがフリーランスをとおして身につく最大の武器でもあると、個人的に思っており、存分に発揮できる時代が来たと言えます。
一時的に仕事が減った、というフリーランス・個人事業主も多いかもしれませんが、今こそ「フリーランスとして活動する意義」を改めて問い直してみてください。
「自分にとっての」フリーランスでいる意義、目的がより明確になれば、何が起きてもフリーランスでやっていくと腹をくくれます。
一方で、フリーランスを辞めて企業に就職するという選択肢も、当分の間は可能性が限られるかもしれません。
しかし、就職するにしてもフリーランス的な思考が役立つことは間違いないです。
「どうやったら自分のスキルや能力を必要とする企業と出会えるか、雇ってもらえるか」
これからの時代は今まで以上に、自分だけのやり方で希望の仕事を勝ち取るしかないと、ひしひしと感じています。
自分の成長を止めることなく、常に磨き続け、どんな時代になろうとも自分の思った仕事と人生を積み上げていきましょう。
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