ビジネス英語では、日常生活で使う英語とは異なる言い回しやフレーズが登場します。
フォーマルで礼節ある英語を使うことは、ビジネスをスムーズに運ぶためにも重要です。
知っておくと便利なフレーズもたくさんあるので、この記事ですぐに使える便利な言い回しを紹介していきます。
貿易関連や外資系企業などの仕事を希望する人や、英語をビジネスで使う予定がある人に役立つ内容となっています。
ぜひ最後まで読んでみてください。
ビジネス英語の便利な言い回し・すぐ使えるフレーズ集
0.覚えておくべき鉄板イディオム
I appreciate your ~:あなたの~に感謝いたします。
※〜に入る単語例:support(ご支援)、cooperation(ご協力)など
I would like to ~:~したいと思います。
※want to〜よりもフォーマル
May I ~ ?:~してもよろしいでしょうか?
※Can I ~ ?よりもフォーマルな許可をお願いする言い方
Could you ~ ?:~していただけますか?
※Can you ~ ?よりもフォーマルなお願いの伝え方、丁寧さはCould>Would>Can you
I am afraid that 〜:恐れ入りますが、〜
※ネガティブな内容が続く
I was wondering if you could 〜:可能でしたら〜していただけますでしょうか?
※恐れ入りますが、的な言い回し
1.挨拶
Hello, My name is Fuka Ogawa. Nice to meet you.
こんにちは、わたしの名前は小川楓夏です。お会いできて光栄です。
※HiよりもHelloの方がフォーマル
You’re very welcome.
とんでもございません。※veryをつけるとよりフォーマル
It was a pleasure meeting you.
お会いできてうれしいです。
Nice to see you again./It’s good to see you again.
またお会いできてうれしかったです。※再会した人とのあいさつ
Nice to finally meet you./I’m so glad to finally meet you in person.
やっとお会いできてうれしいです。※メールなどでやりとりがある場合の初対面時
I appreciate〜:〜について感謝します。
2.オンラインミーティング
Firstly, I’d like to introduce myself.
はじめに自己紹介をさせてください。
Does it make sense to you?
意味がわかりますか?
It makes sense.
なるほど。
I understand that matter.
あの件について了解いたしました。
Certainly.
承知しました。※カジュアルだとAll right.
Could you say that again? /Could you repeat for me please?
もう一度おっしゃっていただけますか?
Shall we get back on the track?
本題に戻りましょう。※話題がそれたとき
I have another way of looking at this.
この件について私は別の見方をしています。※やんわりと反論したいとき
Can you please keep it down?
静かにしていただけますか?※会議中にまわりがうるさかったとき
Bring new ideas to the table:新しいアイディアを提案する
The bottom line is〜:要するに/最終的には〜
From scratch:ゼロから
3.電話
I am afraid that she is away from his desk in a meeting.
彼女は現在会議中で席を外しています。
Should I have her call you back?
折り返し電話をさせましょうか?
May I take your message?/ Would you like to leave a messsage?
伝言をお伺いしましょうか?
I cannot hear you properly. Could you speak up a little, please?
お声が聞こえにくいので、もう少し大きな声で話していただけますか?
Could you speak more slowly, please?
もう少しゆっくり話していただけますか?
4.メール
Thank you very much for your inquiry.
お問い合わせありがとうございました。
I apologize that it has taken so long to get back to you.
返信が大変遅くなってしまったことをお詫びいたします。
I am wondering if you have received our email on last Wednesday asking you to send us the documents of〜.
〜の資料をこちらにお送りいただけるよう先週の水曜日にメールをお送りしていますが、届いておりますでしょうか?
Please feel free to contact me if you have any concerns.
なにかあればお気軽にお問い合わせください。
When might be the most convenient time for you? Generally, mornings work best for me.
お話しするのにいつが都合よろしいでしょうか?通常ですと、私は朝が最も都合が良いです。
There seems to have been a mistake with your attachment.
あなたの添付物に間違いがあったようです。
I’m writing this email to ~:〜の件でお送りしています。
Kind regards,/Best regards,:メールの最後に入れる文言
ビジネスシーンの英語で大切なこと
ビジネスシーンで英語を使う際に念頭に置いておきたいポイントを書き出します。
カジュアルではなくフォーマルで礼儀ある英語を使うべき理由がわかっていると、自然と口から出てくる
1.マナーや礼儀は日本語と同じ
英語であっても日本語と同じように、マナーや礼儀は大切です。
つまり、丁寧語レベルの英語がビジネスシーンにおいては重要になってきます。
日本語の謙遜語までいかずとも、あまりにダイレクトな英文は、命令や指示に聞こえてしまい相手に失礼なので避けるべきです。
フレンドリーな印象の強いアメリカですら、日常生活の場面でも上から目線すぎて「なんなん?」と思われる言い方は完全にアウト。
(むしろ、アメリカはビジネスバリバリの国で、言葉使いひとつでいろいろ変わってきます。気をつけよう。)
ビジネスとなると、なお更マナーや礼節は必須です。
日本語同様に「相手に失礼のない」「相手の意見や働きを尊重する」言い回しを意識しましょう。
そのためにも、ここでまとめたフレーズや文章は参考になるはずです。
2.シンプルに意見を伝える
相手に伝えるべき内容を「シンプルに伝える」ことも大切です。
先ほどの1の内容と若干相反する内容かもしれませんが、必要最低限の英語でズバッと言い切れればきちんと伝わります。
ビジネス英語が苦手な人や最初のうちは特に、難しい単語や言い回しなどは考えず、必要最低限を押さえておけば良い、くらいの意識でOKです。
社内の会議などは、自分の意見を述べなくても卒なく終えられる、と思うかもしれません。
ただ、顧客や請負担当など外部とのビジネスミーティングではそうはいかず、必ず伝えるべきことがあります。
交渉であれば、こちらに優位なように流れを作ることが求められるでしょう。
そんな場面で黙って時間がすぎるのを待っていては何も進まないどころか、自分の仕事をしていないことになります。
事前に文章を紙に買いてアンチョコを作っておくなり、伝えるべき内容をまとめておくなり、工夫して会議に望みましょう。
3.無理しないで「持ち帰る・待ってもらう」
まぁ、どんな温度のやりとりかにも寄りますが「持ち帰って検討させてほしい」「少し待ってもらえますか?」という対応もOK!と思っておくことです。
スピード感もビジネスにはキーですが、よくわからないままなぁなぁで進める、あるいはテキトーに返答する、といった対応は最悪。
それよりは、「検討する時間がほしい」「判断するために必要な材料が足りないから考えさせてくれませんか」と正直に伝える方がずっと親切ですし、信頼性があります。
正直に答えてボツったらそれはそれ、と割り切ることも時には必要、かと。。
最終決断をしなければならない場面や、緊張感張り詰めるようなプレゼンには不向きな考え方、かもしれません。
そこまで切羽つまった機会はそうないでしょうから、お互いが気持ちよくやりとりしてWin-Winなビジネス関係を長期的に築いていくことを含めて考慮しましょう。
わからないことはわからない、時間がほしいときは待ってくれ、とはっきりと伝えるべきでしょう。
他にも、相手の名前をいち早く覚えて会話に入れることも、信頼性アップにつながります。
そして、どんな場面でも「ありがとう」と感謝の意をお忘れなく。
ビジネス英語の勉強方法
社会人が英語を改めて勉強するとなると、自分のライフスタイルや好みなどで勉強方法を選ぶのがおすすめです。
独学の場合は、ビジネス英語の教材や書籍、オーディオブックやPodcastなどを使って勉強を続けられます。
ただ、独学しながら学習スピードを上げたい場合は、英語のコーチをつけると良いでしょう。
ネイティブに本場の英語を習うと、独学だけでは見えなかった自分の苦手な部分やカバーしきれていなかった部分などを把握できます。
また、日本語同様、英語にも流行りのフレーズもあり、そうした生きた英語を効率的に身につけるためにも有効です。
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まとめ
英語の基本は「慣れ」ですから、紹介した便利なフレーズを覚えてどんどん活用していってください。
活きたビジネス英語を身につける一番てっとり早いやり方は、実際に使われているビジネス英語に慣れることです。
仕事などでビジネス英語を使う機会がある人などは、実際に現場で覚えられますね。
ただ、転職や就職でこれから英語を使う頻度が増える人は、事前にある程度フレーズで覚えておくと便利でしょう。
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