オンライン英会話レッスンを受ける際に、インターネットの通信容量や通信速度が気になる人もいるでしょう。
画面越しに顔をみながら会話ができるビデオ通話では、1回のレッスンでしっかり容量を消費します。
スマホのプランや会社によっては、速度制限がかかって低速となり、音声通話でしかレッスンが受けられなくなる可能性があります。
自宅の回線状況や契約している月の容量などを確認して、ストレスなくレッスンを続けられるようにしましょう。
この記事では、オンライン英会話レッスンに必要なデータ通信量と通信速度の目安を紹介します。
自宅から快適に英会話レッスンが受けられるよう、最適な通信環境を作るための対策もまとめています。
オンライン英会話レッスンを検討している人や、毎月のデータ通信の見直しを検討している人に役立つ情報ですので、ぜひご覧ください。
オンライン英会話レッスンに必要なデータ通信量
オンライン英会話でレッスンを受ける際に必要なデータ通信量は、音声通話とビデオ通話で異なります。
オンライン英会話の音声通話データ通信量
オンライン英会話を音声通話のみを使って受講する場合の通信容量です。
- 1分:約3MB
- 1レッスン25分:約75MB
1ヶ月に受講可能なレッスン数を、契約通信容量から算出した表を示します。
月の通信容量 |
受講可能なレッスン数
|
10GB | 133回前後 |
20GB | 266回前後 |
40GB | 532回前後 |
※1レッスン25分の場合
オンライン英会話のSkype・ビデオ通話データ通信量
オンライン英会話レッスンをSkypeなどビデオ通話をパソコンから受講した場合の通信容量をみてみましょう。
- 1分:約36MB
- 1レッスン25分:800MB〜1GB
契約通信容量から算出した1ヶ月に受講可能なレッスン数は、以下のとおりです。
月の通信容量 |
受講可能なレッスン数
|
10GB | 10回前後 |
20GB | 20〜21回 |
40GB | 40〜42回 |
※1レッスン25分の場合
利用する環境やデバイスによって実際の通信容量は異なるため、あくまでも目安としての参考データとしての算出ですが、音声通話とビデオ通話を比較した場合、受講できるレッスン回数に10倍以上の差が出ることがわかります。
月の通信容量が決まっているモバイルWifiを使って、オンライン英会話を受ける場合は、容量が間に合うかどうか検討しておくと安心です。
※上記はパソコンからの通信環境を計算したもので、スマホアプリのSkypeなどを使った通信の場合は消費容量が少なくて済む場合があります。
また、スマホやタブレットで上限7GBを超えると通信制限が発生する契約の場合も、低速になるので注意しましょう。
参考:DMM英会話・レアジョブ・ネイティブキャンプで消費するデータ通信量
オンライン英会話の大手3社、DMM英会話・レアジョブ・ネイティブキャンプでのレッスンで必要とされるデータ通信量をまとめます。
1. DMM英会話のデータ通信量
Eikaiwa Live*で1レッスン25分通話を行った場合、通信量の目安は以下となっております。
音声通話・・・約0.15GB (1分あたり6MBとして算出)
ビデオ通話・・・約0.75GB (1分あたり30MBとして算出)また、各データ通信量ごとの可能レッスン数の目安は以下となっております。
1GBの場合、音声通話のみでレッスン約6回分、ビデオ通話でレッスン約1回分
引用元:DMM英会話
*Eikaiwa Liveはビデオ通話ができるDMM英会話オリジナルのプラットフォームで、教材閲覧、チャットやノートまでレッスンに必要な機能がすべて完結。
2.レアジョブのデータ通信量
安定したネットワークのご利用をお勧めいたします。5Mbps以上を推奨いたします。
引用元:レアジョブ
レアジョブでは、独自のレッスン受講システム「レッスンルーム」を使って授業を受講します。
スマホの場合は「レアジョブ英会話」アプリ(iOS/Android)でレッスンルームが利用可能です。
レアジョブ公式HP内の利用環境のもとで正常に機能するので、事前に推奨されている利用環境をチェックしましょう。
3.ネイティブキャンプのデータ通信量
ネイティブキャンプの参考データ通信量は下記のとおりです。
1レッスンあたり(25分)のデータ通信量は、以下のようになります。
【1レッスンの通信量(25分)】
(PC・アプリ共通)
・双方映像あり
アップロード 80MB
ダウンロード 80MB・講師映像あり、生徒映像なし
アップロード 40MB
ダウンロード 80MB・講師映像なし、生徒映像あり
アップロード 80MB
ダウンロード 40MB・双方映像なし
アップロード 40MB
ダウンロード 40MB※推奨環境にてレッスンを行った場合の目安です。
引用元:ネイティブキャンプ
以上、3社で推奨されているデータ通信量について比較してみました。
独自のシステムなど、レッスンをスムーズに受講するために必要なデータ通信量は多少異なりますが、最初に紹介した目安データ通信量よりは少ないところが多いです。
そのため、先のデータ通信量を確保できるネット回線や通信環境を確保できていれば問題ないでしょう。
オンライン英会話レッスンに必要な通信速度
オンライン英会話レッスンに必要な通信速度について見ていきます。
利用する回線速度が上記を下回ると、正常に通話ができない可能性が出てくるため注意してください。
音声通話、ビデオ通話をストレスなく行うための通信速度の目安は、以下のとおりです。
- 音声通話:100kbps
- ビデオ通話(通常画質) :500kbps
- ビデオ通話(高画質):1.5Mbps
特別高速でなくても、光回線やWimax2+などの高速モバイルWifiがあれば問題なくレッスンが受けられます。
スマホで上限通信容量を超えた際の低速度は60〜120kbpsほどなので、ビデオ通話は厳しいでしょう。
低速にならないように日常的に通信容量に注意するか、モバイルWifiなどを別途契約して容量を増やすなどの選択肢がおすすめです。
オンライン英会話で快適な通信を確保する方法
オンライン英会話を快適に受けられる通信のために、試したい方法を2つ紹介します。
- データ通信量を節約する
- 通信速度を確保する
1.データ通信量を節約する
「急にインターネット回線は変えられない」「今の契約のままでオンライン英会話を始めたい」
そんな人は、データ通信量を節約する方法を試してみてください。具体的な方法は下記のとおりです。
データ通信量を節約する方法3つ
- 音声通話でレッスンを受ける
- レッスン中生徒側(自分)のカメラをOFFにする
- フリー Wifiを利用する
音声通話のみでレッスンを受けることで、データ通信量は節約できます。
どうしてもビデオ通話でレッスンを受けたい場合には、先生側の映像はONにして生徒側(自分)の映像をOFFにしましょう。
片方のビデオをOFFにするだけでも、データ消費量を減らせます。
また、近所のフリーWifiが使えるのであれば、選択肢としては有効です。
ソフトバンクWi-Fiスポット、docomowifiスポット検索などのほか、タウンWiFiなどのアプリで簡単に探せるのでみてみてください。
コワーキングスペースや駅、マクドナルド、スタバなどフリーWifiを装備している店舗も多数あります。
ただし、暗号化されたWifiのみを使うなど、セキュリティに十分配慮した上で利用する必要があります。
2.通信速度を確保する
「レッスン量を確保するために安定した通信環境を整えたい」「低速になるのを気にせずビデオ通話で学びたい」
そんな人には、通信速度を確保する対策がおすすめです。
通信速度を確保する対策2つ
- 有線のインターネット回線を利用する
- パソコン+ポケットWifiを使う
自宅に敷く有線タイプのネット回線は、通信速度が安定していて容量制限がないものが多いので、自宅から受講したい人に適しています。
自宅のインターネット環境をひとつにまとめることで、毎月の利用料を抑えられるというメリットもあるでしょう。
パソコンとポケットWifiのセットなら、音声通話より容量が必要になるビデオ受講にも十分対応できます。
オンライン英会話に最適な回線はwifi?光回線?
オンライン英会話をスムーズに受講するためには、音声通話とビデオ通話どちらも快適につないでいられる光回線か、容量を確保できるモバイルWifiがおすすめです。
- モバイルWifi:契約した日から格安で使えて携帯も可能
- 光回線:自宅での通信環境が圧倒的に安定
モバイルWifiの通信速度を比較したとき、おすすめなのは「Wimax2+」です。Wimax+2の受信速度の一例を紹介します。
- 1.2Gbps(Speed Wi-Fi NEXT W06機種の場合)
- 440Mbps(Speed Wi-Fi NEXT WX06機種の場合)
ビデオ通話にも十分耐えうる速度を確保できます。
モバイルWifiなら、リーズナブルな月額費用で製品が届いた日からすぐに使用を開始できます。
外出先に携帯することもできるので、オンライン英会話をコワーキングスペースやレンタルオフィスなどで受けたいときにも便利です。
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光回線を使うとなると、自宅で開通工事が必要となり、使用開始まで日数がかかってしまいますが、速度や通信容量といった条件は光回線の方が有利です。
光回線とモバイルWifiを比較すると、光回線の方が長期的に安定した通信速度や容量を確保しやすいでしょう。
自分のライフスタイルや求める通信容量を比較して選べるとベストですね。
Wimax2+が利用できるエリアにお住まいの方は、キャンペーンの多い「GMOとくとくBBWimax2+」をおすすめします。
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GMOとくとくBB WiMAX2+の実際の使い心地やレビューについては、下記記事もご覧ください。
最後に:通信速度や容量を確保してオンライン英会話を受けよう
オンライン英会話には、安定した通信速度と十分なデータ通信量が必要です。
音声通話だけならスマホの容量でも対応可能ですが、パソコンでのビデオ通話で映像を利用したい場合は足りなくなる可能性があります。
容量に制限がない光回線や、余裕を持って使える数十GB以上のモバイルWifiを検討すると良いでしょう。
快適な通信環境が確保できれば、ストレスなくレッスンが受けられて、集中的な英語力アップにもつながります。
通信速度や必要な容量を計算して、オンライン英会話スクールに合わせて通信環境を見直してみてください。
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