大手クラウドソーシングサイト、クラウドワークス独自の認定制度である「プロクラウドワーカー認定制度」。
プロクラウドワーカーとして認定されることには、受注側が得られるメリットがあるのか、という疑問に迫ります。
クラウドワークス「プロクラウドワーカー」の条件
公式サイトにおける認定条件詳細を転記します。
プロクラウドワーカー認定基準は、クライアント(発注者)様がお仕事依頼で重視するポイントを考慮し、下記6つを認定基準として採用しております。
1.納品完了率(固定報酬制) 90%以上(過去1年間)
2.総合評価 4.8以上(過去累計)
3.獲得報酬額 月間200位以内(過去1年間で1回以上)
4.スカウト数 5回以上(過去1年間)
5.コミュニケーション評価 4.8以上(過去累計)
6.プロフィール&自己PR 入力済(過去1年間)※職種部門とは?
みなさまのご登録職種を、下記4つの部門に大別したものです。
◇デザイナー部門 ◇エンジニア部門 ◇ライター部門 ◇ビジネス部門
(公式サイトより)
結構細かな条件設定です。
自分ですぐにできるのは6くらいで、ほかは仕事をした相手からの評価、報酬額、スカウトが来たかどうかといったところになります。
プロクラウドワーカー認定の見直しが半年に一度
プロクラウドワーカーのメリット
プロクラウドワーカーとは、全クラウドワーカーの中から定められた基準を満たした人だけを選抜した、仕事能力の高いプロフェッショナル集団です。
プロクラウドワーカーになると、仕事が集まりやすいため、収入向上も期待できます。
(公式サイトより)

(公式サイトより)
月間契約額のアップ、契約単価のアップが公式発表のメリットとなります。
また、認定者の7割以上は満足と回答している、とのこと。
他にも
- プロクラウドワーカーという肩書きに対する自身の満足度が得られる(承認欲求が満たされる)
- 認定を気にする方、初めて仕事を発注する方などには目安になる
などメリットがあります。
【わかりやすい】クライアント側から見たプロクラウドワーカー
こちらの方が受注側にとってもわかりやすいです。

(公式サイトより)
コミュニケーション力や業務実行力が高く、質の良い仕事をしてくれる人材である、というのがプロクラウドワーカー認定の意味とも取れます。
指名料タダ、という言い方はちょっとひっかかります。
プロクラウドワーカーかどうかは非表示にできる
自分がプロクラウドワーカーかどうかは、プロフィールから確認することができます。
その際、「無効にする」ボタンをクリックすることで、プロクラウドワーカーであることを非表示にできるようです。
【個人の体験談】プロクラウドワーカー継続認定のお知らせ
クラウドワークスの「プロクラウドワーカー」認定のお知らせメールが届きました。

正しくは「継続認定」、つまり前回も認定されていてそのまま変わらずプロクラウドワーカーのままです、というお知らせでした。
クラウドワークスを利用しはじめ、もう5年が経とうとしていますが、半分以上はプロクラウドワーカーだったかもしれません。
某ランサ○ズなど他のサービスはほとんど使わず、クラウドワークスONLYで仕事してきましたから、当然といえばそうでしょう。
「プロクラウドワーカー」歴の中で、ぶっちゃけメリットはあったか?
個人の体験としては、プロクラウドワーカー認定によるメリットは特に思い当たらないというのが正直な意見です。
一度だけ、契約してくださった貿易関連企業の代表さんからは「プロクラウドワーカーさんなら安心」と言っていただけました。
でも、その案件ひとつのみなので、メリットと言えるのかどうか微妙です。
「プロクラウドワーカーだからスカウトしました!仕事を依頼したいのですがどうですか?」といった流れは、私のところには来たことがありません。
結論:プロクラウドワーカーは気づいたらなったくらいで良い

(公式サイトより)
クラウドワークスにおいて仕事を受注しているフリーランスや副業家の方は、プロクラウドワーカー認定は気にしなくて良いと思います。
むしろ、丁寧に仕事をこなしてクライアントとのコミュニケーションを円滑に行うことの方が大事。
ごく当たり前を愚直に繰り返すことで、気がついたら認定されていた、くらいで良いと思います。
ライター部門は、Pro認定条件を満たせるかは、クライアントや案件次第でどうか大きく異なります。
エンジニア部門やビジネス部門など裁量が異なる職種では、簡単に認定されることもあるでしょう。
目の前の仕事、クライアントさんと必要十分なやりとりを行うことが、最優先です。
クラウドワークスで仕事を受け続けて5年、クライアント様からもさまざまお話を聞く機会が増えてきました。
副業としても気軽に始められるライター業においては、特にユーザーの「質の差」が広がっていることをよく指摘されます。
「え、そんなのアリ?!」とぎょっとしてしまうくらい、マナーや礼儀のないケースが増えている、と。
だからこそ、社会人として、働く人間として「当たり前」という大前提を、いま一度大切にせねばと思い直した次第です。
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